御手洗潔のメロディ の商品レビュー

島田荘司(著者)

2009/10/04

この四編のうち、一番好きなのはやはり『SIVAD SELIM』です。

御手洗のギターと老人のトランペットの見事な競演の描写の素晴らしさと、老人の正体が明かされるときの驚きは秀逸です。そして、物語を締める最後の一文が心に染み入りました。

2009/12/14

御手洗シリーズ短編集
『IgE』
『SIVAD SELIM』
『ボストン幽霊絵画事件』
『さらば遠き輝き』

やっぱり短編ですね。御手洗シリーズの短編は文句無くいい。最後の話はレオナだけなんで、あまり思い入れは無いのだが、SIVAD SELIMは好きだな。別に事件も無くて結もみえてるが、これは石岡くんが笑える。この話の石岡くんは強引だ。御手洗ばりの強引さ。これに関しては御手洗の言い分の方がスジが通ってる。それを無茶な言い分でわめくんだから殆ど子供。それがツボに入った（笑）