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ランナー の商品レビュー

3.4

132件のお客様レビュー

  1. 5つ

    11

  2. 4つ

    41

  3. 3つ

    53

  4. 2つ

    13

  5. 1つ

    3

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2013/03/11
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

友達に勧められて読んだ本。碧李と杏樹がかわいそうで…でも、千賀子だってかわいそうになるし…杏子の片思いだって分からなくもなくて…この人たちどうなっちゃうんだろうって思ってすぐ読み終わってしまった。人間こういうとこあるわーって共感することばっかだった。ノブはいいヤツだなあ。次も読みたいな。

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2013/03/09

二年くらいに一回読んで、それからあさのあつこさんの作品の中で一番好きな作品でした。 今回もう一度読んで見て、改めて高校生という中途半端な時期の息苦しさを感じることの出来るこの作品はすごいなと思いました。

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2013/02/06

 あさの作品2つ目。複雑な家族関係の主人公、その母、所属している陸上部のマネージャーなど、登場人物の抱える様々な思いが描かれている。読んだ後、ちょっと考えてしまう作品。

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2013/01/30

母親として 、虐待の箇所は胸を締め付けられた。そう簡単な問題ではないので、この終わり方にも納得。自分はランナーではないけど、共感できるところもあり、家庭の重苦しい描写の間に、爽やかで無垢な「走る」という描写があることで、この小説は重たくなりすぎなかったんだと思う。

Posted byブクログ

2013/01/20
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

複雑な家庭環境と自身の挫折。高校一年生の心の動きを描いた青春小説。 あさのあつこ氏と言えば『バッテリー』。他にも『THE MANZAI』や今回読了した『ランナー』など、個人的には琴線に触れる題材の作品が多く、すごく気になっていました。本屋でも最初の「あ」の列ですぐ目に入るし。ただ、青春小説、児童小説というイメージで、今さらな感じがしてなかなか手が出せなかったんですが、ようやく氏の小説を初めて読むことができました。 内容はスポーツ青春小説かと思いきや、陸上を通じた家族関係、友人関係の心模様を描く作品であり、思いのほかテーマが重かったです。本当は、さわやかな読み味を期待していたんですが、切なさというか、重苦しさの残る内容でした。 どんなことからも「逃げないことの大切さ」。これは十分伝わります。しかし如何せん虐待という重いテーマを扱っていて、ラストもハッピーエンドでは終わらないので、読後は「逃げないことの大切さ」という若者へ向けたメッセージ性よりも、虐待の痛ましさを考えさせられる、そんな作品だと感じました。ただ、ラストの終わり方は未来への道に光を照らして終わっており、そこは救いなのかな。

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2012/11/30

あさのあつこといえば子供向けというイメージがあったが、親の離婚、虐待という重いテーマだった。 虐待する母親の優しさや、賢さ、さみしさや、自分の気持ちをもてあましてどうしようもない気持ちなどがすんなり納得できる。 主人公は虐待される少女の兄。 「どういう事情があっても、なにがあっ...

あさのあつこといえば子供向けというイメージがあったが、親の離婚、虐待という重いテーマだった。 虐待する母親の優しさや、賢さ、さみしさや、自分の気持ちをもてあましてどうしようもない気持ちなどがすんなり納得できる。 主人公は虐待される少女の兄。 「どういう事情があっても、なにがあっても、それでもやろうと思えばやれるんだよ。大変な状況を言い訳にしないで、問題を解決する方法を探そうよ。」というメッセージを感じる。 若い人に読んでほしいなぁ。

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2012/10/05

設定が深刻で、引き込まれたが、後半になるにあたって、こんなんでいいのかなぁと、違和感を覚えた。難しいテーマなので、どう持っていくか、難しいと思う。

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2017/11/09

スポーツ根性ものの小説かと思ったら、 虐待される妹を思う兄の切ない心情も入っていた。 心温まる家族愛をしみじみと感じるスポーツ小説だった。 長距離ランナーの素質を期待される高校生の碧季には悩みがあった。事故で亡くなった父の弟の娘、8ヶ月の杏樹は妹として一緒に育てられた。杏樹が6...

スポーツ根性ものの小説かと思ったら、 虐待される妹を思う兄の切ない心情も入っていた。 心温まる家族愛をしみじみと感じるスポーツ小説だった。 長距離ランナーの素質を期待される高校生の碧季には悩みがあった。事故で亡くなった父の弟の娘、8ヶ月の杏樹は妹として一緒に育てられた。杏樹が6歳、碧季が高校1年のとき、父母が離婚した。それから、父に似ている杏樹をみるたびに、母が悲しみから杏樹に暴力を奮うようになっていた。母と杏樹を二人っきりにしておけない。健気な碧季は走りたいのに部活をやめ杏樹の世話をするようになる。 高校生がそこまでいい子ぶらなくてもいいじゃない。 走るのが好きなら、なにもかも忘れて一生懸命に走ればいいじゃない。 最初、単純にそう思ったのだが、なるほど。 彼の本心は 自分がレースに負けたことをカムフラージュすることだったのか。 もちろん、 それだけ妹(実は従妹)が可愛いいということもあったのだろうが…。 スポーツの爽快感は麻薬のようなものだ。 それは、スポーツをする人ならわかるはず。 すべての悩みが解決して落ち着いた時、 グランドで思いっきり走る碧季は、とても気持ちがよかっただろう。 それを見守る仲間も、碧季の走る姿を一番みたかったと思ったはずだ。 いろいろ悩みも多い青春時代だろうが、 無心に一つのことに打ち込む姿は何よりも美しいし、 将来的には自分の宝物になるだろう。 小説の中だけでなく、目標のある人は、 自分のゴールをめざし、悔いのないように、突っ走ってほしいものだ。

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2012/06/28

「バッテリー」は終わり方が不満やったけど、これも近いっちゃ近いかなぁ… 弱くて、自分が守らなきゃいけないと思ってた存在に実は助けられてたり衝突してた友達の心配りに支えられたり「バッテリー」のコピー的な部分は多い。 でも、主人公に挫折を経験させることで嫌味はなくなってるかな。

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2012/06/24

図書館で借りる。先に「スパイクス」を読んでいたのである程度分かっていたが、主人公が十代の少年とは思えない。その分母親の姿がリアルに感じた。

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