虚構 の商品レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
クラサワコミュニケーションズ買収をはじめとする不当な利益の計上があり、それがニッポン放送買収で浮き彫りになったというお話。 文中に「堀江は容疑を否認し徹底的に戦っていく中で、私(宮内)にすべて任せていたといい、堀江も自分自身にもそう言い聞かすことができるようだった」という記述があった。
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ホリエモンの右腕とも呼ばれた元ライブドア・宮内受刑者の一冊。 堀江貴文の「徹底抗戦」も読みましたが、フラットな視点で事実関係を書かれているのはこちらの方かもしれないですね。書名の通り「徹底抗戦」しているホリエモンと違って、違法性を認めているだけにある程度開き直りとしてかけた部分も...
ホリエモンの右腕とも呼ばれた元ライブドア・宮内受刑者の一冊。 堀江貴文の「徹底抗戦」も読みましたが、フラットな視点で事実関係を書かれているのはこちらの方かもしれないですね。書名の通り「徹底抗戦」しているホリエモンと違って、違法性を認めているだけにある程度開き直りとしてかけた部分もあるだろうし。 そのへんの個人の思いの対立とかは正直、読む私にとってはどうでもよくて、むしろあの頃のライブドアがなにを目指してあのようなビジネスをやっていたのか、どのように成長しようと考えていたのか、が、気になっていたのですが、本書が真実だとしたら、まさに「虚構」の中でもがいていたんだろうなぁということがわかります。 ライブドアは国家権力に潰されてしまった、と、今でも私は疑いを捨てていませんが、その強制捜査がなかったとしても、企業としての寿命はさほど長くなかったでしょう。
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ライブドア事件も内部からの視点ではまた違った一面を持っていたのだと思います。ギリギリ合法のハイワイヤーを歩いたのか、それともそれは"非紳士的行為"だったのか。いずれにせよ当事者だけに責任を押し付けて終わりにするのではなく、今後も考察を続けたい事件だと思います。...
ライブドア事件も内部からの視点ではまた違った一面を持っていたのだと思います。ギリギリ合法のハイワイヤーを歩いたのか、それともそれは"非紳士的行為"だったのか。いずれにせよ当事者だけに責任を押し付けて終わりにするのではなく、今後も考察を続けたい事件だと思います。 本書では内部での陣頭指揮をとっていた宮内氏が経緯説明とをしていてとても参考になります。
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ホリエモンの本をほとんど読んだが、ライブドア関連でホリエモン以外の視点で書かれた本を初めて読んだ。当然?なのか両者の立場・訴えは異なっているので何が真実だったのか、というのは気になるところ。ちょっといわゆる普通の人間とは離れた感覚の持ち主のホリエモンよりも、考え方とかは共感が持て...
ホリエモンの本をほとんど読んだが、ライブドア関連でホリエモン以外の視点で書かれた本を初めて読んだ。当然?なのか両者の立場・訴えは異なっているので何が真実だったのか、というのは気になるところ。ちょっといわゆる普通の人間とは離れた感覚の持ち主のホリエモンよりも、考え方とかは共感が持てるというか自分に近いものを感じた。 そしてこのころのライブドアで働いてみたかったなとちょっと思った。
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意外と読みやすかった。 悪いところは素直に認めているし、 読んでていいかげんな人だなぁとは思ったが、 世の中の情報からイメージするほどの感じの悪い奴ということはなかった。 他の人の発言との食い違いがあり 本書が正しいとは言えないが、 事件について知りたいのであれば、 その中の...
意外と読みやすかった。 悪いところは素直に認めているし、 読んでていいかげんな人だなぁとは思ったが、 世の中の情報からイメージするほどの感じの悪い奴ということはなかった。 他の人の発言との食い違いがあり 本書が正しいとは言えないが、 事件について知りたいのであれば、 その中の1人の主張として読むのはいいと思う。
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ブックオフに安く置いてあったので手に取ってみた。読むべき時期は逸したような感じもするけど、今みたいに経済全体が委縮しているときに改めて振り返って見るのもいいかもしれない。 著者自身が、逮捕・起訴された側でしかもホリエモンとも対立する側ということで、内容は全体的に自己弁護やホリ...
