2ちゃんねるはなぜ潰れないのか？ の商品レビュー

ひろゆき【著】

2009/10/04

たぶん今の日本で肉体的にWebを取り巻く環境を一番わかっている人の口述筆記と対談。国内外の、サーバー、著作権、ソース、コスト、回線、マーケティング、為政者、刑法にベンチャーキャピタル等々、右から来たものを的確に左に受け流すことのできる判断を事も無げに述べ切る怪作。一時期、２ちゃんトップに変な音楽がアップされた事があったけど、あれをクリックした人は実は全員が著作権法違反か？と思わせる壮大なトラップを思わせる話など薀蓄あふれるものばかり。かなりの知識がないと、この面白みや本の持つ価値は判らない。ニコニコ動画開発者ブログも本にしてみて下さい。５万部は売れるでしょう。

2009/10/04

タイトルや作者（ひろゆき）から、もっと軽い内容を想像していたら、思った以上に読み応えがあった。
ひろゆきは２ちゃんねるを通じてネットの世界に精通しているだけあって、ネットの今後に関して、話に説得力がある。後半のプログラマーの方との対談は、専門的すぎてわからない部分があったが、それ以外は大満足！

2009/10/04

２ちゃんねるの管理人のひろゆき氏によるインターネット論。最初は専門的用語も解説をせずにどんどん使っていて、読みにくさを感じるが、読んでいるうちにネット社会を厳しく、そして的確に切って捨てる論調に新鮮味を感じる。

2009/10/04

ASAHIパソコンのエッセイをたのしくよんでいたので、この本には凄く楽しい世界を求めて読んだが、まったく裏切られた。ひろゆきさんには、肩意地貼らない生き方があるとおもっていたが、この本からはどうも挑戦的な印象をもった。そこが少し残念だった。本全体としてはおもしろくはないのであるが、このような考え方もあるのかなとおもった。

2009/10/07

インターネットという意味では、携帯電話を利用したサービスの方が発展する可能性があります。西村さんのいっていることは、身もふたもなさすぎてついていけない。梅田さんは常に理想論を言い過ぎて反論できないからそこで話が終わってしまう。一方で西村さんはあまりにも現実的でベタな話をしすぎて話が終わってしまう。訴訟を起こす費用は数千円ですむのですが、訴訟を受けた側は勝訴したとしても、弁護士費用で１００万円近くを支払う必要がある。処理できない量の訴訟を起こしてしまえばm、自動的に賠償金が認められてしまう。賠償金に関しては支払わなくても刑事罰が発生することはない　集合知を疑え　生活が豊かで物事を深く考える必要がない。または超多忙で物事の仕組みなんてどうでもいい。世の中はこの２種類の人の方が多い。

2009/10/04

ひろゆき大好きなんだよなあ。この本を読んで再確認。どこかの理想論者とは対極に位置する、そのふてくされた様な立ち位置からの未来像は、好き嫌いが激しく分かれるだろうなあと思う。

2009/10/04

最初のアンケートでﾜﾛﾀ
mixi,Web2.0,セカンドライフ,はてな,etc…に対する鋭い考察、というよりは冷めた悲観的な見解が面白い。
けど、たぶん当たってると思いますよ。
多少の予備知識が少々ないと読むのが厳しいかと思う。
※２ちゃんに対する知識ではない。

2009/10/04

かなり冷めた目線の超現実派。同じようなことを言える人は他にいないのでは、というところで今後も色々発言してくれることに期待。ただし、章の最後で「・・ていうのは私だけですかねぇ・・・」とかいうのはうっとうしい。対談の中で小飼氏がキャバクラ嬢も技術者うんぬんと言っていたあたりは面白い視点。

2009/10/04

自分にはためになりました。
こういう視点は常にもっていたい。
インターネットという世界において、梅田さんが右よりなら、ひろゆき氏は左よりですかね。

2009/10/07

中身に関しては身も蓋もなく著者の今の心境や考えが口述筆記と対談で進められていきます。

結局この国はIT〜とかいいつつITで国として儲けたいのか、目障りだから潰したいのかがさっぱりわからなくて、その狭間に2ちゃんねるがいるような気がするし、この著者の存在意義や苦悩（Ｗ）もそんなところにあるような気がしてならない。