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スコーレNo.4 の商品レビュー

3.8

99件のお客様レビュー

  1. 5つ

    20

  2. 4つ

    40

  3. 3つ

    32

  4. 2つ

    2

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2018/01/31

スイスイ読めるくらいには面白かったけど。。。 あまり感想が出てこない話だった。 スコーレの意味を調べて、なるほどね、と。 主人公の見た目は、なんだ結局可愛いのか、と思ってしまいました。 後から調べて、「羊と鋼の森」の作者だったのね!! 印象に残る話ではないけど、ほかの作品も...

スイスイ読めるくらいには面白かったけど。。。 あまり感想が出てこない話だった。 スコーレの意味を調べて、なるほどね、と。 主人公の見た目は、なんだ結局可愛いのか、と思ってしまいました。 後から調べて、「羊と鋼の森」の作者だったのね!! 印象に残る話ではないけど、ほかの作品も読んでみようかなと思わせる作家さん。

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2016/08/27

なっちゃんの本はやっぱりいいなぁ。 本当に好きだ。 読んでると心がキラキラしてくる。 自分に優しくなれる。 何度も読み返したくなる言葉たち。 麻子じゃないけど、もうだめだ。 と思ってしまう。

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2016/07/27

本屋大賞で話題の作家さん、初めて挑戦。とても品が良くて嫌味のない丁寧な文章で、読みやすいけど味わい深い、そんな作品でした。たまには新しい本も読まないといけませんね。ちなみに、ぶんこでいずの宮下奈都チャートに沿って読む作品を選びました。また別の本も読んでみたい作家さんです。

Posted byブクログ

2016/07/04

骨董屋の長女に生まれた麻子の思春期、高校時代、就職した頃、その後という感じで章が分かれていて、それぞれ番号が振られています。 タイトルの意味がまず分からなかった。スコーレとはギリシァ語で学び、遊び、余暇を意味する語らしい。 その第1ステップから第4ステップということなのでしょうか...

骨董屋の長女に生まれた麻子の思春期、高校時代、就職した頃、その後という感じで章が分かれていて、それぞれ番号が振られています。 タイトルの意味がまず分からなかった。スコーレとはギリシァ語で学び、遊び、余暇を意味する語らしい。 その第1ステップから第4ステップということなのでしょうかね。 意味は分からなくても、本書は読み終わった後、あたたかな気持ちにさせてくれる事間違いありません。 うまくまとまりすぎている感はありますが、生きていく意味を見失いそうになった時に読めば力が湧いてくるかもしれません。

Posted byブクログ

2016/06/21
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

特別に大きな事件もなく、大きな川の流れのようにゆったり進む少女の成長録のような優しい本だった。骨董品店の長女の麻子の学生時代は、自分に自信が持てず、恋も友情も指の間からサラサラとこぼれ落ちていったかのように見えた。でもその日々の積み重ねはらせん階段を昇るように、ぐるりぐるりと麻子を女性として成長させていたのだ。社会人になってから緩やかに自分の「存在意義」を見つけ出す麻子。それは戸惑いつつ、手探りの作業ではあったけれど、自分のいる場所で輝けることに気付けたのだ。あの、少女の日々があったから今が輝くのだろう。

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2016/06/09

スコーレNo.1は中学時代 No.2は高校時代 No.3は大学から社会人1年目 No.4は社会人3年目 骨董屋の娘に生まれた麻子の視点で日々の生活や家族(取り分け年子の可愛い妹)や初恋の相手や憧れの従兄、恋人、同僚などが描かれている。 美人で欲しい物を欲しいと主張出来る妹に比べ、...

スコーレNo.1は中学時代 No.2は高校時代 No.3は大学から社会人1年目 No.4は社会人3年目 骨董屋の娘に生まれた麻子の視点で日々の生活や家族(取り分け年子の可愛い妹)や初恋の相手や憧れの従兄、恋人、同僚などが描かれている。 美人で欲しい物を欲しいと主張出来る妹に比べ、自分は特筆すべき物を何も持っていない…と思っている麻子。 他人から見ると素敵な物をたくさん持っているのにそれに気付かず、ざらざらとした感情で送る少女時代。社会人になり、靴屋で働くうちに本来の素養により少しずつ自信を持ち始め、花開く様が良かった。 最初のざらざらした内面描写にしばらく慣れず、なかなか読み進まなかったけどNo.3くらいからは読んでいて楽しく、No.4で終わってしまうのが残念だった。もう少し…妹の七葉や恋人や従兄についてももう少し読みたかったな。

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2016/05/17

主人公の少女時代からの大人への物語。 なんてことないきっかけで、淡い恋心を抱く時。思春期、家族としっくりこなくなり離れたいと思う時。社会人になってからの悩み。いろんなことが自分の成長につながっている!

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2016/05/07

少女の成長してゆく様が、宮下さんの本当に細やかな、上品な文章で綴られています。誰もが持っているであろう劣等感の産まれ育つ様子、闇が広がり晴れる様子が丁寧に書かれていて心のひだに触れてきます。

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2016/02/29

素直で端的な文章。すうっと入ってくる心情。主人公にずっと寄り添って読める成長物語でした。  No.1では主人公麻子と妹七葉の生い立ちと家業のこと、そして中学生の麻子の淡い初恋のことが書かれています。 No.2は高校生になった麻子の従兄への恋心が、No.3は就職した麻子の葛藤が書か...

素直で端的な文章。すうっと入ってくる心情。主人公にずっと寄り添って読める成長物語でした。  No.1では主人公麻子と妹七葉の生い立ちと家業のこと、そして中学生の麻子の淡い初恋のことが書かれています。 No.2は高校生になった麻子の従兄への恋心が、No.3は就職した麻子の葛藤が書かれいていきます。 そしてNo.4はその集大成という印象です。  麻子が辿ってきた青春時代はきっと誰もが経験する感情だったり葛藤だと思います。だから読み終わった後、甘酸っぱい気持ちとどこか清々しい気持ちになるのでしょうね^^

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2015/07/12
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

言葉の表現がとてもきれいな方です。 人物も丁寧に描かれていました。 妹である七葉との対比もわかりやすくきれいでした。 ★3.8という感じです。 主人公である麻子は、自己表現や自己主張の弱さに悩みます。自分もそういう部分が多いので、共感しながら読み進めることが出来ました。 小学生だった麻子は、章を追うごとに中学生、大学生、そして社会人へと成長していきます。 押しの弱い彼女は人生に満足せず進んでいるのかな?ともやもやしながらずっと読んでいましたが、仕事で海外へ出張の話がでたあたりからもやもやは晴れ始めて、最後には気持ちよく幸せな気持ちで読み終わることが出来ました。 雑食でなければならない、という考え方を麻子は否定していたけれど、やってみなければ自分の能力に気づかないことも多いのでは?と思いました。 全くなじめなかった靴屋の仕事も、仕事に触れていくことで自分の目利きの能力に気づいたのだから、部長の言い分も間違っていないような・・というのは屁理屈なのかな。 ミラノでの買い付けの様子はとてもかっこよかったです。 なんだかんだと、麻子は素敵な恋愛をしているな~と羨ましくなります。 茅野さん素敵ですね。

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