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水滸伝(一) の商品レビュー

4.3

194件のお客様レビュー

  1. 5つ

    80

  2. 4つ

    64

  3. 3つ

    27

  4. 2つ

    1

  5. 1つ

    1

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2018/04/15

北方謙三の時代小説は吉川英治 (三国志完読)より面白い、現代風にアレンジされているのか、ストーリーに不自然さがないので読みやすい、2巻目が楽しみである。

Posted byブクログ

2018/03/28
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

北方水滸伝全19卷を読了。 水滸伝そのものを読むのが始めてなので、古典原作と比較しての改編の凄さは分からないものの、梁山泊と宋との対決という大枠のストーリーの中に、多種多様なタイプの人間をそれぞれ人間くさーく展開させていく筋立てが凄すぎて、むさぼるように読みつくすのでした。 夜中の2時にミルクあげた後に訪れる1人の平穏な時間を使って、ついつい読みふけってしまい、寝不足な日々を長々と続けてきましたが、これでようやく日常生活に戻れる!と思ったのに、あんな終わり方するんなんて、、、まんまと楊令伝を読みたがってる自分がいる。手を出すか出すまいか、迷うところだが、きっと近いうちに大人買いするんだろうな。

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2018/01/22

再読。 久々に読み返してみたくなり再読。 しばらく中華世界にどっぷり浸ろう。 王進の落ち着いた先が夢見る生活。 ささ、次巻へ。

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2017/10/07

●1回目 2007.8.15 水滸伝といえば、まず思い浮かぶのが吉川英治。 ずいぶん昔(たぶん中学か高校時代)読んだことがあり、それからずいぶんたって、中国語からの飜訳を筑摩書房だったかな、3分の2ぐらいまで読んだ。 中国小説を読む順番としては、一般的には三国志が先だろうと思...

●1回目 2007.8.15 水滸伝といえば、まず思い浮かぶのが吉川英治。 ずいぶん昔(たぶん中学か高校時代)読んだことがあり、それからずいぶんたって、中国語からの飜訳を筑摩書房だったかな、3分の2ぐらいまで読んだ。 中国小説を読む順番としては、一般的には三国志が先だろうと思う。 まず三国志を読んでこの世界の虜になり、あるいは小説の面白さに目覚め、それから水滸伝に進む。私の場合もそうだった。吉川英治の新しい全集が図書館にきたのをきっかけに、三国志、それから水滸伝、太閤記、宮本武蔵という順番で読んでいった。 吉川英治で一番面白いのはやっぱり三国志。それから太閤記。水滸伝もおもしろかったが、宮本武蔵はそうでもなかった。宮本武蔵はマンガのバガボンドの方がかなり面白い。 三国志や水滸伝は、いまでは横山光輝のマンガから入るのが普通かもしれない。同じマンガでも蒼天航路は三国志を扱った大傑作だが、小説を読む前はオススメできない。第一もったいない。すくなくとも三国志を3種類ぐらい読んでからでないと(さしあたり吉川英治、羅漢中、陳舜臣、北方謙三のうちの3つぐらいか。コーエーのシリーズは含まず)、その面白味や有難味が分からないと思う。三国志の通むけにつくられた作品だからだ。もし先に読んでしまった場合は、他の作品を読んだ後、もう一度読み直すべきだ。 吉川英治の三国志から水滸伝に移ってびっくりしたのは、その血生臭さである。三国志は戦闘一辺倒で、男ばかりで殺伐とはしているものの、ある意味単純明快で清潔である。中高校にも読みやすい。だからゲームにもなったのだろう。 ところが水滸伝になると、男女の痴情や裏切りがからんだ殺人が出てきて、その俗悪ぶりは三流週刊誌顔負け。田舎の子供には刺激が強すぎる。図書館にこんな本を置いておいていいのかなと思ったぐらいである。 三国志も水滸伝も非常に長い物語だが、どうも最後がぱっとしないという印象で共通している。 三国志の方は諸葛孔明が死んでしまうと、登場人物がみな小粒になって、話もだんだん尻すぼみになる。蜀が滅んでしまうという史実があるから、やむおえないことではあるが。 水滸伝はもっと印象が薄くて、108人が梁山泊に集まって、それからたしか官軍として外敵と戦い、英雄達が次々に散っていく、そういう話らしいが、後半のその部分はぜんぜん覚えていない。吉川英二の作品では108人が集まるところまでだったのかな。筑摩書房版は途中で止めてしまったし。 北方謙三の水滸伝。 三国志は二度読み直した。 この作者の水滸伝が面白くないわけがない。 第一巻は豹子頭林冲が主人公。魯智深が副主人公扱い。なつかしい登場人物名である。 革命家たちが蜂起するずっと前。地下のネットワークづくりから物語ははじまる。 はやくも宋江が出てくる。晁蓋は覚えていないな。 とりあえず、大長編小説のはじまりはじまり。 ●2回目 2008.8.31 先日、ジュンク堂に立ち寄って、ヒマだったので手にとってみたら、思わず立ち読みのまま通巻してしまった。 それだけのおもしろさはある本です。 全19巻。 まだ読んでいない方はぜひ読んでみましょう。 絶対損はしません。 ●3回目 2014.12.9 2007年、2008年に続き、3度目の水滸伝。 このシリーズは、19巻で完結の後、楊令伝、岳飛伝と続く。 最初に水滸伝を読んだ時には、楊令伝がまだ3巻しか出てなかった。 それを読み終わった後、連載中の「小説すばる」を毎月追っかけていたのだが、いつのまにか中断してしまった。 このあいだ久々に雑誌の「岳飛伝」を見たら、九紋竜史進が、子午山の危機の救援に向かうところだった。 子午山といえば、王進のもとで、史進や楊令が修業をした地。 老いた勇将史進がそこに向かうとなれば、彼の最後も近いのかもしれない。 雑誌には、その他にもたくさんの人物が出てくる。 ほとんど知らない名前ばかりになっていた。 この機会にもう一度読み直し、岳飛伝まで追いついてみるつもり。 第一巻目は、王進の逃避行と豹子頭林冲の苦難を描く。

