幽霊人命救助隊 の商品レビュー
自殺した4人の幽霊が、神様の命令により、地上で100人の自殺志願者を救助すれば天国へ行けるいう物語。自殺がからんでくるのでどんより暗くなる場面も多々ありますが、救助方法などコミカルな面もあり。最後のクライマックスは感動して声出して号泣しました。笑
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自殺した人たちが、これから自殺をしようとしている人たちを助けていくお話です☆ 面白いし、今の世間の問題をいろいろと入れてるんだけど、途中でテンポに飽きがでてくると思います☆ 最後はそうだよねーーというベタな終わり方だけど、逆に王道で終わってくれてホっとしました☆
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面白かったです。堪能できました。題名だけ見るとなんか軽い感じのファンタジーって感じだけど、とんでもなかったです。かといって┗(-_-;)┛オ・・オモイ… って感じでもなく、久々に「いい本とめぐり合えた」という感じです。
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自殺というテーマの割りに重くならずに読める作品です。 養老孟司の解説も面白かったです。 世代の違う幽霊達の「言葉の壁」が妙に実感できる所に自分の年齢を感じてしまいました。
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今、職場で精神的な病と闘っている上司がいるので この小説は本当に参考になりました。 僕にとっては「なんでそんなことで悩んでんの?」と思うことでも 当事者にとっては深い悩みで、心も傷ついてたりするんですよね。 自分のものさしで人の悩みの軽重を判断したらダメなんです。 そし...
今、職場で精神的な病と闘っている上司がいるので この小説は本当に参考になりました。 僕にとっては「なんでそんなことで悩んでんの?」と思うことでも 当事者にとっては深い悩みで、心も傷ついてたりするんですよね。 自分のものさしで人の悩みの軽重を判断したらダメなんです。 そして、うつ病にかかってしまった人が元気になるには やはり周囲の理解が絶対に必要なんですね。 「生きること」についても考えさせられる素晴らしい小説でした。
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浪人生の高岡裕一は、奇妙な断崖の上で3人の男女に出会った。老ヤクザ、気弱な中年男、アンニュイな若い女。そこへ神が現れ、天国行きの条件に、自殺志願者 100人の命を救えと命令する。裕一たちは自殺した幽霊だったのだ。地上に戻った彼らが繰り広げる怒濤の救助作戦。傑作エンタテインメント、...
浪人生の高岡裕一は、奇妙な断崖の上で3人の男女に出会った。老ヤクザ、気弱な中年男、アンニュイな若い女。そこへ神が現れ、天国行きの条件に、自殺志願者 100人の命を救えと命令する。裕一たちは自殺した幽霊だったのだ。地上に戻った彼らが繰り広げる怒濤の救助作戦。傑作エンタテインメント、遂に文庫化。
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「未来が定まっていない以上、すべての絶望は勘違いである。」 「仕事一筋、家庭一筋。人はたった一つの人生しか歩むことができない。たった一つ、というのは貴重なはずだ。まるでその人の命のように。」 「不意に気付いた。自分が寄り添っていたかったのは夫ではなく、変わらない日常だったとい...
「未来が定まっていない以上、すべての絶望は勘違いである。」 「仕事一筋、家庭一筋。人はたった一つの人生しか歩むことができない。たった一つ、というのは貴重なはずだ。まるでその人の命のように。」 「不意に気付いた。自分が寄り添っていたかったのは夫ではなく、変わらない日常だったということに。」
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物凄くシリアスな場面なのに、何だか笑えてしまったり、物凄くバカバカしい会話なのに、何だか泣けてしまう。そんな小説でした。
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ファンタジーなのかと思ったが、考えさせる作品だった。 自殺しようとする理由なんて他人から見たら些細なことだったりするのに、本人にとっては「死ぬ」ことだけが残された手段としか思えないというのが悲しい。
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自殺した人は天国へはいけない。自殺しそうな人間を100人救わなければ。その方法は耳元で応援するだけ。そしてそれは自身の自殺の理由との折り合いをつけることでもあった。心の闇を描きながら全然暗くなくライト感覚に読み進められます。 「死のうとしている奴が恐れるのは未来だ。 この...
自殺した人は天国へはいけない。自殺しそうな人間を100人救わなければ。その方法は耳元で応援するだけ。そしてそれは自身の自殺の理由との折り合いをつけることでもあった。心の闇を描きながら全然暗くなくライト感覚に読み進められます。 「死のうとしている奴が恐れるのは未来だ。 この先何もいいことなんかないと思い込んでる。 だがな、誰も預言者じゃねえ。 ノストラダムスの大予言だって見事に外れたんだ。 つまり、俺が言いたいのはーーー」 「未来が定まっていない以上、すべての絶望は勘違いである。」
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