2ちゃんねるはなぜ潰れないのか? の商品レビュー
興味深いのはひろゆき氏と佐々木俊尚氏の対談。現状の中でうまく立うち回ろうとするタイプが、ひろゆき氏なんだよなぁと実感。インターネットに未来はあるか?という話について、私見だが、なすようにしかならないのではないか、というのが正直な所。人間の本性がモロに出る場所がインターネットなので...
興味深いのはひろゆき氏と佐々木俊尚氏の対談。現状の中でうまく立うち回ろうとするタイプが、ひろゆき氏なんだよなぁと実感。インターネットに未来はあるか?という話について、私見だが、なすようにしかならないのではないか、というのが正直な所。人間の本性がモロに出る場所がインターネットなので、どうしようもない人間が多数をしめればどうしようもなくなるし、それを統治できる良識派が現れればみんながハッピーになれるし。 結局、良識層とアングラ層の2極化が進むのではないのでしょうか。
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※このレビューにはネタバレを含みます
「2ちゃんねるはなぜ潰れないのか?」は、 「2ちゃんねる」の管理人だった「ひろゆき(西村博之)」さんが 話したことを書き起こした本です。 この本のハイライトは、 ひろゆきさんと佐々木俊尚さん(ジャーナリスト)や 小飼弾さん(プログラマー)との対談です。 ひろゆきさんという人は、インタビュアーとしても面白いです。 相手が持っている情報を上手く引き出している。 ひろゆきさんの前の、相手の様子が見えるようで 楽しめます。 法律は、既得権を持っている人が、既得権を守るために作ったもの という話を聞いたことがありますが、 2ちゃんねるの管理人として訴えられた経験からか、 ひろゆきさんの法律に対する視点がおもしろいです。 ネットオタクの人よりも、新しい視点を持ちたい全ての人に、 新鮮な刺激がある本です。
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Googleのビジネスモデルについて、IT業界の行末、日本の法律などなど。 半分以上が対談形式だが、この、西村氏の思想というか考え方が、中々に面白い。達観ではないが、飄々としてる。そして、頭が良いんだろうな。 法解釈への疑問は、凄く共感してしまった。 小飼弾氏との対談は、パソ...
Googleのビジネスモデルについて、IT業界の行末、日本の法律などなど。 半分以上が対談形式だが、この、西村氏の思想というか考え方が、中々に面白い。達観ではないが、飄々としてる。そして、頭が良いんだろうな。 法解釈への疑問は、凄く共感してしまった。 小飼弾氏との対談は、パソコンに疎い自分にはちんぷんかんぷんな専門用語だらけであったが、全体を通すと、何やらよく分からないが、何が刺激されたような気がした一冊でした。
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しごく普通の人です。プログラミングがちゃんとわかる企画屋というのが自身の位置づけのようです。堀江逮捕については意味が分からないといいながらも(これは完全に同意)ライブドア熱は実態をともなっていなかったというドライな評価をしている点はおもしろい。小飼さんとの対談も悪くはない。 とは...
しごく普通の人です。プログラミングがちゃんとわかる企画屋というのが自身の位置づけのようです。堀江逮捕については意味が分からないといいながらも(これは完全に同意)ライブドア熱は実態をともなっていなかったというドライな評価をしている点はおもしろい。小飼さんとの対談も悪くはない。 とはいえ、全体を通して大体同じ話が続き、実質、最初の15ページで大方言いたいことは言い終えている(対談除く)。 ということで私なら新品では買わない。
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けっこう誤解されがちなこの人だがこうして本にまとまっている内容(おそらく大半は喋ったものと思われるが)を読むと非常に頭がいい人なんだなぁというのはわかる。ちょっと方向性が常人と違っているだけで意外と言っていることはまともなんですね。 ただ技術とか特にWebまわりのことがあまり良く...
けっこう誤解されがちなこの人だがこうして本にまとまっている内容(おそらく大半は喋ったものと思われるが)を読むと非常に頭がいい人なんだなぁというのはわかる。ちょっと方向性が常人と違っているだけで意外と言っていることはまともなんですね。 ただ技術とか特にWebまわりのことがあまり良くわからない人には途中から読んでいて苦痛かも。この業界にいるから言っていることは非常にリーズナブルなもののそれ以外の人には耳を閉じられてしまうのではないかと思った。
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タイトルの回答は冒頭数ページで明かされる。と同時に、「潰す方法」も語るひろゆき。彼の「身も蓋もない理屈展開」は大変面白く刺激的だ。小飼弾や佐々木俊尚との対談も読み応えあり。セカンドライフ爆死も予言済。
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この本が出されたのは2007年なんだけど、ひろゆきは「インターネットでは本質的に新しいものは今後生まれないのではないか。モバイル端末の方がずっと可能性がある」というようなことを言っている。 言葉をオブラートに包まないのですごく悲観的な人のように感じるけれど、言っていることは的確で...
