悪魔が来りて笛を吹く の商品レビュー
読了はかなり前です。表紙もこれではなく、おどろおどろしい極彩色の怪しい絵だったのですが(笑)、変わってしまって残念です。 金田一シリーズの名作に多い、地方で発生する耽美怪奇な殺人事件とはうって変って都会で発生する事件ですが、旧華族の登場や耽美的な雰囲気はそのままで、事件の端緒も血...
読了はかなり前です。表紙もこれではなく、おどろおどろしい極彩色の怪しい絵だったのですが(笑)、変わってしまって残念です。 金田一シリーズの名作に多い、地方で発生する耽美怪奇な殺人事件とはうって変って都会で発生する事件ですが、旧華族の登場や耽美的な雰囲気はそのままで、事件の端緒も血の因業を伴うものなので、金田一耕助が解決する事件としてはそのものぴったしですね。 現代感覚からすれば「悪魔誕生」は理解し難いものだが(笑)、ページをめくるのももどかしくドキドキ気になったものでした。(笑) フルートの音色は小説だと当然わからなくて残念だったのですが、ドラマや映画で流れた音色を聴いてしっくりきました・・・。(笑) 謎の展開過程も横溝ならではで、金田一耕助シリーズの代表作と言えるだろう。 ※2012年5月29日追記 あれっ?表紙が以前のものに戻っている・・・。この方が良いです!
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戦後の混乱期を舞台に、ある旧華族に忍び寄る「フルート怪人」。そして、「悪魔ここに誕生す」の意味とは? ごぞんじ金田一耕助の推理が冴えわたる傑作推理。 【志學館大学】ニックネーム:まめしば
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you can read from start to end at once. this is great book of made by his.
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杉元一文の表紙の本はあれ以来見つからず・・・。フツーに本屋で買いました。 宝石屋で強盗殺人事件が起きた後に自殺した椿伯爵の家族をめぐる殺人事件。 斜陽族の貴族一家を舞台に、暗いフルートの旋律や密室殺人なんかのドロドロしたテイスト満載。あと近親相姦ネタが出てくるのでこれまた...
杉元一文の表紙の本はあれ以来見つからず・・・。フツーに本屋で買いました。 宝石屋で強盗殺人事件が起きた後に自殺した椿伯爵の家族をめぐる殺人事件。 斜陽族の貴族一家を舞台に、暗いフルートの旋律や密室殺人なんかのドロドロしたテイスト満載。あと近親相姦ネタが出てくるのでこれまたエグイ。 今まで読んだ金田一作品で最もエグかったかも。あと終わり方も気まずい、何となく。
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「ああ、悪魔が来たりて笛を吹く」 横溝氏お得意のどろどろの人間関係。フルートはそういうことだったのか……
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金田一シリーズの中でもおどろおどろしさより人間間のどろどろが目立つ作品。 人間の醜さが目につく。
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ロスマクドナルド的展開で悪くないんだけど、今の感覚からするともうちょっとドロドロした部分を書いてほしかったかも。
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横溝正史さんのかの有名な『金田一耕助シリーズ』です。 これも全て好きなのですが、代表してこちらを。 金田一耕助という名前は皆知ってるだろうと思いますが、読んだことある方はどれくらいいるのかしら…?と思います。 映像作品とかで見たことあったりするかもしれませんが、私は断然小説を...
横溝正史さんのかの有名な『金田一耕助シリーズ』です。 これも全て好きなのですが、代表してこちらを。 金田一耕助という名前は皆知ってるだろうと思いますが、読んだことある方はどれくらいいるのかしら…?と思います。 映像作品とかで見たことあったりするかもしれませんが、私は断然小説を推します! こういうのはなんだか気が引けるのですが…、なんだか横溝さんの文体は非常に可愛らしくて…ちょっと二次創作の小説のような雰囲気なんですよね。笑 超失礼ですよね本当にすいません!! でも、なんというか…キャラがすごく可愛らしくてすごく人間らしくておちゃめで…二次創作してしまっている人間と同じくらいにそのキャラが好きだからこんな風に描けるのかな、と思います。 お話自体は探偵ものなのでガンガン人が死んでいってちょっと怖いんですが、魅力的なことには変わりありません。 一つのお話につき必ず一人は美少女やイケメンが出てくるので私はそれが楽しみだったりもします。笑 まぁ、結局金田一さん萌え!!なんですが。笑
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私が持っている本とカバーイラストが違います。 ドラマ、映画と映像化され、金田一耕助作で「犬神一族」「八墓村」に次いで有名じゃないでしょうか。 親近相姦による悲劇は嫌悪感と悲壮感が相まって読み応えのある作品です。
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横溝先生の金田一シリーズは、どれも面白いのだけれど…京極夏彦先生の陰摩羅鬼の瑕つながりでこちらを推薦。 何度も読み過ぎて旦那に怖がられたと言う私…wwww それくらい好きですーv
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