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四季 春 の商品レビュー

3.8

238件のお客様レビュー

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    60

  2. 4つ

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  3. 3つ

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2009/10/04

うーん、難しい。四季が天才なだけに、彼女の会話や表現についていけない所が…。ストーリー性もそこまで面白みがない気がする。でもVシリーズからの人物たちが次々と出てきてなんだか嬉しくなってしまう。彼女の人格描写が難しいけれど、慣れれば問題はない。。かも?

Posted byブクログ

2020/07/15

森博嗣氏の小説の中で、非常にインパクトのあるキャラクターとして現れた真賀田四季が、主役として登場する「春夏秋冬」四部作の1作目。時系列としては過去にあたる作品で、作中、真賀田四季の年齢はなんと6歳。 彼女は、代表作でもあり、著者の推理小説シリーズ最初の作品でもある「すべてがFにな...

森博嗣氏の小説の中で、非常にインパクトのあるキャラクターとして現れた真賀田四季が、主役として登場する「春夏秋冬」四部作の1作目。時系列としては過去にあたる作品で、作中、真賀田四季の年齢はなんと6歳。 彼女は、代表作でもあり、著者の推理小説シリーズ最初の作品でもある「すべてがFになる」からの登場なので、元々、最強のバイプレーヤーといってもいいくらいの人物だ。 この本単体ではほとんど意味をなさず、ミステリとしても完成度はあまり高くない。ただ、過去の、森博嗣氏の推理小説シリーズの総集編的な位置づけとなっていて、その視点からは、非常によく出来た作品だと思った。 いわばファンサービス的な作品で、完成度の高い元ネタがあってこそ成立する、他の作品でいえば「百器徒然袋」「逆襲のシャア」「キン肉マンII世」のようなポジションの内容になっている。 森博嗣氏の本を読むにあたって、この本は決して最初に読んではいけない本で、最後の最後に読むべき作品だ。これから森博嗣氏の小説を読む人には、そこに到るまでの長い長い楽しみが残っているということで、それはとても羨ましいことだ。 私が想像しているよりも、人間の感情コントロールは回路が多そう。何のためにこんなストラクチャになったのかしら。どうして、一つの身体に一つの精神を据えて、着実なコントロール系を構築しなかったのだろう。生きるためには、そちらのほうが絶対に都合が良いのに。無駄が多いというのか、あまりにも多くの条件に対応できるように設計がされているのに、何故か、周囲には、そんなに複雑で多数の条件が存在していない。それが不思議。(p.97) 私が自由を得るためには、どうしても周囲の犠牲は必要だと思います。前進するためには、同じだけのものを後方へ放り出す必要があるでしょう?(p.122) 生きていることが、彼女の自由を束縛している、という意味を僕はようやく納得した。少女の小さなその身体が、これほどまでに強力で巨大なシステムを支えているという不思議な構図、そしてその矛盾した構造。でも、それだからこそ、四季は四季なのであって、僕にとっては、それがこのうえなく愛おしい。(p.239)

Posted byブクログ

2009/10/04

今年1番目の本を何にしようか悩み、悩みすぎて、森博嗣さんなら間違いないだろう、だけどシリーズ物は手を出すと止まらなくなると思い、4冊で完結するかなぁと。 そしたら、別のシリーズとの関連があるらしい…。 [08/01/25?]

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2009/10/04

希代の天才『真賀田四季』に迫るシリーズ。 起承転結の起。   このこそ泥こそ後の保呂草である。

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2009/10/04

S&Mシリーズの集大成。 春から冬までの四部作です。 真賀田四季もすごいけど、彼女を作り上げた森さん 恐れ入りました。。。 現在出ている森作品はほとんど網羅しましたが このシリーズが一番好き。

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2009/10/04

春夏秋冬ではこれが一番すき 人間らしい四季さまがみれる おじさんはちょっと不憫だけど  子供生んでリセット っていうくだりは考えさせられる

Posted byブクログ

2009/10/04

「すべてがFになる」を読んで四季についての話を読んでみたいと思い、先にこちらを読んだ。「すべてが〜」では不可解な印象を持った四季だったが、こちらを読むと天才ながらも切ない一面がうかがえた。

Posted byブクログ

2009/10/04

四部作一冊目。 天才科学者・真賀田四季の幼少時代を描いた作品。 失われていく、兄・其志雄の存在。 S&Mシリーズ・Vシリーズとどんどんリンクしていき、私には時間軸が曖昧。 四季にとっての「兄」の存在がどのようなものだったのか。考えずにはいられない、冷やかな美しさが残る。

Posted byブクログ

2012/03/28

【あらすじ】天才科学者・真賀田四季。彼女は五歳になるまでに語学を、六歳には数学と物理をマスタ、一流のエンジニアになった。すべてを一瞬にして理解し、把握し、思考するその能力に人々は魅了される。あらゆる概念にとらわれぬ知性が遭遇した殺人事件は、彼女にどんな影響を与えたのか。圧倒的人気...

【あらすじ】天才科学者・真賀田四季。彼女は五歳になるまでに語学を、六歳には数学と物理をマスタ、一流のエンジニアになった。すべてを一瞬にして理解し、把握し、思考するその能力に人々は魅了される。あらゆる概念にとらわれぬ知性が遭遇した殺人事件は、彼女にどんな影響を与えたのか。圧倒的人気の四部作、第一弾。

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2009/10/04

視点もよくわからないけれど面白かった。誰が誰の多人格なのかと考えるだけでこんがらがりました。天才の思考は非才にはわかりません。森節というかんじ。読み終わった後、赤緑黒白とすべてがFになるを引っ張り出してしまいました。それにしても森さんの作品には天才や準天才、頭脳明晰な人が多い。

Posted byブクログ