新版 論理トレーニング の商品レビュー
評判の高い論理トレーニング101題はやっていないので比較はできませんが、わかりやすくまとまっていて面白かったです。 現代文の入試や、卒業論文、就活でのwebテストなどに役立ちそうなところがあり もっと早く読んでおけばよかったという印象です。 後半のディベートの内容に近いところは特...
評判の高い論理トレーニング101題はやっていないので比較はできませんが、わかりやすくまとまっていて面白かったです。 現代文の入試や、卒業論文、就活でのwebテストなどに役立ちそうなところがあり もっと早く読んでおけばよかったという印象です。 後半のディベートの内容に近いところは特に。 問題もちょうどよい量で、注釈や解説も面白く、とても良い本でした。
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101題からこちらにも挑戦。 旧版は読んでいないのでわからないが、101題と比べると、かなり理論的かつ、練習問題も豊富でかなり読みごたえがあった。さらに、答えのついていない課題問題も用意されており、独習するにも便利だった。 基本的な記号論理もたくさん利用できるので、論理学の授業で...
101題からこちらにも挑戦。 旧版は読んでいないのでわからないが、101題と比べると、かなり理論的かつ、練習問題も豊富でかなり読みごたえがあった。さらに、答えのついていない課題問題も用意されており、独習するにも便利だった。 基本的な記号論理もたくさん利用できるので、論理学の授業で学んだことの確認もできた。 論文の書き方の章はこれから実際に活かしていこうと思える。 ただし、本文では触れることのできない脱線部分を注にまとめていて本文を読みながら行ったり来たりすることが多い。
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論理トレーニング101題と並行して読んでいたので、内容重複していたが、役立つ内容だった。仕事の文書作成などに活かしていきたい。
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2年ほど前に書店で似たような本を見かけた時は敬遠したが、読んでみると割と面白かった。問題が充実しているので結構読むのに時間がかかる。良く出来てます。
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途中で少し退屈になってしまったものの、改めて論理的、ということについて考えさせられた。 そして、一先ず、対偶の使い方をマスターしたいと思わされた。
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メモ程度ですが一応。 四章立て。第三章までで論証の技術・構造、論証の捉え方自体について、最後の第四章で議論自体の進め方や議論において注意すべきことなどについて述べている。 第一章では普段意識せず用いる日本語の接続詞をいつ使うのか、どういう意味合いを言外に持つのかについて、改...
メモ程度ですが一応。 四章立て。第三章までで論証の技術・構造、論証の捉え方自体について、最後の第四章で議論自体の進め方や議論において注意すべきことなどについて述べている。 第一章では普段意識せず用いる日本語の接続詞をいつ使うのか、どういう意味合いを言外に持つのかについて、改めて定義を与える。 第二章ではある論証がどのような構造を持っているのか(根拠→導出→結論 という一連の流れ)、仮定と前提の違い、適切な論とは何かを評価する方法を示す。議論の流れについて構造分析、正しさの評価。 第三章では演繹(構文論的記号論理を軸にして)の作法を説明する。「推論規則に基づいた正しい推論」という観点。例えば「AかつB ならば A であるといえる」、「A ならば AまたはB であるといえる」といったような、文章自体の意味は捨象し完全に構造のみを抽出(=構文論)して論を進める技術。 第四章では議論の作法を説明。あるものを論じるとはどういうことなのか、「たんなる作文」にならないためには何に注意すべきか、批判をする・異論を立てるとはどういうことなのか、心構えを解説。 個人的に一番ためになったのは第四章でした。 ある問題について議論をするとき、「ある問題とは何でないのか」、「何を説明したいのか」に注意する。一見問題のなさそうな言葉遣いに質問をする(例えば「ものの本質を見る」とは具体的にどういうことか?)。前提から導かれる結論に飛躍はないか、あるとすればその過程の何が欠如し、誤っているのか。 言説や論述を批判的に見るにはどうすればよいのか、「小論文の練習」では身につかないことを教えてくれました。
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野矢茂樹さんの書いた論理学に関する本。この本を読む中で、自分がいかに非論理的な発言を今までしていたのかを痛感した。今、世の中ではロジカルシンキングという言葉が流行っているが、ロジカルな発言したりや文章をちゃんと書きたいという人は絶好の一冊となるだろう。何よりもわかりやすさがこの本...
野矢茂樹さんの書いた論理学に関する本。この本を読む中で、自分がいかに非論理的な発言を今までしていたのかを痛感した。今、世の中ではロジカルシンキングという言葉が流行っているが、ロジカルな発言したりや文章をちゃんと書きたいという人は絶好の一冊となるだろう。何よりもわかりやすさがこの本の売りだと思うし、わかりやすいからといって曖昧にごまかすこともない。哲学教科書シリーズとタイトルに入っているが、教科書っぽくないから読みやすく、電車の中でも気軽に読める(頭は使う)。
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ビジネススキルとしての所謂「ロジカルシンキング」からは少し距離をおいた、より古典的な論理学に基づく思考力を身につけることを重点にした一冊。 「ロジカルシンキング」はビジネスの企画・戦略の立案・プレゼンテーションを行うための実践的なスキルに関わるスキルであるのに対し、本書での「論...
ビジネススキルとしての所謂「ロジカルシンキング」からは少し距離をおいた、より古典的な論理学に基づく思考力を身につけることを重点にした一冊。 「ロジカルシンキング」はビジネスの企画・戦略の立案・プレゼンテーションを行うための実践的なスキルに関わるスキルであるのに対し、本書での「論理思考力」とは相手を論破するディベートに関わるスキルであるように感じた。 前者は広い視野で自分の考え方を構造的に整理するスキル、後者はより局所的な話題に関する自分の主張(文章)が矛盾なく成立しているかを判断するスキル、と言えばよいだろうか。 もちろん、「ロジカルシンキング」も本書で扱われている論理学にの考え方が根底にあることは間違いない。 より実践的な「ロジカルシンキング」に(一般的なビジネスパーソンは)目がいきがちだが、本書にような”基本”に立ち返ってみるのもよいかもしれない。 特に前半の「接続の論理」は、文章作成に有用なトレーニングになる。 ------------------------------------------------ ・思考の筋道をそのまま表すのではない。思考の結果を、できる限り一貫した、飛躍の少ない、理解しやすい形で表現する。そこに、論理が働く。 ・論理力とはコミュニケーションのための技術、それゆえ言語的能力のひとつであり、「読み書き」の力なのである、 ・広い意味で「論理的」であるとは、さまざまな文や主張のまとまりが、たんに矛盾していないというだけでなく、一貫しており、有機的に組み立てられていることを意味している。 ・論理とは言葉と言葉の関係をとらえる力である。だとすれば、そうした関係を示す言葉、主張と主張をつなぐ言葉を見直すことからはじめるべきだろう。 ・論理にとって重要な接続関係は大きく分けて次の四つに分類できる。 (1)解説 (2)根拠 (3)付加 (4)転換
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「非論理的な人のための論理的な文章の書き方入門」で紹介された本。 大学生以上が論理学を学ぶのにいいらしい
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普段何気なくつかっている日本語の意味を改めて考えさせてくれる本。 知的好奇心を駆り立てる内容とところどころに入る遊びが読者を飽きさせない。 おすすめの一冊。
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