百まいのドレス の商品レビュー
差別について考える ワンダ 変わった名前 貧困である 百まいのドレスの絵を描いた モデルは友達 ワンダー引っ越し その後 手紙で仲直り 差別に対する心理描写の変化が わかりやすくあらわされている
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貧しくみんなにバカにされていた少女がもっていた才能。 そのことに気づいたとき、彼女はその地からさります。 残されたもののあとあじの悪さ、去って行った少女の気持ちを思うととても切なくなりましたがラストでちょっと救われたような気持ちになりました。
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ワンダ・ペトロンスキーは貧しいポーランド移民の女の子で、いつも洗いざらしでしわだらけの青いワンピースを着ていました。そんなワンダがある日、「うちの戸だなの中に、ドレスを百まいもっている」と言ったことから、クラス一の人気者で美人のペギーが中心となって、ワンダをからかう“百まいのドレスごっこ”が始まります。もちろんペギーに悪意はなく、見栄をはって嘘をついた(とみんなが思った)ワンダをからかう遊びのつもりだったに違いありません。けれどもペギーの友だちのマデラインは、その環に加わりどうすることもできないまま、心の中にいやな思いを抱えていました。 この物語が描き出すいじめの様子は、70年も前に書かれたとは思えないほど現代の状況に通じています。それゆえマデラインが自分の行動と気持ちを丁寧にふり返り「二度と傍観者になるまい」と決意するところは胸に迫ります。この物語が多くの子どもたちに届き、マデラインの思いを共有してくれることを願っています。(教文館ナルニア国店長 川辺陽子) NL75号2014年12月発行
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『改訂新版 私たちの選んだ子どもの本』で知り、図書館で借りた。 ワンダ・ペトロスキーは、毎日はげちょろけの青いワンピースを着ている。 けれども、ドレスを百枚持っていると言い、クラスメイトにからかわれてしまう。 この本の装丁(たたずまい)、大好き。 ワンダの家のドアを開けた場面の絵と文のページの雰囲気、見開きの絵でいっぱいの教室、すてきだなぁ。 はなやかな想像力のあるおはなしかと期待して読むと、少し違った。 たしかにこのもやもやを単語に置き換えるなら、「いじめ」になってしまう。 けれどそれをいじめだと解しているのは、大部分の語り手のマデラインだけ。 こういう子は、敏感だから疲れてしまうだろう。 読んでいて、ワンダと同じくらい不憫だった。 最後にはいちおう救いがあり、少し安心できた。 やっぱりワンダは、「百まいのドレス」を持っていると思う。
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ワンダ・ペトロんスキーは、目立たない女の子。ある日、ステキな洋服を着てきたセシルの周りに女の子たちが集まり、ドレスの話に。 ワンダは「あたし、うちに、ドレス百まいもってるの」 と言う。それを聞いたマデラインは、その話をタネにして、ワンダをからかうようになってしまう。 マデラインと...
ワンダ・ペトロんスキーは、目立たない女の子。ある日、ステキな洋服を着てきたセシルの周りに女の子たちが集まり、ドレスの話に。 ワンダは「あたし、うちに、ドレス百まいもってるの」 と言う。それを聞いたマデラインは、その話をタネにして、ワンダをからかうようになってしまう。 マデラインと友達のペギーは、それを嫌だと思いながら、なかなかやめようとは言い出せない…。
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ちょっといかにも道徳チックな気がしたけど、最後のドレスの絵が友だちのイメージで描かれているってのはヨカッた。 いじめる側にも深い悪意はないものの、許せてしまうワンダはいい子だ。
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終わり方がしみじみ。追いやられた側が思いやりを差し出す。いじめられている子どもの挙動、いじめている側の子どもの心理を丁寧に描いている。好悪、善悪の感情を交えていないかのように。あと、ルイス・スロボドキンの挿絵が素晴らしい。提示のタイミングも。下手な感動作ではないが、考えさせられる...
終わり方がしみじみ。追いやられた側が思いやりを差し出す。いじめられている子どもの挙動、いじめている側の子どもの心理を丁寧に描いている。好悪、善悪の感情を交えていないかのように。あと、ルイス・スロボドキンの挿絵が素晴らしい。提示のタイミングも。下手な感動作ではないが、考えさせられる良作。
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◎ いじめをテーマにしている児童書にしては珍しい結末。 「いじめ→ごめんね→みんな仲良しになったよ」 というありきたりな話ではないので、子どもがよんだら新鮮で、良い意味でずしんと心に残るかもしれない。いじめについて重く考えるきっかけになるかもしれない。 × 名前負けならぬ、タイトル負けという感じ。 内容自体は素晴らしいのだけれど、物語の流れが安っぽくて浅い。 また、「とにかく」・「ともかく」という言い回しが度々使われており、話が脱線しているのもマイナス。 洋書のまわりくどさが少し苦手な私は★二つ。
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ワンダが百まいのドレスの絵をかいたのがすごかったです。 とてもきれいでした。ワンダを毎日のようにからかっていたペギーが、さい後には心を入れかえて、ワンダの家に行ったのがよかったと思います。 3年S.A
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「自分は百まいのきものを持っている」と言ったことをきかっけに、いじめられたワンダ。傷ついた彼女は帰ってこなかった。 ひとつの出来事に対して、みんなが違った思いを抱く。
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