自分の小さな「箱」から脱出する方法 の商品レビュー
何と表現すれば適切か非常に悩む。すごい衝撃を走った。もしかしたら自分が問題を起こしている張本人かもしれない。それは非常に心あたりがあった。他人の問題を軽視するところがある。もっと他人に関心を持つことにする。
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自己欺瞞の状態が、愚かでいかに危険であるか。それは身体を蝕む細菌のように伝染して行く。その感染力は強大で、地獄の苦しみを味わいながら他者をも巻き込んで行く。こんなことに気付かず、毎日を送っていたなんて恐ろしい話だ。これまでどれだけの人を病魔に侵してきたのか。 本書はストーリーに沿ってゆっくりと解説してくれる。誰しもが経験したであろう自分を正当化する行為が愚かであるのを伝える。具体的な解決策がもう少しほしいと感じた。間違いを犯した時、自分を弁護している時に思い出したい。 転勤を間近に控えている時に読んだ一冊。
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会社で薦められて読んだ本だが、なかなか良かった。 これまで目に停めたこともなかったので、こうした機会がなければ読むこともなかっただろう。 本書は、他者との関係を難している要因の一つは、自分が心を閉ざしていることが相手にreflectionしているというもの。 実体験としても、そう...
会社で薦められて読んだ本だが、なかなか良かった。 これまで目に停めたこともなかったので、こうした機会がなければ読むこともなかっただろう。 本書は、他者との関係を難している要因の一つは、自分が心を閉ざしていることが相手にreflectionしているというもの。 実体験としても、そうした瞬間を感じることが実際にある。 実際に常時行動に移すのは大変難しいが、少しずつ実現できるようになるのが重要だということだろう。
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自分の心理状況を「箱」を例にして説明している本です。 箱の中と外にいる状態では相手に与える影響が異なります。箱の中にいる状態だと相手にも自分にもマイナスな影響を与えます。 では箱の外に出るにはどうすればいいのか。 社会においてもプライベートにおいても通用する本になっていると思い...
自分の心理状況を「箱」を例にして説明している本です。 箱の中と外にいる状態では相手に与える影響が異なります。箱の中にいる状態だと相手にも自分にもマイナスな影響を与えます。 では箱の外に出るにはどうすればいいのか。 社会においてもプライベートにおいても通用する本になっていると思います。
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一冊を通して、シンプルかつ強力で、説得力のある真理を学んだ気がする。 実際に、自分を省みてより良くなるために日々を過ごしていきたいと思う。
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人間関係の問題の本質を「箱」の中と外で明解に表現した本です。 家庭でも職場でも「箱」の中に入っている時の負の連鎖の例が、自分や職場のメンバーにも思い当たる節が多く、感情移入しながら一気に読みました! 特に「箱」の外に出るための行動で考えがちな「自己の行動を変えよう」とすること...
人間関係の問題の本質を「箱」の中と外で明解に表現した本です。 家庭でも職場でも「箱」の中に入っている時の負の連鎖の例が、自分や職場のメンバーにも思い当たる節が多く、感情移入しながら一気に読みました! 特に「箱」の外に出るための行動で考えがちな「自己の行動を変えよう」とすることが意味がないと紹介され… 自分を省みて相手を対等な人間として認識するだけで、既に「箱」の外に出ている事に、非常に感動を覚えました。 職場でも紹介されている共有して現場のリーダーに共有し、組織を変えていくベースの考え方に使いたいと強く考えます。
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この本は、人間関係の問題を「箱」という考えでひもといていく。相手をモノとしか思っていないとき、その人は「箱」の中にいて、自分を正当化することに躍起になっている。相手を自分と同じ人間として見た時には、「箱」の外に出ている。 自分が相手に怒っている状況では、自分は「箱」の中...
この本は、人間関係の問題を「箱」という考えでひもといていく。相手をモノとしか思っていないとき、その人は「箱」の中にいて、自分を正当化することに躍起になっている。相手を自分と同じ人間として見た時には、「箱」の外に出ている。 自分が相手に怒っている状況では、自分は「箱」の中に入っている。そしてそれを正当化するために、怒りの原因を相手に探し、自分が怒るために相手を怒りの対象でいるように仕向けさえする。例えると、怒りの火を絶やさないように相手には燃料でいてほしい、と解釈したらよいと思う。確かに思い当たることがある。特にこどもと接する時。 先へ先へとどんどん読み進められる本だが、どうも理屈っぽくて、強引にゴールに誘導させられた感がある。ほらこれが正解と言われても何かしっくりこないものが付きまとう。 「箱」という考え方は、うまく納得できれば方便としてはとても良いと思う。問題の原因の多くは外にではなく内にある。他人は変えられない。変えられるのは自分だけ。何事も自分次第。それでもなかなか自分を変えられないのは自分を守ろうとする本能だと思う。だから、自分を変えようとするときには、周りから守られている状況でなければ変えられないのだと思う。いかに削り取って角を丸くしたとしても「箱」に入っていることは変わらない。角のある四角い「箱」に入った人を救うのは、それを柔らかいく包む緩衝材だと思います。自分への衝撃が無くなれば「箱」は氷解すると思います。
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人は誰しも自分を守るために箱に閉じこもってしまうことがある。この箱に入ると、常に悪いのは自分以外の誰か、そして自分は悪く無いと思い込める。 ただ、この箱に入ることをしてしまうと、他人も同様に自分を守るために箱に閉じこもり、結果的にお互いが非難し合う、もしくはお互いが期待とは相反...
人は誰しも自分を守るために箱に閉じこもってしまうことがある。この箱に入ると、常に悪いのは自分以外の誰か、そして自分は悪く無いと思い込める。 ただ、この箱に入ることをしてしまうと、他人も同様に自分を守るために箱に閉じこもり、結果的にお互いが非難し合う、もしくはお互いが期待とは相反する行動を取るという悲劇が起こる。 自分の正当化は、実は自分に何かしら後ろめたいことがあり、それを否定するために起こってしまう。またその際、相手を人ではなく物として捉えている。 こうした自分本位の考え方をやめ、相手を人として尊重し理解しようと努めることで、箱の外に出ることができる。 また例え相手が箱に入っていたとしても、それが気にならなくなる。 誰しもが陥りがちな箱に入るという動作を止めることで、自分も周りも幸せになり、会社という組織も好転する。この概念は非常に強力にして有用。
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人として大事なことを伝えたいのは理解できたけれど、物語口調が肌に合わなかった。結論だけサラッと読みたい。
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この本はずっとネットで買いたいリストに入っていたけど、購入まで至らなかった一冊。 そして近所の本屋で平積みされているのを見つけて手に取った一冊。 やっぱり店舗って大事だと思いました。 そしてこの本、とても良かった!! 「箱」に入る、という行為は、自分を裏切り、自己欺瞞になること。 「箱の中にいると、互いに相手を手ひどく扱い、互いに自分を正当化する。共謀して、互いに箱の中にいる口実を与えあう。」 対人関係の中で、私がすごく悩んでいたことでした。 自分自身の余裕がなくて、イライラしたり、思い通りに事が進まないことに対して、自分を正当化するために、私は箱に入っていたと思う。 というか、今でも意識しないと入ってしまう。 相手を攻撃して、私の言っていることは間違ってなかった、って程度は軽くても思ってしまうことが多い。 わかっていてもだめな時もあって、 自分の未熟さを思い知ります。 たまに見返す一冊になりました。
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