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レインレイン・ボウ の商品レビュー

3.9

111件のお客様レビュー

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2014/11/13

「水玉」より先に読んでしまいましたが、こちらが後編なのですね。友情や仕事、生活、人生…の女性ならではの“重さ”も含めて描かれていて、「なるほど」と共に「うっ…キツイ」とも感じました。

Posted byブクログ

2014/06/11

『月曜日の水玉模様』の姉妹編。 主人公・陶子の高校時代のソフトボール部仲間たちの過去や現在といったエピソードが展開される。 羨ましい高校時代だなぁと思う。いろんな個性のある部員たちがいて、それぞれ悩みも抱えながらも成長して、いつかまた出会う。 そんな高校時代過ごしてないか...

『月曜日の水玉模様』の姉妹編。 主人公・陶子の高校時代のソフトボール部仲間たちの過去や現在といったエピソードが展開される。 羨ましい高校時代だなぁと思う。いろんな個性のある部員たちがいて、それぞれ悩みも抱えながらも成長して、いつかまた出会う。 そんな高校時代過ごしてないからなーなんて自己嫌悪に陥ったり。 それぞれの仲間のエピソードがあり、最後に一つのエピソードに収束するのは、相変わらず加納マジックとも呼べるものなのだけど、終わり方が締らない。イイ意味で。これから物語は続くのだろうけど、そこで終えることに意味があるよう。 宮部みゆきの『火車』もそんな感じで終わったよね。わかんねかな?

Posted byブクログ

2014/05/26

初めては彼女たちより年下のとき。2度目は同じ25歳のとき。今ではその年齢を追い越してしまったけれど、時々無性に読みたくなる。 それくらい、登場する女性はみんな個性的で、魅力的で。 それぞれの場所で頑張っている姿を応援したくなる。 人間関係や仕事上の難しい立ち位置など含めて、とても...

初めては彼女たちより年下のとき。2度目は同じ25歳のとき。今ではその年齢を追い越してしまったけれど、時々無性に読みたくなる。 それくらい、登場する女性はみんな個性的で、魅力的で。 それぞれの場所で頑張っている姿を応援したくなる。 人間関係や仕事上の難しい立ち位置など含めて、とても女性らしい物語だと思った。 ミステリー色が思ったよりも強く、読みながらソワソワしてしまったけれど(特に電車の窓のところ!)、最後には七色の虹がきれいに架かるようにすーっと物語が終わっていって、それが心地よく感じられた。

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2014/01/15

「隙がない」「ぬかりがない」という第一印象。 素直に「うまいな〜」とほめたくなる(^ ^ 高校時代、弱小ソフトボール部で 一緒に「青春」していたチームメイト。 その一人が25歳の若さで亡くなったことを端緒に 大人になったそれぞれの現在の日常をていねいに描写。 専業主婦、看護師...

「隙がない」「ぬかりがない」という第一印象。 素直に「うまいな〜」とほめたくなる(^ ^ 高校時代、弱小ソフトボール部で 一緒に「青春」していたチームメイト。 その一人が25歳の若さで亡くなったことを端緒に 大人になったそれぞれの現在の日常をていねいに描写。 専業主婦、看護師、栄養士、はたまた無職... 25歳前後の女性のリアルな日常の中に、 ちょっとした「ナゾ」と「謎解き」を折り込む。 さらに、それぞれのメンバーを主役とした短編が、 通読すると一つの大きな謎を含むストーリーになるという 「多層構造」のミステリとなっている。 だからといって決して技巧に走るわけではなく、 気がついたら「大きな流れに巻き込まれていた」 という感じに自然に読める。 おそらく、同年代の女性が読むと、もっと共感できるのだろう。 「むやみに魅力的」だったりしない登場人物がリアルで良い。 高校時代から変わった人、変わらない人がいるのも、 昔の部活内の人間関係が、なんとなくそのままなのもリアル。 さらに、この作者の他の作品の登場人物が さり気なく重要な役目で登場したりするという ファンには嬉しい「仕掛け」も用意されている(^ ^ とにかく、手練れである。 思わず「すべてを投げ捨て」一気読みしてしまった(^ ^;