ブックオフに安く置いてあったので手に取ってみた。読むべき時期は逸したような感じもするけど、今みたいに経済全体が委縮しているときに改めて振り返って見るのもいいかもしれない。 著者自身が、逮捕・起訴された側でしかもホリエモンとも対立する側ということで、内容は全体的に自己弁護やホリエモンやマスコミ対する批判が多い。そのあたりは割り引く必要があるけれど、数少ない当事者側の記録だし、当時の内部の雰囲気がよく出ている。書かれている事実にしても、(冷静に分析された)いろいろな報道とも概ね整合していて、正直に書こうとしているように思う。 虚業、拝金主義、時代のあだ花といってたたくのは簡単だし気持ちがいい。でも、個人的にはライブドアは虚業でもただの拝金主義でもなかったように思う。IT企業としてみてもよいサービスを多く持っていたし、ファイナンスの技術も高かった。経営陣を筆頭に、優秀な人たちが最大限の努力で仕事をしていたんだろう。倫理的に批判されることは覚悟していただろうし、綱渡りをしているという自覚もあっただろうけれど、法を犯して逮捕されるようなことをしているとは考えてもいなかったんじゃないか。制度の範囲内で最大速度で突っ走っていたつもりだったんだろう。そうした全力疾走が嫉妬ややっかみ、反発なんかを生んでいき、最終的に司法の標的にされてしまった。そんな状況なんだろうと思う。 ライブドア自体は、時代の最先端をいく企業としてもてはやされたあとすっかり転落してしまったし宮内氏や堀江氏はいまや犯罪者。だけど、だからといって、やっぱりああいうのはだめなんだ、と切り捨てることはできないし、ビジネス、会社、経営のありかたといったことに対して彼らが投げかけた疑問はまだまだ考えなくてはいけない。そう考えると、経営、制度、経済、司法、倫理、報道とあらゆる面から本当に日本のビジネスをとりまく問題を浮き彫りにした事件だったのだと思う。
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当事者の一人である宮内氏の視点からみたライブドア事件. ここは逮捕された人にしかわからない胸中なのかもしれないが,検察側の認否を認める判断が,「そういう見方もできる」に終止しているのが歯がゆく感じてしまうのが自分だけだろうか. ホリエモンとの距離感が明確になっていないのもあまり...
当事者の一人である宮内氏の視点からみたライブドア事件. ここは逮捕された人にしかわからない胸中なのかもしれないが,検察側の認否を認める判断が,「そういう見方もできる」に終止しているのが歯がゆく感じてしまうのが自分だけだろうか. ホリエモンとの距離感が明確になっていないのもあまり納得のいかない読了感になってしまっている.
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人が人を裁く時に思惑が働くのは必然であり 見逃されるグレーもあれば黒く塗りつぶされるものもあるということが分かった。 本自体は普通で宮内さんを知りたい人以外はどうでも良いかも・・
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ライブドアという会社がなぜ、虚像と言われたのかといえば、利益を出していたのが自社の株価にかなり依存したファイナンス事業のみだったからだと思います。しかし、それでもビジネスですし、彼らの努力とモチベーションの高さの様子が伝わってきて、学ぶ点があると思います。ただし、好き嫌いで言うと...
ライブドアという会社がなぜ、虚像と言われたのかといえば、利益を出していたのが自社の株価にかなり依存したファイナンス事業のみだったからだと思います。しかし、それでもビジネスですし、彼らの努力とモチベーションの高さの様子が伝わってきて、学ぶ点があると思います。ただし、好き嫌いで言うと堀江は大嫌いです。ビジネスマンとしての尊敬と人間の性質という点での尊敬は別軸であるはずだからです。
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宮内さんの自伝。ライブドア事件を裏側から理解するには良い本。 たぶん言い訳てきな綺麗ごとを書いてる気がするw そのあたりを差し引いて読めばよいかと。
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