この本が出されたのは2007年なんだけど、ひろゆきは「インターネットでは本質的に新しいものは今後生まれないのではないか。モバイル端末の方がずっと可能性がある」というようなことを言っている。 言葉をオブラートに包まないのですごく悲観的な人のように感じるけれど、言っていることは的確で、今振り返るとすごく現実的な人なのだということが分かる。 ホリエモンと共通しているのは、ものごとをシンプルに考えるという点だ。 僕自身が時々複雑に考えてしまって何も生めなかったりするので、彼らの考え方に学ぶところは多い。 ものごとを複雑に考えるのがうまい佐々木俊尚さんとひろゆきとの対談は、ちょっと見ものだ。 佐々木さんが組んだロジックを短い一言で打ち崩す。 一見すると反抗期の少年のネガティブ発言のようなんだけど、正しいからパワーを持っている。
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今から少し前の本なので、若干古さを感じる内容だったが、ひろゆきらしい率直な意見は面白かった。一冊の本としてのまとまりがないため、一つのテーマに深く語り切ってないように思えたのが残念。最後の小飼弾との対談は興味深かった。
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ひろゆきが2ちゃんねるが潰れない理由と、ネット界隈の話題について語った本。 ひろゆきの語り口を見ていると、本当にリアリストとして世の中を直視している姿勢が垣間見れる。誰もが同じような考えを根底に持っているのかもしれないが、それを素直に100%洗練させていったのがひろゆきという人...
ひろゆきが2ちゃんねるが潰れない理由と、ネット界隈の話題について語った本。 ひろゆきの語り口を見ていると、本当にリアリストとして世の中を直視している姿勢が垣間見れる。誰もが同じような考えを根底に持っているのかもしれないが、それを素直に100%洗練させていったのがひろゆきという人間という印象がある。 本書の中で彼と対談した佐々木俊尚氏が語っている言葉はまさにそのとおりだと思って、彼のような人間が世の中に溢れてしまうと日本が崩壊してしまいそう。 ITの話題や知識については、初心者にわかりやすく解説してくれるなんてことは無いので、後半は知識が無いと理解するのは難しい内容となっている。しかし、2ちゃんねるが潰れそうな理由から発信し、ひとつひとつの可能性を彼の考え方の中で解説してくれる内容なので、論理展開とかわかりやすくて非常に面白かった。 そして彼自身の素直さや、頭の良さが十分に伝わる内容の本でした。 もうちょっとITについて勉強してからもう一度読み返したい本。
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今この本を読んでみても、内容が古びていないことに非常に驚かされます。ひろゆきさんのものの見方はとてもシニカルで、それが賛否両論を呼ぶのでしょうが、少なくとも僕はかれの姿勢を支持します。 2010年の5月ごろに行われた彼と勝間和代さんの対談が(僕はテキスト化したものを読んでいる...
今この本を読んでみても、内容が古びていないことに非常に驚かされます。ひろゆきさんのものの見方はとてもシニカルで、それが賛否両論を呼ぶのでしょうが、少なくとも僕はかれの姿勢を支持します。 2010年の5月ごろに行われた彼と勝間和代さんの対談が(僕はテキスト化したものを読んでいるだけですが)すごく面白かったので(いろんな意味で)この人いったいどういう人なのかなぁとおもって最初に読んだ本がこれです。で、今回この記事を書くためにもう一度読んで、改めてここに記事を掲載するしだいです。再読してくっきりと見えてくるのは彼独特のシニカルな視点でネット社会というものを見ていますので、非常に読む人を選ぶかもしれませんということでした。でも、非常に物事に対する切り口は鋭いので読んでも決して損はしませんよ、というのが僕の感想です。 その中でもYoutubeは発明ではない、ということを彼独自の論調で展開させていくくだりですとか、グーグルのビジネスモデルを丸裸にしていくところは小気味がよかったので、やはりかれもまた時代が産み落とした『鬼っ子』の一人だなと痛感する次第でありました。そして、この本の3分の1近くを占めている小飼弾さんとの対談も非常に面白く、彼ら二人の『世の中を見る目』が浮き彫りになっていて、それが古びていないということは、ある種の普遍性があったのだなと、読み返してそんなことを感じました。今読んでも学ぶべきことは多いはずです。
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