フリッカー式 鏡公彦にうってつけの殺人 の商品レビュー
どう考えてもイカれているのに、ここまで振り切っているとむしろそれがとんでもない爆発力になって、目にも止まらぬスピードで駆け抜けていった感じ。 メフィスト賞の名に恥じない不穏さに満ちた作品。
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ラノベ?中二病?なかんじなんだけど、 話が意外と入り組んでいるのと、読みやすいから そこそこ楽しめた。 でもなんかこう軽っちい感じで、 このテのは一冊でいいやと思ったりする。
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お前が悲しむのは勝手だけど、人を巻き込んじゃあいけない。悲しいのなら、自分一人でそう思っていればいい。あるいは悲しみを乗り越えるほどの優しさを素直に味わうべきだ。 (P.98) 悲しみを誰かにぶつけたり、誰かのせいにするなんて愚の骨頂。それは相手の罪ではなくて、公彦……お前の罪...
お前が悲しむのは勝手だけど、人を巻き込んじゃあいけない。悲しいのなら、自分一人でそう思っていればいい。あるいは悲しみを乗り越えるほどの優しさを素直に味わうべきだ。 (P.98) 悲しみを誰かにぶつけたり、誰かのせいにするなんて愚の骨頂。それは相手の罪ではなくて、公彦……お前の罪になるのさ (P.99)
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―――妹が首を吊った、とイカレた母親からの電話。 愉快そうな侵入者は、妹の陵辱ビデオを見せたうえ、レイプ魔たちの愛娘がどこにいるか教えてくれる。 僕はスタンガンを手に捕獲を開始。 でも街には77人の少女を餌食にした“突き刺しジャック”も徘徊していた―。 世界を容...
―――妹が首を吊った、とイカレた母親からの電話。 愉快そうな侵入者は、妹の陵辱ビデオを見せたうえ、レイプ魔たちの愛娘がどこにいるか教えてくれる。 僕はスタンガンを手に捕獲を開始。 でも街には77人の少女を餌食にした“突き刺しジャック”も徘徊していた―。 世界を容赦なく切り裂くメフィスト賞受賞作。 佐藤友哉の鏡家サーガ まともな人間が狂ってて 狂ってる人間がまともで 特に主人公、鏡公彦の狂いっぷりがよかった◎ あと、散りばめられた小ネタでニヤニヤできた ただ、後半が少し弱かったので星は4つにしておこう 次??の『エナメルを塗った魂の比重』に期待
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壊れていればなんでもありだな。 壊してしまえば何でもできるな。 そんな感想。 文庫版では恥ずかしい部分をいろいろ修正しているそうだ。 そんな逃げ腰なユヤタン萌え。 確かに所々で若気の至りのようなものを感じる小説だった。 でもそれこそがデビュー作のいいところでしょ。 ノベルズ...
壊れていればなんでもありだな。 壊してしまえば何でもできるな。 そんな感想。 文庫版では恥ずかしい部分をいろいろ修正しているそうだ。 そんな逃げ腰なユヤタン萌え。 確かに所々で若気の至りのようなものを感じる小説だった。 でもそれこそがデビュー作のいいところでしょ。 ノベルズも読もうかな。
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ミステリと言うにはあまりにも突飛すぎるトリック(そもそも根本のトリックが、某少年マンガのある部分と告示し過ぎてる)、出てくる人間が軒並みイカれ過ぎていて、逆にキャラ立ちしていない登場人物。突然挟み込まれるエンタメサンプリングネタ… 本当に作者が好き勝手書いているのが手に取るように...
ミステリと言うにはあまりにも突飛すぎるトリック(そもそも根本のトリックが、某少年マンガのある部分と告示し過ぎてる)、出てくる人間が軒並みイカれ過ぎていて、逆にキャラ立ちしていない登場人物。突然挟み込まれるエンタメサンプリングネタ… 本当に作者が好き勝手書いているのが手に取るように分かる小説。 こんな本を受賞させてしまうメフィスト賞はやはり(良い意味で)信用してはならない。 作者のエゴに爽快感を覚えるか、不快に思うかでこの本に対する印象は丸っきり変わるだろう。 舞城王太郎を思わせる文体も人を選ぶ。拙い部分が多いのでこの小説だけで評価を下せないが、次の作品も手に取りたくさせる魅力はあると断言出来る。鏡家サーガ、覚えておこう。
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Story Sellerでかなりおもしろい作品を出されていたのでこの機会に 手にとりました。 謎解きでも、ホラーでもスプラッタでもなく、心理戦に持ち込むのでもなく、でも、キューブリックの映画のように独特の世界観のある作品でけっこうハマります。
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文章の最後にツッコミの一言。がやたらと多くて目について「まただよ」とツッコミいれて少々うんざりしながら読んでいて「次はないな」と思っていたけど、終章ですべてを覆した! やばっオモロイやん♪
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自分の妹がレイプ魔達に犯されてしまって、 復讐にそのレイプ魔達の娘を誘拐する、 という物語。 すっごく斬新で、 自分は物凄く好きな作品。 主人公の公彦の属する鏡家は、 妹の佐奈を除いて、母親から、残り5人の兄弟を含めて全員異常な人格で、 個性的だ。 内容がレイプとか誘拐とか...
自分の妹がレイプ魔達に犯されてしまって、 復讐にそのレイプ魔達の娘を誘拐する、 という物語。 すっごく斬新で、 自分は物凄く好きな作品。 主人公の公彦の属する鏡家は、 妹の佐奈を除いて、母親から、残り5人の兄弟を含めて全員異常な人格で、 個性的だ。 内容がレイプとか誘拐とか残酷なものだけれど、 軽妙な文章で和らげられていて読みやすい。 自分はあまりの面白さに、1日も経たぬ間に読み終えることができた。 公彦の過去や役職は、ほとんど語られず(続編で語られるのかな?)、 淡々と誘拐するための行動が書かれるだけなので、主人公への感情移入の懸念は高くない。 全体的にレイプの描写はあまり細かくなく、 事実をそのまま記されるくらいだ。 斬新で、文章も良いのだが、 残念なのは、物語の完成度がシリーズ第1作目ということもあって低いことである。 公彦の幼馴染みである明日美という女の子が、 公彦の誘拐に並行して、 突き刺しジャックという連続殺人犯に迫るのだが、 その犯人が、何の伏線も前触れもなく現れて、ちょっと拍子抜けする。 鏡家についても、 ほとんど明かされないままだし、 誘拐事件のクライマックスも、いきなり神話とか予言者の話題になってしまって、この高揚感はいったいどこへ……。 いろんなことが置いてきぼりで 物語の軸がレイプなので好き嫌いは分かれる作品だと思う。 自分は、若々しく斬新で新鮮でとても好きだ。 是非とも続編を読みたい。
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想像してたのとだいぶ違ったけど面白かった。 作品の紹介 妹が首を吊った、とイカレた母親からの電話。愉快そうな侵入者は、妹の陵辱ビデオを見せたうえ、レイプ魔たちの愛娘がどこにいるか教えてくれる。僕はスタンガンを手に捕獲を開始。でも街には77人の少女を餌食にした“突き刺しジャック”...
想像してたのとだいぶ違ったけど面白かった。 作品の紹介 妹が首を吊った、とイカレた母親からの電話。愉快そうな侵入者は、妹の陵辱ビデオを見せたうえ、レイプ魔たちの愛娘がどこにいるか教えてくれる。僕はスタンガンを手に捕獲を開始。でも街には77人の少女を餌食にした“突き刺しジャック”も徘徊していた―。世界を容赦なく切り裂くメフィスト賞受賞作。
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