1,800円以上の注文で送料無料

続 氷点(上) の商品レビュー

3.9

50件のお客様レビュー

  1. 5つ

    14

  2. 4つ

    17

  3. 3つ

    13

  4. 2つ

    3

  5. 1つ

    0

レビューを投稿

真実の出生の秘密を知…

真実の出生の秘密を知り、苦悩する陽子。生きることの意義を問う問題作。

文庫OFF

出生の秘密を知り、自…

出生の秘密を知り、自分と実の母を許せない陽子・・・陽子は自己犠牲の精神が強いと思いました。

文庫OFF

前作は「原罪」がテー…

前作は「原罪」がテーマでしたが、このテーマは「ゆるし」です。陽子の心情を追求され、彼女の成長を感じ取ることができます。みながどうゆるし、ゆるされるのか。前作より人間味に溢れています。

文庫OFF

陽子の生き方が胸を苦…

陽子の生き方が胸を苦しくさせます。自分自身を省みる機会を与えてくれた作品です。

文庫OFF

本編ほどの衝撃はあり…

本編ほどの衝撃はありませんが、淡々とした陽子の生き様が逆に痛々しいです。若くして人生を客観視するような姿勢が哀しい。

文庫OFF

2024/01/17
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

続になってからのほうが、好き。 自分1人ぐらいと思っていけない。その1人ぐらいと思っている。自分にたくさんの人が関わっている。ある人がデタラメに生きると、その人間の一生に出会う。すべての人が不快になったり、迷惑を被ったりするのだ。そして不幸にもなるのだ。 一生を終えて、後に残るのは、我々が集めたものではなくて、我々が与えたものである

Posted byブクログ

2021/09/26
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

読み始めてすぐ『氷点』の持つ重苦しい空気を思い出し巻き込まれていった。 潔癖な陽子のことを、大袈裟だなとは思えない。人を軽蔑する気持ちや、自分を疑う気持ちは、自分でもどうにもできないから。 憎い人にも良い一面があるということを私たちは認めたくないけれど、人間の持つ様々な性質をより深く知っていくことで見えてくる答えがあるんじゃないかと思える。簡単には出ない答えを探り続けなければならない。そしていつか死を迎えるときには、醜い感情を手放して「ゆるされて終えたい」と自分も思うのかもしれない。

Posted byブクログ

2019/03/31

氷点の時のドロドロとした昼ドラ的な雰囲気はなんか落ち着いた感じ。 なんだかいろんなことで悩んだり苦しんだり怒ったり悲しくなったり時には嬉しかったり。 人間同士の関わり方の難しさとか生きていくことの難しさだとか色々考えさせられた。 下巻ではどういう風に着地するんだろう。

Posted byブクログ

2018/08/03

評価は5(++) 内容 【あなたは殺人犯の娘なのよ】という母の声を遠くに聞きながら睡眠薬を飲んだ陽子…。愛憎交錯するなかで、悩み、成長してゆく陽子の姿を通して、罪のゆるしとは何かを世に問う感動の巨編 相変わらず我が儘で大人になりきれず自己中心的な夏枝に苛つくものの、陽子を囲む...

評価は5(++) 内容 【あなたは殺人犯の娘なのよ】という母の声を遠くに聞きながら睡眠薬を飲んだ陽子…。愛憎交錯するなかで、悩み、成長してゆく陽子の姿を通して、罪のゆるしとは何かを世に問う感動の巨編 相変わらず我が儘で大人になりきれず自己中心的な夏枝に苛つくものの、陽子を囲む周りの人びとが本当に思慮深くいい人ばかりなのでつい読んでしまう。しかし、夏枝は何とかならんもんか(`_´)こういう常識知らずの奥様いるよね~。主役じゃ無いのに私にとっては凄い存在感だわ。

Posted byブクログ

2016/10/24

自分はどのタイプっていうかんじではなく、揺れる感情がどの登場人物にも共感できるところが一つや二つあるところがなんだか心を見透かされているような感じ。物語が進につれて心情が変化していくんだけど、また嫉妬深さがでたり優しくなったり相手のことを思えたり。いろんな角度からの感情がイライラ...

自分はどのタイプっていうかんじではなく、揺れる感情がどの登場人物にも共感できるところが一つや二つあるところがなんだか心を見透かされているような感じ。物語が進につれて心情が変化していくんだけど、また嫉妬深さがでたり優しくなったり相手のことを思えたり。いろんな角度からの感情がイライラさせ、またちょっと共感しながら読んでました。 でも辻口夫婦だからか。夫婦ってこんななの? しっかし生きるって大変だなぁ。 罪を大きな石ころと小さな石ころで例えたところはおもしろかった。 辰子さんかっこよすぎ。ひとり芯のあるひとがいるだけで救われる。

Posted byブクログ