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2017/04/07

魯智深を主軸に宋江、晁蓋、林冲といった主要人物を紹介していく第一巻。最初からテンポよくキャラクターの個性が描かれていておもしろい。 次々に新たなキャラクターがでてくるので迷子になりそう、と思いつつも意外に大丈夫でした。 北方謙三さんは初めて読みますが、判りやすくかつ軽薄でもなく筆...

魯智深を主軸に宋江、晁蓋、林冲といった主要人物を紹介していく第一巻。最初からテンポよくキャラクターの個性が描かれていておもしろい。 次々に新たなキャラクターがでてくるので迷子になりそう、と思いつつも意外に大丈夫でした。 北方謙三さんは初めて読みますが、判りやすくかつ軽薄でもなく筆致力の高さに感服します。

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2016/12/11
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

「南総里見八犬伝」を読了したことに調子に乗って、「水滸伝」に手を出しました。 が、登場人物の多さと地理不案内に、相当手こずりました。 先が思いやられます。 事前に知っていたことといえば、梁山泊というところにならずものたちが集まって、世直しを画策する、ということ。 そして曲亭馬琴によると、どうも最後は彼らが負けて終わるようであること。 ところがこの北方版「水滸伝」は、原作とはちょいと違うようなのであります。 原作と言っても誰か一人の作品ではなく民間伝承が元になっているので、描写に矛盾があったり、尻切れトンボの部分があったりするところを、北方健三は物語を解体し再構築することで、矛盾の解消をしたようなのです。 それに伴って、登場人物たちにもそれぞれ人間的な魅力を加味したと。 そして、物語の背景をはっきり作り込みます。 政治的にも経済的にも詳細に。 さらに新たな登場人物を作り出して、物語を動かしていきます。 これらの改変によって、ようやく自然な物語として読むことができるようになったのだと。 ということで、あえて北方版「水滸伝」を手にしましたが、全19巻。 その続きの「楊令伝」17巻。 さらにその後「岳飛伝」19巻。 長い旅になりそうです。 とりあえず一巻ではまだまだ仲間を集め中。 苦労人の林冲の動向を気にしながら読み進めました。 人気者の武松はまだ伝聞でしか登場せず。 ほんと、先が長い…。

