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新版 論理トレーニング の商品レビュー

4.3

36件のお客様レビュー

  1. 5つ

    13

  2. 4つ

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2017/10/30

ロジカルシンキングを真に習得するには、 方法論などを座学で身につけるだけではなく 演習を行うべきだ、と考えていたがこの本はまさにうってつけ。 もちろん、演習をとばして読み進めることもできるがなるべくならひとつひとつの演習にしっかりと向き合いたい。

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2017/08/05
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

最初は日本語を外国語として学びなおすというスタンスで、接続詞の意味などを事細かく書いている。中段は演繹推理を中心に、否定、条件などとからめて、連言、選言、存在文、全称文、ドモルガンの定理、順・逆・裏・対偶などについて、こまかく書いてある。とくに条件連鎖と演繹のところが難解で、パズルめいている。さいごの立論→批判→異論のところは、論文を書く場合にたいへん役立つと思う。読書感想文で、うめグサを書くクセをつけたり、「優等生」の答案を作成することをもとめる作文教育の弊害については、同感だ。ほんとうにやめてほしい。

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2016/06/13

論理的思考の根本的な考え方を学んだ。今まで自分が蔑ろにしていた部分を、きちんと論理的思考にのっとって考え直すキッカケとなった。

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2016/03/13

演繹と推定の違いなど、しっかりと論理学の基礎固めをしてくれる本。科学的な叙述をする人にとっての必読書ではないか。

Posted byブクログ

2016/03/03

「論理トレーニング」における「論理」とはそもそもどのように定義付けられるのだろうか。「論理的な思考ができるようになりたい」と思うのならこまずこのことを考えておく必要があるだろう。そしてこの部分は本書の序論に詳しい。 ◼️p1 思考の本質はむしろ飛躍と自由にあり、そしてそれは論理...

「論理トレーニング」における「論理」とはそもそもどのように定義付けられるのだろうか。「論理的な思考ができるようになりたい」と思うのならこまずこのことを考えておく必要があるだろう。そしてこの部分は本書の序論に詳しい。 ◼️p1 思考の本質はむしろ飛躍と自由にあり、そしてそれは論理の役目ではない。論理はむしろ閃きを得たあとに必要となる。閃きによって得た結論を、誰にでも納得できるように、そしてもはや閃きを必要としないような、できるかぎ「飛躍のない形で、再構成しなければならない。 ◼️p2 思考の筋道をそのまま表すのではない。思考の結果を、できるかぎり一貫した、飛躍の少ない、理解しやすい形で表現する。そこに、論理が働く。さらに、そのように表現されたものをきちんと読みとかねばならない。 ◼️p2 論理力とは、思考力のような新しいものを生み出す力ではなく、考えをきちんと伝える力であり、伝えられたものをきちんと受け取る力にほかならない。つまり、論理力とはコミュニケーションのための技術、それゆえ言語的能力のひとつであり、「読み書き」の力なのである。 ◼️p2 言葉と言葉の関係ーある言葉と他の言葉がどういう仕方でつながりあっているのかーをとらえる力である。える力である。 ◼️p3 言葉を断片的にしかとらえられず、主張相互の関係をとらえるのとができないとき、その人は「非論理的」と言われてしまうことになる。 ◼️p7 広い意味で「論理的」であるとは、さまざまな文や主張のまとまりが、たんに矛盾していないというだけでなく、一貫しており、有機的に組み立てられていることを意味している。 この部分だけで本書の本質はすべて伝えられているだろう。つまりはこういう意味での論理力向上を目指したのが本書というわけである。イメージとしては、言葉が一本の線で繋がって一つの意味ある有機体(すなわち文章)を形成している、といったところだろうか。 本書はまずⅠでは論理というものを俯瞰的に眺める。言葉の関係性にはどういうものがあるのかを知り、そしてそれを記号を用いて整理する訓練をするのがこの部分である。続くⅡでは論証の構造に焦点を当てる。論証から導出に至るまでの構造を論証図で示し、論証を「根拠となる主張の適切さ」と「導出の適切さ」という2点から評価する。また演繹と推測(仮設形成)違い、価値評価型論証について扱う。Ⅲはいよいよこの本のメインというべき箇所、演繹についての記述である。否定、連言・選言、全称文・存在文についてその使い方を学び、続く最後のⅣで批判・論文作成という形でより実践に近い形へと繋げていく。 学校教育で重視されるのは「情緒豊か」「表現豊か」といった観点に偏りすぎている傾向があると思う。しかし社会で求められるのはこうした「ある意見の主張」と「その根拠」を「筋道立てて」述べるスキルなのである。この本はある種当たり前のものとして社会に求められるスキルについて書いているわけだが、そうした本というのは実は希少だ。「論理トレーニング」と聞くとなんだか難しく聞こえるかもしれないが、本書は平易な言葉でしかも日常にも役立つ(と思われる)実践的な形で書かれている。文章をうまく書けない、なんて悩んでいる人にも本書はきっと役に立つだろう。

