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獣の奏者(Ⅰ) の商品レビュー

4.4

282件のお客様レビュー

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2011/03/01

すごい、一気に読めてしまう…!!! 続きも一緒に借りてくればよかった…!! 綿密な設定のファンタジー。 主人公のエリンは、闘蛇衆の村で育った少女。母は、獣ノ医術師として暮らす霧の民(アーリョ)であった。ある日、母の世話する闘蛇が死んでしまい、責任を問われた母は、死刑に処される...

すごい、一気に読めてしまう…!!! 続きも一緒に借りてくればよかった…!! 綿密な設定のファンタジー。 主人公のエリンは、闘蛇衆の村で育った少女。母は、獣ノ医術師として暮らす霧の民(アーリョ)であった。ある日、母の世話する闘蛇が死んでしまい、責任を問われた母は、死刑に処される。 エリンは助けようとするが、想い叶わず、母の操った闘蛇に乗せられ倒れていたところを、蜂飼いのジョウンに助けられる。 山奥で生活を共にしたある日、ジョウンの息子が家を訪れ、街に戻るようジョウンを説得しに現れる。 エリンが、今の様には生活出来ない上、つまらない人生を送ることになってしまうことを案じたジョウンは、旧知の中であるエサルに、カザルム王獣保護場の学舎にエリンを入れたいと相談する。 見事試験を突破し、学舎に入学したエリンは、母と同じ獣ノ医術師への道を歩み出す。傷付いた王獣の幼獣、光(リラン)の世話をする事になり、苦心の末、餌に興味を示したリランだったのだが、あと一歩のところでうまくいかない。 エリンはその夜、夢を見た。ジョウンと過ごした山での野生の王獣の親子の夢、またジョウンが弾いた竪琴の夢…エリンは目を見開いて、王獣舎の外へとびだす。 ーーーーー王獣編へ続く 面白かった…!! 続きが気になる…!!きっと、このあと、いろいろ政治的な争いがおきたり、面倒な事になるんだろうなあと思いながら先が読みたくてしょうがない…!! 凄くいいなぁと思ったのが、 ユーヤンの「エサル師は、あんたが霧の民の血をひいとることは無視せぇって、おっしゃったけど、それは無理やんなぁ?違うところがあったら、気になるんが、人ってもんやん。わたしはなぁ、無視するんじゃなくて、その違いを、勝手に悪い意味にとるような、くだらんまねはせんって、はっきり伝えることのほうがずっと大事だと思うん」っていうセリフがすごい好き!!! 好きというか、そう!そうだよ!それだよ!!!ってなった。 早く続きかりてこよ!

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2011/02/24

いっきに4巻まで読み進んでしまいました。上橋菜穂子さんの人の性、そして希望への考え方が凝縮していた作品だと思います。 この作品を面白かったと思う人は「女教皇ヨハンナ」も楽しめると思います。

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2011/02/22

獣の奏者シリーズは読んでいないけれど、NHKでやっていた大河アニメとして記憶しています。エリンの生涯にはどの場面でも涙します

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2011/02/19

みなさんかかれているように、緻密な世界観が大変魅力的な作品。 少女エリンの成長物語ですが、それにまつわる世界や人間模様が複雑に絡まってきます。 NHKでアニメにもなっていました。 闘蛇編だけど、半分以上は王獣の話かも?どっちも重要な獣だからいいんだけどね。

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2011/01/29

「児童書」、というカテゴリーに入ってたのですが 大人でも十分読める! というか読んで欲しい!! 生き物を扱うということはどういうことなのか そんな本質に迫った作品だと思います! 文庫化もされたので、是非読んでみてください!!

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2010/12/27

作り込まれた世界観で、物語の中にぐいぐい引き込まれる。 それに、ジョウンとエリンの親子関係ってすてきだと思う。 血のつながりだけが本当の「家族」というわけではないと思うから。 いいところで終わってしまう1巻。 よりおもしろさが増すのは次からですね!!

Posted byブクログ

2019/01/16

 アニメの方を見たり見なかったりだったので、気になって読みました。  母の非業の死、人との関わりの中で自分の生きる道を見付けて行くエリンの姿がよいです。

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2019/01/16

上橋菜穂子は、数あるファンタジーの中で最高峰だと思う。 世界観がしっかりしているのでリアリティが半端ない。歴史・地理・経済・社会的背景から民族対立、政治・支配体制、侵略の脅威、テロなど、全ての事象に裏打ちされた理由や設定があり、安心して読める。まるで現実世界を異世界を借りて描き...

上橋菜穂子は、数あるファンタジーの中で最高峰だと思う。 世界観がしっかりしているのでリアリティが半端ない。歴史・地理・経済・社会的背景から民族対立、政治・支配体制、侵略の脅威、テロなど、全ての事象に裏打ちされた理由や設定があり、安心して読める。まるで現実世界を異世界を借りて描き出しているかのようだ。 大人のためのファンタジーである。 主人公のエリンは、真王の権威の象徴であり、決して人に馴れぬ獣である王獣と心を通わせてしまったことで、否応なく権力闘争に巻き込まれていく。しかし彼女は、政治のために人に飼われる哀れな獣ではなく、野生の本来の王獣として生きて欲しいとただひたすらに祈る。 エリンの運命や如何に。Ⅱ王獣編に続く。

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2019/01/16

上橋 菜穂子 さんの本を読むのは初めてでした。 「守り人」シリーズが有名のようですが、なんとなくこちらを選択。 「ファンタジー」ものを読むのも ほぼお初。 いや~ 良かった! 好きなジャンル またひとつ発見!! 架空の生き物。架空の世界。いつの時代なのかも分からないのに、本当...

上橋 菜穂子 さんの本を読むのは初めてでした。 「守り人」シリーズが有名のようですが、なんとなくこちらを選択。 「ファンタジー」ものを読むのも ほぼお初。 いや~ 良かった! 好きなジャンル またひとつ発見!! 架空の生き物。架空の世界。いつの時代なのかも分からないのに、本当にどこかに有りそうな、行ってみたくなる場所。 幼い少女が体験するには、あまりにも残酷な母との別れ。そして新しい出会い。 怒涛の展開は、まるで自分が「闘蛇」の背にでも乗っているかのような疾走感に溢れていて、一気に読みました。 エリン、強く逞しく生きていって欲しい。 あー なんで続きも取っておかなかったんだろう。激しく後悔。 早く王獣編が読みたいっ! *********************************************************** 内容(「BOOK」データベースより) 獣ノ医術師の母と暮らす少女、エリン。 ある日、戦闘用の獣である闘蛇が何頭も一度に死に、その責任を問われた母は処刑されてしまう。 孤児となったエリンは蜂飼いのジョウンに助けられて暮らすうちに、山中で天を翔ける王獣と出合う。その姿に魅了され、王獣の医術師になろうと決心するエリンだったが、そのことが、やがて、王国の運命を左右する立場にエリンを立たせることに…。  

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2013/07/21

守り人シリーズが好きで、こちらも読んでみることにしました。 作者が文化人類学の学者だからか、世界観の書き込みがとても丁寧で奥行きがあります。 作中の情景が浮かび上がってくるようで、はまりこんで読んでしまいました。

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