価格破壊 の商品レビュー
久々にレビュー書きます。 城山三郎氏の著作を読んだことなかったので、時間があって古本屋で見てたらこちらを発見。思わず購入。 モデルは、ダイエーの中内氏といわれています。 戦時経験、薬からはじめていろんな軋轢を乗り越えながら価格破壊にひたすら突っ走る。といった点は確かにモデルどお...
久々にレビュー書きます。 城山三郎氏の著作を読んだことなかったので、時間があって古本屋で見てたらこちらを発見。思わず購入。 モデルは、ダイエーの中内氏といわれています。 戦時経験、薬からはじめていろんな軋轢を乗り越えながら価格破壊にひたすら突っ走る。といった点は確かにモデルどおりなのかなと。 小説としては、一気に読了でき、面白かった。 よく、経済小説の開拓者といわれるが、思ったよりは経済経済してなかった。そういう意味ではちょっと期待はずれ。 でも、流通について、背景知識がない中でも読みやすく、 主人公の価格破壊への執着、のめりこみ方は、一人の社会人として参考になるし、それがあるおかげで面白い小説だった。 ヒロインも上手く面白さを演出している。
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名前からして、おもしろくなさそう。経済小説?なんてジャンル、聞くからに興味なかったのですが、一気に読めました。 城山三郎氏は、やっぱり戦時の荒波にもまれた人なのでしょう。主人公は戦時中の地獄生活に比べればすべて天国だと、逆境に打ち向かっていきます。 しかし、価格破壊にそこまで入れ...
名前からして、おもしろくなさそう。経済小説?なんてジャンル、聞くからに興味なかったのですが、一気に読めました。 城山三郎氏は、やっぱり戦時の荒波にもまれた人なのでしょう。主人公は戦時中の地獄生活に比べればすべて天国だと、逆境に打ち向かっていきます。 しかし、価格破壊にそこまで入れ込まなくてよくない?と思うけど、一生懸命だからこそ、話がおもしろくなります。 やはり、おもしろいのは尾頭家との関係。美人で聡明なのに若くして、いろんな判断と苦労を強いられます。 最後には、主人公がすごい大成功を収めて終わるハリウッド的なハッピーエンド物語。
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