Posted byブクログ

2016/10/20
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

久しぶりの北方版水滸伝。やはり心が揺さぶられる。 腐敗した国を憂い宋江と晁蓋の元に集う同志たち。 妻を失って初めて愛に気付き悲しみを抱えた林冲。 武に目覚め飛翔の時を待つ史進。 物語は始まったばかりだが早くも魅了されてしまっている。

Posted byブクログ

2016/07/22

北方版水滸伝、全19巻。数年前、欲に負けて1.2巻を購入してしまったものの、読み始めてからすぐに「これはまずい」と慌てて頁を閉じ、長らく封印してきた。面白過ぎて、グイグイ引きこまれて、19巻一気に購入してしまいそうで危機を感じたから。懸命に自制してきたけれど、今、図書館に全巻ある...

北方版水滸伝、全19巻。数年前、欲に負けて1.2巻を購入してしまったものの、読み始めてからすぐに「これはまずい」と慌てて頁を閉じ、長らく封印してきた。面白過ぎて、グイグイ引きこまれて、19巻一気に購入してしまいそうで危機を感じたから。懸命に自制してきたけれど、今、図書館に全巻あるのを知って遂に封切りした。 もう本当に一気に読める。国を憂い、変えようとする男達の話。水滸伝を全く知らない人間でも楽しめる。個人的に国家転覆系は大好き。きっと長く、時間をかけて人を集め、力を蓄え、そして国を討ち果たしていくのだろうなあ。仲間が大勢出てくる。巻ごとに、中心的に描かれる人物が居る(多分)。それぞれの人物の想いを拾い、大きなうねりを生み出していくのだろうから19巻も納得。

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2016/04/29

北方謙三が1999年から2005年まで「小説すばる」連載していた水滸伝の第1巻。血沸き肉踊る物語というのは、こういう作品を言うんだなと思います。まだ1巻ですが、素晴らしい。オリジナルの水滸伝は「三国志演義」、「西遊記」、「金瓶梅」とともに中国四大奇書の一つに数えられる名作。せっか...

北方謙三が1999年から2005年まで「小説すばる」連載していた水滸伝の第1巻。血沸き肉踊る物語というのは、こういう作品を言うんだなと思います。まだ1巻ですが、素晴らしい。オリジナルの水滸伝は「三国志演義」、「西遊記」、「金瓶梅」とともに中国四大奇書の一つに数えられる名作。せっかく面白い作品なのに慣れるまでがとにかく読みにくい。慣れても読みにくい(個人の感想)。そんな水滸伝を読みやすく、再構成したのが、この北方版水滸伝です。全19巻読破の道は長いと思うけど、がんばって読破するぞ!!

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2016/03/28

大変な作品を読み始めてしまった…(震)。 映画ロード・オブ・ザ・リング第一弾を観て、あまりの面白さに続きが気になって、学校をサボってトールキンに読み耽った高三の春←受験生 サークルの友人に森博嗣のすべFを勧められて何気無く読んでみたら、やっぱりハマって、講義中にコッソリ机の下...

大変な作品を読み始めてしまった…(震)。 映画ロード・オブ・ザ・リング第一弾を観て、あまりの面白さに続きが気になって、学校をサボってトールキンに読み耽った高三の春←受験生 サークルの友人に森博嗣のすべFを勧められて何気無く読んでみたら、やっぱりハマって、講義中にコッソリ机の下でS&Mシリーズを読みまくった大学一年の夏←結果、先生に目をつけられまくった そして、三たび! そんな風にハマりそうなシリーズに手を出してしまいましたー!なんてこったい(嬉)。 三国志にハマってあらかた読んだ後、水滸伝にも手を伸ばそうとはしたものの、あまりの登場人物の多さに断念したのは中学時代。何てもったいない…。 でも、あの時諦めてたからこそ、今回改めて出会えたのよね。うれちい← というわけで、全19巻、好漢達の血湧き肉躍る物語を読んでいきたいと思います。 武芸に秀でた者、 商才に長けた者、 自らは表舞台に立たず後進の育成に励む者、 そして男達を惹きつけて止まないカリスマ性溢れる者。 第1巻は、そんな魅力的な登場人物達の紹介がメインです。 【内容まとめ】 時は12世紀。国の中枢は腐敗し、民は重税に苦しんでいた。乱れた国状を正さんと各地で密かに立ち上がる男達の壮大な物語が、今ここに始まる!

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