ありがとう、さようなら の商品レビュー

瀬尾まいこ【著】

2010/03/25

とても短く読みやすいエッセイが詰まっているので、電車に乗ってるときや、ちょっとした待ち時間にもいいかも。

心温まるお話ばかりで、ちょっと涙ぐみそうになったりして。
『見えない誰かと』よりも文章も洗練されていて、言葉は簡単なものばかりなのに、しっかり心に染みます。

2010/02/28

2010.2.25再読

さらりと読めてしまうけど、中身はしっかりしている。
「見えない誰かと」より洗練されているなぁとしみじみ…
今ごろは、たぶん２回目の３年生を担任しているんじゃないかなぁ、
とも思いつつ…

2010/02/15

瀬尾まいこさんフェア。
今日はエッセイを読みました。
エッセイって作家さんによって好みが別れるんですけど瀬尾さんのエッセイは読みやすく面白かったです。

中学校の教師をやっているので私にとってかなり参考になるエッセイでした。
最近自分が将来何をやりたいのか自身を失っていたので瀬尾さんのエッセイを読んで「教師」という仕事の魅力を教わりました。
やっぱりこの仕事に就きたいという思いを再確認することが出来ました。
教師って自分の犠牲がすごくある仕事だと思います。
休日は部活動だったり、資料作成だったり…。
でもその分感動もすごく多い職業ですよね。
瀬尾さんのように心から楽しいと思える職業ってなかなかないんじゃないかな。

高校教師を目指していましたがやっぱり中学もいいな…。
その前に免許取れるように頑張らなきゃ。

子どもはすぐでかいことを言う。できそうもない目標でも平気で立てる。だけど、中学校っていう場は、それもＯＫだと思う。時間がかかったって、完全にかなえられなくたって、ちょっとずつ近付いていく姿は、 ちょっとおかしくて、とても格好いい。

中学生は想像以上にたくましい。不器用だったり、へたくそだったりするけど、生きる力を教えてやろうとする私たちの何倍も生きていく力がある。

方法はどうであれ、窮屈で大変な学校という場で毎日を送っている姿はすごい。そんな中で成長していく様子はきらきらしている。そんな生徒たちと毎日一緒にいられる仕事は、やっぱり素晴らしい。

2010.010

2010/02/12

やっぱり瀬尾さんの文章がとても好きです。温かいんだよねー。私よりも２つ年下なのですが、学校の先生って言うのはパワフルでないとやっていけないね。私なんて日々楽な生活していても夜になると疲れてしまうのにさ、先生って言うのは毎日が私で言うところの息子の試合の日のような忙しさで、参観会のようなものなのですよ。慣れもあるだろうけど、たくさんの子供達と向き合って、いろんなことに頭を悩ませて、慌しく動き回る。これはすごい体力が要るよなぁと感心しながら読みました。

とても面白かったです。とても感動しました。

これはエッセイなのですが、短編小説のような面白さがあります。難しい本を読んだ後に読むとホッと出来ますよ。

2010/01/12

なんども泣きそうになりました～。
作家をしながら中学教師をされてる、
いや、中学教師をしながら作家をされてる瀬尾さんの、
中学校でのエピソードが主なんですが、
その中の出来事ってほんっとにフツーの行事だったりするんです。
でも一つ一つがとっても輝いてる。
それは生徒たちの人柄でもあり、その生徒たちを教えている瀬尾さんの人柄でもあるんだなーと思いました。

2009/12/10

こんな、ふんわりした先生っていいなぁ。
でも、自分が中学生の頃を思うとぜったい嫌な態度取ってるんだろうな～

2010/05/02

瀬尾さんのやさしい人柄が伝わってくるエッセイ。
教員生活って楽しくて温かい事ばかりじゃなく、そこに書かれてない大変なことの方が多いと思うけれど、それでも頑張れるのはそこに人との温かいやりとりがあるからなんだろう。瀬尾さんは本当にこの仕事や生徒たちがが好きなんだな。そんな気持ちが伝わってくるエッセイ集です。

2009/11/25

明日からの旅行に備えてGreenwich図書館で大量に借りてきたうちの一冊。といっても娘が借りてきたものを横から読んでみたらおもしろかったので、旅行前日の今日読み終わってしまった。
実は中学校の先生もしている人気作家の瀬尾まいこさんのエッセイ。中学の先生のblogを読んでいるような感じ。
小説はかなりきつい現実を書いているものもあるが、このエッセイの中に出てくる人は彼女も生徒も含めてみんなほんわかしていて、ああこの人はそういう人なのだなーと再発見。

2009/11/16

瀬尾まいこさんは中学校の先生をされています。
「幸福な食卓」「温室デイズ」等で、学生のみずみずしさと繊細さをリアルに表現しているのは、学生の中で過ごしていて感性に触れることができるからこそだと感じました。

中学生の時は、行事やテストや・・・目の前のことに一生懸命だったなあ。
女子がグループに分かれていて輪から外れないように気をもんだり、代わる代わる誰かがいじめややっかみの標的になっていたり・・・社会人とはまた異色な人間関係があったなあ。
瀬尾さんが教え子達を温かく見つめるエッセイを読んでいると、そんな振り返りをする楽しさがあります。
逆に、私がお世話になった先生は、私達クラスの子達のことを瀬尾さんのように見守ったり面白がっていたのかな？と思うと不思議な気持ちになります。

先生や、中学のクラスの子達は元気かな？ふと懐かしくなりました。

2009/10/07

「図書館の神様」の瀬尾まいこの勤務先の中学校のエピソード集。
多少の脚色があるかもしれないが、純真な中学校に少し昔の話なのかと思ったが、筆者は1974年生まれ。
さほど昔の話でもないらしい。
好きなエピソードは、てるてる坊主のてるこさんのエピソード。運動会に向けて作った生徒の人数分のてるてる坊主を作った筆者に、生徒が作った巨大てるてる坊主が産んだことにすべしと、生徒に見せる演出をものすごい熱意で演技指導する同僚の先生が笑える。