7月24日通り の商品レビュー
吉田修一ってこういう話も書くんだなぁ。相変わらず、綺麗な話の中にちょっと毒を混ぜてくる辺りがツボ。 あと、物語の本筋とは全く関係ないシーンなんだけど、161〜163ページにちらっと出てくる父と母のエピソードがものすごい好き。
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初めて韓国語で最後まで読んだ本。。 日本語だとスラスラ読める本も外国語だとどうしても時間がかかる。 もともと僕は日本の本を日本語で読むことに意味を感じてました。 もちろん翻訳はとても技術のいることだし翻訳家によって本の評価が変わるのも事実。 でも、なんか、やっぱ翻訳すると何かが...
初めて韓国語で最後まで読んだ本。。 日本語だとスラスラ読める本も外国語だとどうしても時間がかかる。 もともと僕は日本の本を日本語で読むことに意味を感じてました。 もちろん翻訳はとても技術のいることだし翻訳家によって本の評価が変わるのも事実。 でも、なんか、やっぱ翻訳すると何かが抜け落ちちゃう気がするんだよなぁ。 もちろん聖書なんかは翻訳だし、それで命かけたりしてる人がいるから翻訳の可能性は無限なんだが。。 どーしても、どーしても翻訳された本は好きになれない。。 でも。そー考えると自分は日本の日本語の本しか読めないんだぁと悲しくも思う。 そろそろ翻訳の世界も知るべきかな、
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映画化された恋愛小説だけあってロマンチックで甘い雰囲気もあるんだけど、主人公の内面の細かな描写が、作品を地に足をつけたものにしていて好感が持てます。それ以上に理屈じゃなくて作品全体の雰囲気とか主人公とか、可愛く思えてきてしまう何かがある気がする。結末も賛成です。「わたしたちはどん...
映画化された恋愛小説だけあってロマンチックで甘い雰囲気もあるんだけど、主人公の内面の細かな描写が、作品を地に足をつけたものにしていて好感が持てます。それ以上に理屈じゃなくて作品全体の雰囲気とか主人公とか、可愛く思えてきてしまう何かがある気がする。結末も賛成です。「わたしたちはどんなことでも想像できる、なにも知らないことについては。」本当にそのとおりだと思います。
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久しぶりの吉田修一。結末に、なんだかちょっと、ぐっときます。 1.モテる男が好き! 2.イヤな女にはなりたくない 3.どちらかといえば聞き役 4.家族関係は良好 5.初体験は19歳 6.タイミングが悪い 7.ときどき少女漫画を読む 8.夜の...
久しぶりの吉田修一。結末に、なんだかちょっと、ぐっときます。 1.モテる男が好き! 2.イヤな女にはなりたくない 3.どちらかといえば聞き役 4.家族関係は良好 5.初体験は19歳 6.タイミングが悪い 7.ときどき少女漫画を読む 8.夜のバスが好き 9.アウトドアは苦手 10.間違えたくない さぁ、あなたは何個あてはまりますか?
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映画が見たかったんですが、文庫あるし〜って読んでみたらよかった!!うわぁ〜〜!!女ならだれでも夢見るでしょ!!これで正解なのよ!!!妄想クラブ殿堂入り!!間違えたくない!!でも間違ったことしてみたい!!走り出したい!!
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「今朝、港で蝶の死がいを見つけた。」 なんでもないような、でもどこか怖さを感じさせるような、この一文で始まる小説は、映画『7月24日通りのクリスマス』の原作本です。 映画の方はちょっとみてみたいなぁと思っているうちに公開が終わってしまったのだけれど、文庫版を見つけたので読ん...
「今朝、港で蝶の死がいを見つけた。」 なんでもないような、でもどこか怖さを感じさせるような、この一文で始まる小説は、映画『7月24日通りのクリスマス』の原作本です。 映画の方はちょっとみてみたいなぁと思っているうちに公開が終わってしまったのだけれど、文庫版を見つけたので読んでみました。 背表紙で、 「もう一度恋する勇気がわく傑作恋愛長編!」 と謳っているのだけれど、 そして確かにモチーフは 田舎の普通のOLさんの恋愛なのだけれど、 見方によったらparanoiaの女性の病的な妄想ともとれる、というか主題はむしろこっち? どこからどこまでが現実で どこまでが妄想なのかわからなくなってくる。 特に『ポルトガルの海』の男の人は 妄想の産物じゃないかという気がしてならない。 小説全体にわたってポルトガルに関わる 事柄や地名が多く出てくるのだけれど、 緑と赤の国旗に象徴されるポルトガルは ノルウェイの森のオマージュかしら。 たしかに直子という女性が ヒロインの小百合の友人として出てくるし、 小百合のパラノイアな感じは精神を病んで自殺したノルウェイの森の直子をどこか彷彿とさせるのです。
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おおっっ、最近の恋愛小説って死を扱うのが多くてちょっと苦手だったけれど、コレはいい。 苦々しさとか、自分に重なる部分とか多くて。 映画は見ていないけれど、映画のラストとは違うと思われる。それでもコッチの苦さが私は好きだ。
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『結局、モテる人が好き』 自分も冴えない地味女なので、リンクする部分が大きかった。 傷ついて生きてきた分、強気で生きるには難しい所にあえて飛び込もうとする意思は、ちょっと羨ましく思った。
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文庫版が出るのをじっと待っていてよかった。読みたいと思ったときに丁度よく文庫化。 まあまあ。 いい意味で映画が気になる。この役はだれが演じるのだろうというのが気になる。
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わたしにとっての満点の本。 自分の住む町をリスボンになぞらえる地味なOLが主人公。 失敗したくない気持ちから小さくまとまってしまう主人公が最後には自分の力で人生を切り開いていく決心をする。 恋する勇気をくれる素敵な物語です。
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