ミミズクと夜の王 の商品レビュー
大事な大事な忘れ物を、手繰り寄せた少女の話。 人としての何かが欠けてしまった少女・ミミズク。 人ではない何かになってしまった夜の王・フクロウ。 二人は森で出会い、やがて少女は光を得る。 ミミズクがどこまでも純粋なキャラクターであり それ故に不完全な人間性が色濃く浮き上がって...
大事な大事な忘れ物を、手繰り寄せた少女の話。 人としての何かが欠けてしまった少女・ミミズク。 人ではない何かになってしまった夜の王・フクロウ。 二人は森で出会い、やがて少女は光を得る。 ミミズクがどこまでも純粋なキャラクターであり それ故に不完全な人間性が色濃く浮き上がってくる。 ミミズクが様々な人々との出会いや別れを経て 徐々に人間らしい優しい感情を取り戻していく姿に 何度も泣かされてしまう。 ・・・ここまで書いてから、読み返して気づいた。 ミミズクは不完全なのでは無くて、まだ余計なものを持っていないだけだと。 どうやら自分は余計なものがくっつきすぎて、 随分汚れてしまっていたみたいだ・・・。 なぜか、小さい頃に読んだ大好きな童話を思い出した。 第13回電撃小説大賞<大賞>受賞作。
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死にたがりやのミミズクと、人間嫌いの夜の王。 コレはただ二人が出会って、何かを選ぶ。ただそれだけのおとぎ話です。 ただそれだけの、とても愛おしくて優しく切ないおとぎ話です。 どういう国なのか、という描写はほとんどありません。 「昔々有るところに」のおとぎ話なので、それで良いので...
死にたがりやのミミズクと、人間嫌いの夜の王。 コレはただ二人が出会って、何かを選ぶ。ただそれだけのおとぎ話です。 ただそれだけの、とても愛おしくて優しく切ないおとぎ話です。 どういう国なのか、という描写はほとんどありません。 「昔々有るところに」のおとぎ話なので、それで良いのです。 肌に優しい材質のハンカチを用意して読むことを進めます。 おもしろかった! 読み返すたびに泣くので、読み返し自重中。 デビュー作だけあって、直球一本勝負です。
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9月?日読了。 とてもすばらしい作品でした。 本の帯に「泣きました」と書いてあったけど、涙もろい人なら、まぢで泣けるかも。 何がいったい正しいのかを見極める目、そして、正しい心を持つことが大切。なのかな? ラノベとして出したのはもったいないくらい、いい作品です 是非みんなに...
9月?日読了。 とてもすばらしい作品でした。 本の帯に「泣きました」と書いてあったけど、涙もろい人なら、まぢで泣けるかも。 何がいったい正しいのかを見極める目、そして、正しい心を持つことが大切。なのかな? ラノベとして出したのはもったいないくらい、いい作品です 是非みんなに読んでもらいたい一冊です。
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普通に王道で面白い。 ただ、文章も平易簡素で無個性だし、前評判ほど特異じゃないし、昨今ラノベにありがちなオタク臭いおもねる感じがないだけで至って普通の作品だと思うのだけど。 というかわざわざラノベで読みたい作品じゃない。かといって児童文学という形をとるような(とれるような)物でも...
普通に王道で面白い。 ただ、文章も平易簡素で無個性だし、前評判ほど特異じゃないし、昨今ラノベにありがちなオタク臭いおもねる感じがないだけで至って普通の作品だと思うのだけど。 というかわざわざラノベで読みたい作品じゃない。かといって児童文学という形をとるような(とれるような)物でもないし中途半端。 表紙は良い。
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あーすごい好きかもしれない。 こういう綺麗でやさしいお話が私は好きです。 ベタだけど。泣いたよ。
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私が、師として(勝手に)崇め奉り、そして尊敬しているお方、紅玉いづきさんの第一作。 紅玉さんの存在はこの本からのファンです。信奉者です。 何回読んでも背筋が伸びます。頭も下がります。 お勧め!!
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表紙だけを見るとホラー小説に見えなくもないですが、 内容はミステリアスでありながらとても愛にあふれた優しい物語です。 綺麗だけれど冷め切った夜の王。そして何も知らない奴隷の少女。 とてもやさしい物語です。
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◇キーワード 舞台:西洋風ファンタジー 人物:少女と魔物と王国の人々 内容:奴隷だった少女の崩壊と再生、そして人間嫌いの魔物の王との純愛物語。
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初めは少し読みにくかったのだけれど、 いつの間にか引きずり込まれて、 気付いたらぼろぼろと涙が零れてた。
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泣いたとも。 純愛だね。ほんと純愛。 これこそ電撃から出す意味のない小説。完璧ラノベじゃないです。 ミミズクもフクロウもクロちゃんもデュークもみんなみんな優しくて、あったかいお話。
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