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フリッカー式 鏡公彦にうってつけの殺人 の商品レビュー

3.3

58件のお客様レビュー

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    7

  2. 4つ

    16

  3. 3つ

    22

  4. 2つ

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  5. 1つ

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2011/03/17

この人の他の本も読んで見たい。僕の頭じゃ理解できないだろうけど、それがいい。 狂気に満ちていてストーリーもめちゃめちゃなのに、なぜか本として成り立っている。しかも時々文学的な哲学的な要素とも出会う。 シスコン、妹のレイプ、突然の来訪、いざ復讐、シリアルキラー。

Posted byブクログ

2011/01/24

 最高なまでの気持ち悪さを兼ね備えた、意味の分からない壊れた小説である。  その素晴らしさ具合を何と形容すればよいのだろうか。ストーリーがまずヒドイ(良い意味か悪い意味か分からない)。いきなり「おにーちゃん、おは」と合い鍵を使い寝室に入り込んでくる萌えな妹・佐奈が登場したかと思...

 最高なまでの気持ち悪さを兼ね備えた、意味の分からない壊れた小説である。  その素晴らしさ具合を何と形容すればよいのだろうか。ストーリーがまずヒドイ(良い意味か悪い意味か分からない)。いきなり「おにーちゃん、おは」と合い鍵を使い寝室に入り込んでくる萌えな妹・佐奈が登場したかと思ったら、20ページもしない内に自殺。すると主人公・鏡公彦の家にとある成年が訪ねてきて佐奈が3人の男たちに凌辱されるビデオを見せ、レイプ魔たちの娘の詳細な情報を渡して去っていく。そして主人公はスタンガンを手にレイプ魔の娘の拉致監禁を開始する・・・  と、冒頭のあらすじを書いただけでも相当にぶっ飛んだ小説であるが、これ以降の展開はさらに支離滅裂。オチ部分も含めて作者はおよそ物語の整合性などハナから全く考えていないんだろうな、と読者に思わせるような内容になっている。読者の予想を裏切る、斜め上を行くなんてレベルではなく読者に予想を立てさせてくれなかったり予想を始めからなかったことにしてしまったりする位に壊れた文章、そして世界観。この手に負えなさ加減は読んでもらえなければ理解してもらうことができないだろう。そしてそれが本書の醍醐味である以上、読んでもらわずしてこの作品の面白さを共有してもらうのはなかなか難しい。  よく「好き嫌いが分かれる」という表現が使われるがこの慣用は本書のためにあるといっても過言ではない。波長が合う人は合うだろうし、合わない人は合わない。深く傾倒して読む人もいれば、こんなもん小説じゃないと言って投げ捨ててしまう人も多分いる。僕は前者。ただ自分がなぜこの作品に惹かれるのか、キャラクターの魅力故かその世界観故かはたまたその両方か・・・そういう意味でも「良く分からない」小説である。とにかくハマる人はハマるだろうし、ハマらない人はハマらないだろうことだけは予想がつく。  最初の数ページだけでもいい、是非一読をお勧めしたい。そしてこの素晴らしき世界にどっぷりと浸っていただきたいものである。 (因みに読む場合は文庫版で読むことを推奨する。文庫版あとがきで作者自身言及しているが、何カ所も修正されている箇所があるし、ネタ的な要素も新しく増えているので。あと何しろ安い。)

Posted byブクログ

2019/01/16

冒頭があまりにも萌えで唖然。結末があまりにもアレで呆然。何より驚いたのは、主人公の姉が連呼していた「マルチ」が伏線だったこと。

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2010/10/03

一応初ユヤタン。メフィスト系はほとんど西尾維新しか読んでなかったから新規開拓。 なんというか、西尾維新しか読んでないのにこういうこと言うのもアレだけど、まさにメフィスト系ってお話でしたw イカれたキャラクター、ドライブ感のある文体、一度読み始めたら最後までグイグイ引っ張っていく展...

一応初ユヤタン。メフィスト系はほとんど西尾維新しか読んでなかったから新規開拓。 なんというか、西尾維新しか読んでないのにこういうこと言うのもアレだけど、まさにメフィスト系ってお話でしたw イカれたキャラクター、ドライブ感のある文体、一度読み始めたら最後までグイグイ引っ張っていく展開。西尾信者としては大好物でした。めっちゃ面白かった。とりあえずシリーズ一気読みしよう。

Posted byブクログ

2010/07/25

何ですかこれは。キャラ達はぶっ飛んでる割にインパクトがねえ。 ていうか、これは面白いのか? 面白いようです。 鏡サーガとやらに繋がるので、読んどくべきなのだろう。 他のシリーズを知らないけど。 ああ、分からん。

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2011/03/05

メフィスト賞っていうだけで買ったけど、これを読み終えた直後の敗北感ったら…トリック自体はおもしろかったけど、キャラクターが陳腐すぎて読むのがつらかった。小説や漫画ネタを引っ張り出しても伊坂のようにおもしろくはないし、狂った家族という設定にしても舞城ほど圧倒されなかったし、萌えキャ...

メフィスト賞っていうだけで買ったけど、これを読み終えた直後の敗北感ったら…トリック自体はおもしろかったけど、キャラクターが陳腐すぎて読むのがつらかった。小説や漫画ネタを引っ張り出しても伊坂のようにおもしろくはないし、狂った家族という設定にしても舞城ほど圧倒されなかったし、萌えキャラもなんか鼻につくだけだった。西尾ぐらい思いっきり中二方向に突っ走ったらおもしろかったんじゃないかな。いっそ。 ラノベ風という構えで読み始めるべきだったかもと今更思う。

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2010/05/30

登場人物の皆が皆、狂っている。常識が通じないので、ハマれない人はトコトンハマれないと思う。メフィスト系好きな方はどうぞ、という感じです。 何でもアリの「鏡家サーガ」を読んでみたいという気にはなったけれど、ハマれない人も多そうなので星4つ。

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2010/03/15

ゼロ年代を代表する作家の処女作。 ところどころで顔をのぞかすサブカルチャーの数々に辟易するところもあるが、それがかえって時代を表しているように思う。

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2014/11/01

とてもとても面白かったです。衝撃的でした。 シリーズ的には一番最初ですがこの話が現時点では一番時間が進んでます。

Posted byブクログ

2010/02/05

メフィスト賞作家に興味を持ち始め、手にとった一冊。 これがいわゆる、ライトノベル的な小説なのだろうか。 これもまた勉強。 彼の作品は今のところ他は一冊しか知らないけれど、 「1000の小説とバックベアード」の方がオススメ。

Posted byブクログ