Posted byブクログ

2013/07/23

連作短編ミステリ 「月曜日の水玉模様」の続編でもある 最後の章で「あれ?この人・・・」って思い出した 短編としては日常の謎がちょっと弱い けど、全編を通じた謎に関してはそーゆー伏線でしたかと納得 やはり加納朋子はすごいなぁ

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2015/08/27

加納朋子さんは読んでみたいと思っていた作家さんのひとり。 「レインレイン・ボウ」で加納朋子デビューです。 高校のソフトボール部仲間の一人が亡くなった。 お通夜で久々に再開したメンバーたち。 それぞれの生き方。それぞれの思い。 ミステリーのエッセンスも加わった加納朋子ワールド。

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2013/01/11

この本には「七人の敵がいる」の陽子が出てくると聞いて、是非読んでみたかったのです。って言っても、昔読んだのですが全然覚えてなくて・・・ 7人の女性がそれぞれ主人公の短編7編。 各編に小さな謎があり、最後には物語を通しての謎が解明されるという加納さんらしい構成です。 この構成大好...

この本には「七人の敵がいる」の陽子が出てくると聞いて、是非読んでみたかったのです。って言っても、昔読んだのですが全然覚えてなくて・・・ 7人の女性がそれぞれ主人公の短編7編。 各編に小さな謎があり、最後には物語を通しての謎が解明されるという加納さんらしい構成です。 この構成大好きです。 そしてここに出てくる7人。 それぞれに悩みを抱えながらも、一生懸命に前向きに頑張る姿に元気をもらえます。各短編ではそれぞれの個性(色)が際立ち、そして最後の編で全ての色が合わさり、綺麗な虹になる作りが最高です。 高校ソフトボール部で一緒だった9人。 うち一人が亡くなった。その通夜で他のメンバーが久々に会う事になるのですが、一人理穂だけが現れない。 理穂を除いた7人のお話。 専業主婦の美久・編集者の陽子・保育士の佳寿美・看護師の緑・プータローのりえ・栄養士の由美子・OLの陶子、職業も性格も全く違う7人の物語は皆が前向きに進んで行けるようなラストになっていて、加納さんの優しさが詰まっているような、優しい眼差しが見えるような感じでした。 決してただただ優しい、ほのぼのだけじゃないけど、厳しい現実にぶち当たってもまた明日から頑張ろう!と思えるような、そんな読後感です。

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2012/11/02

なかなかお話に入り込めませんでした… 日常の謎みたいなのが苦手なのか、女性目線のお話が苦手なのか…

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2012/10/18

同じ高校のソフトボール部所属していたチームメイト達が主人公の連作短編集。大人になっても高校生時代と変わらない人、すっかり変わった人など、メンバーの書き分けがリアルです。 それぞれの登場人物の個性が物語の進行に上手く活かされており、全体の構成が良く考えられているなあと思いました。 ...

同じ高校のソフトボール部所属していたチームメイト達が主人公の連作短編集。大人になっても高校生時代と変わらない人、すっかり変わった人など、メンバーの書き分けがリアルです。 それぞれの登場人物の個性が物語の進行に上手く活かされており、全体の構成が良く考えられているなあと思いました。 片桐さんが主人公だという「月曜日の水玉模様」も読んでみよう。

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2012/10/15

なるほど、元々北村薫氏の作品が好きな私が以前加納朋子さんを読まないわけがない…と言うことに気付きました。どことなく流れが似ている読後感。事件性はないけれどミステリー…。その人物がしそうな行動を辿るときちんとうそがわかる。 この頃は離れていましたがそういえば私は20代はミステリー...

なるほど、元々北村薫氏の作品が好きな私が以前加納朋子さんを読まないわけがない…と言うことに気付きました。どことなく流れが似ている読後感。事件性はないけれどミステリー…。その人物がしそうな行動を辿るときちんとうそがわかる。 この頃は離れていましたがそういえば私は20代はミステリー好きと自分を思っていたことを思い出しました。

Posted byブクログ