日本語の作文技術 の商品レビュー
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読み手にとって分かりやすい文を書くために ・主題を頭に持ってこない。読む側にとって分かりやすいわけではない。 持ってくるのは、「なんとなく大事そうだから持ってきた」証拠。 ・段落は、かなりのまとまった思想単位。段落のいい加減な人は、書こうとしている思考もまたいいかげんで、不正確で、非論理的だと見られても仕方ない。 ・紋切型を平気で使わない。そのことによる事実の誤りにも気付かなくなる。 唇を噛み締めた→本当に唇を噛み締めた? ★たいていの人は、この通念化の衝動に負けてしまう。負けてしまう結果、その奥に潜む本質を見逃してしまう。 ・笑わせたいときほど、真剣に書く。面白いと読者が思うのは、素材そのものを読者が追体験できるとき。 ・読点の打ち方 1.長い修飾語が二つ以上ある時、その境界に点を打つ 2.語順が逆の時に点を打つ
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弁理士をしている方に教えていただいた一冊。エッセンスが多すぎてまだ全て読めていない。 すぐ使える技術として、複数の修飾語が一文にある場合、長い修飾語は前に、短い修飾語は後ろにすると読みやすい、ということを学んだ。 ①速く走る ②止まらずに走る ③ライトを消して走る ①~③をその原則にのっとって書くと、 「ライトを消して止まらずに速く走る」、となる。
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素人には少々難しく感じられる部分もあった。 しかしながら、誰でも「文章を書く」という行為はあるだろう。そのような場合に最低限の知識はもって文章を書くべきだと思わせられた。 それほど簡単なことではないだろうが、少し気をつけて文章を書くだけでもだいぶ改善されるのではないかと思う。 こ...
素人には少々難しく感じられる部分もあった。 しかしながら、誰でも「文章を書く」という行為はあるだろう。そのような場合に最低限の知識はもって文章を書くべきだと思わせられた。 それほど簡単なことではないだろうが、少し気をつけて文章を書くだけでもだいぶ改善されるのではないかと思う。 これから何かしら「文」を書くときには気をつけたい。
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この本に書かれているテクニックは広まっていて、現在ネット上にある「文章の書き方」サイトにはたいてい載っているし、他の本のテクニックもまとめて整理されていて大変分かりやすい。 それなのに著者の個人的な主張が顔を出し、本来の作文技術から脱線することしばしばな本書を読む価値はどこにある...
この本に書かれているテクニックは広まっていて、現在ネット上にある「文章の書き方」サイトにはたいてい載っているし、他の本のテクニックもまとめて整理されていて大変分かりやすい。 それなのに著者の個人的な主張が顔を出し、本来の作文技術から脱線することしばしばな本書を読む価値はどこにあるのか。 それは文章を書く行為に自覚的になるからだろう。通読すると普段自分の書いているいる文章に目線が向き、いったいどうしたらわかりやすくなるのかと考えるようになる。 さらに読んでは新聞記事を見ても慣用句・紋切り型・書き出しなどに注目するようになった。 毒が強くて座右には置いておきたくないほど著者の主張が鼻につく。そんなかなりの欠点が本書はあるけれど、文章を書く行為に興味を持つようになる点は類書より上だろう。
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どのように書いたらわかりやすい日本語になるか、という事を説明した本。 この本の中でためになったのが「テンの打ち方」「修飾語の順序」の2つである。 ルールがあってないようなこれらの項目について、新聞記者という経験から得たとても実践的かつ理論的に説明している。 また読み返したいと思わ...
どのように書いたらわかりやすい日本語になるか、という事を説明した本。 この本の中でためになったのが「テンの打ち方」「修飾語の順序」の2つである。 ルールがあってないようなこれらの項目について、新聞記者という経験から得たとても実践的かつ理論的に説明している。 また読み返したいと思わせる本である。 以上
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小説や詩歌などの文学的文章ではなく、事実的・実用的文章を書くための技術解説。とはいえ本書のわかりにくい文章の分析と検証、わかりやすい文章を書く技法は文学的文章を書く上でも参考にすべき部分は大いにあると感じた。いままで海外作品の翻訳ものがどうも何か文章として変、読みにくく感じにくい...
小説や詩歌などの文学的文章ではなく、事実的・実用的文章を書くための技術解説。とはいえ本書のわかりにくい文章の分析と検証、わかりやすい文章を書く技法は文学的文章を書く上でも参考にすべき部分は大いにあると感じた。いままで海外作品の翻訳ものがどうも何か文章として変、読みにくく感じにくいと思って苦手だった。翻訳調文章のわかりにくさが構文法の変換を片手落ちにした翻訳にあるとの考えを本書で読み、その原因がわかったような気がする。個人の考えや感情、思想が滲んで辟易する部分はあるが、それに目をつぶれば名著。
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もっと早くこの本に出会いたかった。文を分かり易くするための修飾・読点・助詞の使い方をわかりやすく解説してくれている。特に新聞記事などの引用による悪文例が充実しており、ついやってしまいがちなミスにハッとさせられる。非常に実用的な一冊である。
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良い文章とはどんな文章なんだろう?という日頃からの疑問をだいぶ解消してくれた。 本書の目的は「読む側にわかりやすい文章を書くこと」である。つまりはわかりやすい文章が良い文書である。どのように書くことが読み手にわかりやすいのか「修飾の順番」や「句読点」「助詞」などをていねいに解説...
良い文章とはどんな文章なんだろう?という日頃からの疑問をだいぶ解消してくれた。 本書の目的は「読む側にわかりやすい文章を書くこと」である。つまりはわかりやすい文章が良い文書である。どのように書くことが読み手にわかりやすいのか「修飾の順番」や「句読点」「助詞」などをていねいに解説している。 あげられている本書の具体例を書こうと思ったのだけれども、かなり長ったらしくなるのでやめました。 細かい文法の話に耐えることで今までとはひと味違った自分の文章に出会えるのではないかと思う。
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長年、文章を書くときに悩んでいたことが解決しました。特に句読点の打ち方はずっと悩んでいました。感謝です。 本書で指摘されてはじめて気づきましたが、学校で教えてくれていないんですね。日本語の文章について無知なことにも気づき、もっと日本語に向き合わないといけないなと実感しました。 自...
長年、文章を書くときに悩んでいたことが解決しました。特に句読点の打ち方はずっと悩んでいました。感謝です。 本書で指摘されてはじめて気づきましたが、学校で教えてくれていないんですね。日本語の文章について無知なことにも気づき、もっと日本語に向き合わないといけないなと実感しました。 自分の子供にも、会社の後輩にも、本書(子供には中学生からの・・・の方がいいですね)を勧めたいです。
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今まで文章の書き方について、僕は意識して学んでいなかった。そのため、具体例を交えながらどうすればわかりやすい文章となるかが示されており、これから参考にしてみたいと思った。 例文や文章の端々にポリティカルなトピックを不必要に交えていた点と、この本自体が古く現在では使えないかもと考え...
今まで文章の書き方について、僕は意識して学んでいなかった。そのため、具体例を交えながらどうすればわかりやすい文章となるかが示されており、これから参考にしてみたいと思った。 例文や文章の端々にポリティカルなトピックを不必要に交えていた点と、この本自体が古く現在では使えないかもと考えた部分もあった点を考慮しての4つ星かな?
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