ぽろぽろドール の商品レビュー

豊島ミホ【著】

2009/10/04

人形をモチーフにした物語。幻想的な表紙から想像する物語とは全然違った！
どこか満たされない人たちの物語。

2010/10/12

下の本と同じ。
話を持っていく力が私には感じられない。
最初の本が余りにも私にはジャストフィットしすぎたからか。
人形と人に関する短編が収録されているんだけど、やっぱりどれも同じような話にしか読めない。
下の本と上手く噛み合わせてそれぞれ混み行けば、違ったような印象になったと思うのだけど。
更に、どれも私の中でのハッピーエンドはどれも１つもなかった。
あらら。私の求める話はない。

2012/03/20

図書館で借りてきました。
怖いという感想を見かけたような記憶があって、気がひけましたが、読んでみました。怖いかというと私はそうでもなかったです。
長編なのかと思いきや、短編小説で、それぞれのお話の中に人形がどこかしらで出てくる、という感じです。

2011/09/25

「青空チェリー」「日傘のお兄さん」から一貫して、変態呼ばわりされかねないようなちょっと変わった愛情と、ふつうの人たちとの接点をテーマにしてきている豊島さん。６０年代までの熱い連帯や、８０年代の消費社会的な流行の軽いつながりを拒否し、個人的な萌えに人々が閉じこもる現代日本で、人と人を結ぶ絆を探していくと、必然的にそういうテーマになっていくのかもしれません。豊島さんに限らず、この世代の女性作家に共通するテーマでもあるような気がします。そんな豊島さん、本作では人形愛がテーマです。僕はどちらかというと人形は苦手なほうで、直接の共感はありませんが、それでもどこか自分とつながるところを見つけられるようなそんな微妙な心理を丁寧に描いています。 とはいえ、最高傑作と言うには、描写がどうも即物的な感じが否めません。ストーリーの面白さで強引に引っ張っていくようなところがあり、においたつような雰囲気で虜にするようなところが、もう一つかなぁ。 "

2009/10/04

装丁のきれいさが目を惹きます。内容はかわいいが恐ろしさ含蓄度満点です。人間の内面の脆さを恐ろしさと情緒的さで感じられる逸品です。

2009/10/04

豊島さん、前読んだ本と今回読んだ２冊えらいイメージ違いました。
人形に関するお話がのってる短編集。よかったです。

2009/10/04

人形にまつわる小編６編。

小さな人形ばかりでなく等身大ぐらいまでの人形たちに対する関わり。

人間関係が複雑化すればする程物言わぬ人形に思いを仮託するのだろう。セクシュアルな作品が多かった。

豊島ミホの他の作品とは少しイメージが違った。

作成日時 2007年11月10日 10:57

2009/10/04

装丁がすんごく可愛くて思わず購入！(笑)
内容は人形をテーマにした短編集で、ちょっとしたエロスな雰囲気がなんともいえないですw

2009/10/04

人形にまつわるストーリーが６つ。
装丁がキレイだなと思って、手に取って読んでみたら少し怖い気がした。
でも、本棚に戻す気になれずに、惹かれるように図書館で借りてしまった。
こんな風に、ストーリーの中の主人公たちも人形に惹かれていったのかな。
人ではない何かに、心を奪われたりのめり込んでいく気持ちって、悲しいけどわからなくもないかもしれないな。
「きみのいない夜には」は失って初めてわかる大事なもの、無理して自分を作ってもどこかで壊れてしまうものの寂しさを感じた。

2009/10/04

星5つの理由は、自分がドール愛好家ということもあり、思わずその世界観に引き込まれてしまった為。
客観的な気持ちではこの物語たちの良さは測れない。
おそらく、ドール愛好家でなくともこの物語たちは物悲しく少し不気味で、じっとりと魅力的なんだろうなあ、とは思うのだけど・・・

ドール愛好家の人にはぜひ、おすすめしたい一冊。
むしろ、ドール愛好家には全員読んでほしいくらい。
ドールを愛する自分の、人間としてのゆがみを発見できると思う。