入門!システム思考 の商品レビュー
原因と結果について、結果が原因になったり、ニワトリか卵かみたいな話って 仕事をしているとよくぶちあたる。 いつもぐるぐるしてしまうので、ちゃんと勉強したいとおもって調べたら見つけ た本。 「システム思考」とは、1950年代米国MITで確立され、GEとかマッキンゼー など多くの企...
原因と結果について、結果が原因になったり、ニワトリか卵かみたいな話って 仕事をしているとよくぶちあたる。 いつもぐるぐるしてしまうので、ちゃんと勉強したいとおもって調べたら見つけ た本。 「システム思考」とは、1950年代米国MITで確立され、GEとかマッキンゼー など多くの企業でで採用されている問題解決法で、本書はこれをわかり易く 説明してくれている。 が、そもそもの冒頭に書いた私が欲しい答えは得られなかった、ような気がする。 問題の各要素だけをみて解決策を決める(分析的思考)と、よかれと思った 解決策が新たな問題の原因になってしまう。 それに対し、問題のパターンや構造を分析して解決策を打ち出すのが システム思考。 日本人は問題に対して必ず答えがある、という教育を受けているため、 分析的思考の人が多いとのこと。 自分、思いっきり分析的思考しかできないです。 でも分析的思考はシステム思考の一部なのでダメってわけじゃないらしい。 ツールとしてのパターングラフやループ図を仕事で試してみようとおもう。
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世の中の問題は個別の要素にあるのではなく、要素と要素の間、要素の結びつきの中にある 何かしようとするとき、単一の視点で見てはならない 目の前の課題を解決したら、別の問題出てくることがある。 問題を考えるとき、時間によってどうなるか考える必要がある。 時間軸に対して、考えられる変数...
世の中の問題は個別の要素にあるのではなく、要素と要素の間、要素の結びつきの中にある 何かしようとするとき、単一の視点で見てはならない 目の前の課題を解決したら、別の問題出てくることがある。 問題を考えるとき、時間によってどうなるか考える必要がある。 時間軸に対して、考えられる変数を考え、長期的スパンで考えよ。 ループ図で考えよ。 ものごとの問題点を無つけて、いきなりこれの解決を図るのではなく、ループ図で考えよ。 人を責めるのではなく、構造が悪いのだ。 問題解決のため、ループのようにいくか考える。そのとき、一番少ない力で変えられる点(レバレッジポイント)をみつける。 プチゴールを設定することは有効だ。 何回も起きる問題やいくら解決策を打っても発生する問題は、構造に問題がある。 自分を責める良い、システムに問題あり。 制約要因を予想し、弱めよ。 コミュニケーション大切。 仕事での日常で人がコミュニケーションできるよう工夫せよ。無駄話が大切。 食堂の利用(相手の時間)の活用考えよ。 あつい情熱に頼らなくてもできる仕組み作れ。 新しいことを行うには、新しいことをほめ、古いことを批判し、犠牲が少ないことを伝える必要がある。 みんなで一緒にやるには「一緒に活動」と「効力がでる」ことだ。 システム思考7箇条 1 人を責めいない。 2 出来事ではなく、パターンを見る 3 このままのパターンと望ましいパターンのギャップを見る 4 パターンを引き起こしている構造(ループ)を見る 5 メモ前だけではなく、全体像とつながりを見る 6 働きかけられるポイントをいくつも考える 7 システムの力を利用する
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大学院になって出会ったシステム思考。 俺らは基本的に物事を考える時分析的思考になっている それは一時的な解決法で目の前のものしか見えていない システム思考は物事や状況の全体像を把握し、 要素と要素のつながりが持つシステムの力を利用して 小さな力で大きく構造を動かせるポイントを...
大学院になって出会ったシステム思考。 俺らは基本的に物事を考える時分析的思考になっている それは一時的な解決法で目の前のものしか見えていない システム思考は物事や状況の全体像を把握し、 要素と要素のつながりが持つシステムの力を利用して 小さな力で大きく構造を動かせるポイントを見つけ 変革をデザインする方法論である なんだか難しいけれど基本的な概念は簡単。 この本で概念は理解できると思います けれど実際に使ってみると難しい・ これからトレーニングです
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*090524 弟の本棚にあったので、ちょろちょろっと読んでみました。 システム思考って、なんかデザイン思考みたいですね。 デザイン思考が経験拡大から本質を見いだし、インタラクションを築くのに対して、 システム思考は個別の要素をつながりとして考え本質を見いだし、問題解決を導く ...
*090524 弟の本棚にあったので、ちょろちょろっと読んでみました。 システム思考って、なんかデザイン思考みたいですね。 デザイン思考が経験拡大から本質を見いだし、インタラクションを築くのに対して、 システム思考は個別の要素をつながりとして考え本質を見いだし、問題解決を導く といったイメージです。大学時代に学んだデザインになじみ深い感じでした。 たとえば、家族の何気ない会話。 娘「ねぇねぇお父さん、家族の安全を考えたら、次に買うクルマは大きい方が いいよね」 父「そうだね、クルマが大きいと交通事故の時に安心だね」 母「でも家計のことも考えると、そうとも言えないんじゃない」 娘「……」 娘と父の問題意識は家族の安全とその解決策としての「大きいクルマ」だけど、 母はそこに経済性という問題を投げかける。大きいクルマの方がクルマ自体も 税金もガソリン代も高くなる。小さいクルマなら小回りも利く。 他にも運転のし易さや快適性、利便性など、考え出すといろいろな要素があり、 どの視点で見るかによって結果が変わってくる。 *090525 考えるには「いままでにあるもの」と「今までにないもの」の2つが あるらしい。本書では前者を分析的思考、後者をシステム思考と呼んでいる。 分析的思考はひとつの問題を解決するには有効だけど、要素だけ見ていても その解決策が別の問題を引き起こすことがある。 平易な文章で書かれているので、パラフレーズしようにも本書がシステム思考を パラフレーズしている。
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「システム思考」をキーワードに環境問題に取り組まれている枝廣淳子が書いたシステム思考への入門書。 システム思考という考え方は非常にためになると思うので、是非とも、皆さんに読んでいただきたいです。(久野)
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