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2015/10/17

「論理」というものに興味を持った時に手にした本で、私の中のベスト3にランクされている。 「そもそも論理って何」という疑問に対してこの本はどの本よりもわかりやすく、そして明確に答えてくれる。 そして、具体的に論理についてわかりやすく説明してくれる。 内容は「論理学」ではなく「論理と...

「論理」というものに興味を持った時に手にした本で、私の中のベスト3にランクされている。 「そもそも論理って何」という疑問に対してこの本はどの本よりもわかりやすく、そして明確に答えてくれる。 そして、具体的に論理についてわかりやすく説明してくれる。 内容は「論理学」ではなく「論理とは」というものである。 このような内容の本は見当たらず大変重宝しており、何度でもよんで手垢でぼろぼろにしたくなる本である。 以上

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2015/09/06
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

10日ほどかけて細切れに通読。 頭の体操のため並行して4冊ほどよんだもののひとつ。 脳トレ的イメージの期待と異なりましたが、わるくない。 読むことで、間違いなく国語の、テスト的な意味での読解力はあががる。 感覚的にわかる人はともかく、感覚でわからない人にはうってつけ。 ことばひとつひとつへのこだわりや、イシューを押さえつづける感覚に、クリティカルシンキングを連想させる。 ソシュールかよ。 備忘 裏、逆、対偶、ドモルガンの法則、論証、導出、演繹、背理、 批判(道々)と異論(根本)の違い。

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2015/07/05

ブックオフで買って、ブックオフに売ってしまった。 ちょっと残念。残しておけばよかった。 独自の視点が堅苦しいイメージの論理に親しみやさを添えてくれてます。解説、脚注も(が)面白い。

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2014/08/01

文献を批判的に読むとき、先生に質問するとき、ディスカッションをするとき、レポートを書くとき――大学生活では、ありとあらゆる場面で「論理的であること」が求められます。でも、論理って一体何でしょう?本書は、哲学の一領域である論理学を学問の枠を超えた実際的な技術としてとらえ、論理教育の...

文献を批判的に読むとき、先生に質問するとき、ディスカッションをするとき、レポートを書くとき――大学生活では、ありとあらゆる場面で「論理的であること」が求められます。でも、論理って一体何でしょう?本書は、哲学の一領域である論理学を学問の枠を超えた実際的な技術としてとらえ、論理教育のためのプログラムを展開しています。巷に溢れるいわゆるロジカルシンキングのためのハウツー本とは異なり、本書の目的はあくまでも純粋な論理力を鍛えることです。やさしい解説文と豊富な練習問題で、誰でも確実に「論理的であること」を身につけられる内容になっています。論理とは何か?どうすれば、論理的な文章が書けるのか?答えを知りたくなった方は、ぜひ本書を手に取ってみてください。 (ラーニング・アドバイザー/図情 YAMAMOTO) ▼筑波大学附属図書館の所蔵情報はこちら http://www.tulips.tsukuba.ac.jp/mylimedio/search/book.do?target=local&bibid=1282839

Posted byブクログ

2014/02/11

頭のいい人はみなこの本を面白いと感じるだろう。 俺はこの本を面白いと感じた。 ゆえに俺は頭がいい(小学生並みの誤謬)

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