虚構 の商品レビュー
ライブドアの成長~繁栄と凋落を堀江貴文氏の側近財務責任者の著書が語る。複雑なスキームを駆使して成長(?)していったライブドアの詳細が描かれている。派手にやりすぎたのかな。。
Posted by
ライブドア事件について、No.2の宮内氏視点から書いた本。 基本的にはホリエモンと罪のなすり付け合いをしている。 どちらの言い分も正しいし、間違っているのだと思う。 検察側のストーリーというのは、難し過ぎて素人にはさっぱり理解できなかった。 なので悪質性の判断は出来ないが、ホリ...
ライブドア事件について、No.2の宮内氏視点から書いた本。 基本的にはホリエモンと罪のなすり付け合いをしている。 どちらの言い分も正しいし、間違っているのだと思う。 検察側のストーリーというのは、難し過ぎて素人にはさっぱり理解できなかった。 なので悪質性の判断は出来ないが、ホリエモンが書いた本より詳しく事件の全貌が書かれていたので、この人の方がより実務に詳しかったのだろうと思う。 この本に書いてあったように、ホリエモンは途中から会社の広告塔のような存在になり、やがてタレント化し、仕事はほとんどしていなかったのだろうと想像する。 天才的な頭脳の持ち主だが、俗物的で、ある面で物凄く普通の人なんだと感じた。 ライブドア事件のことよりも、客観的な立場からホリエモンのことを論じているところが参考になった。 人の本性が出るのは、仕事と家庭だと思うから職場の人の評価、家族の評価というのは、その人の本性を的確に捉えていることが多い。 ただ、ホリエモンも宮内氏も「自分は世間で思われてるような拝金主義ではない。お金にも贅沢にもさほど興味がない」と主張しているのが白々しかった。 六本木ヒルズに住み、高級外車を乗り回していたのだから言っていることとやっていることが随分違う。 贅沢をするなと言っているのではなくて、贅沢が好きなんだからそれの何が悪いんだと開き直れば良いのに。 お金に興味がない金持ちに見られたいのなら、バフェットの様に地方の中古住宅に住み、稼ぎのほとんどを寄付するくらいのことはしないと世間はそう評価してくれない。
Posted by
ライブドアの ナンバー2 宮内亮治の告白本。 あまり期待しなかったけど、やはり 文章がうまくない。 要するに、洗練されていないのだ。 堀江貴文は「ビジネスパートナー」と呼ぶ。 確かに、財務的な部分は 宮内が行なったのかもしれない。 粉飾に対する自覚が、あまりなかった気もする。 イ...
ライブドアの ナンバー2 宮内亮治の告白本。 あまり期待しなかったけど、やはり 文章がうまくない。 要するに、洗練されていないのだ。 堀江貴文は「ビジネスパートナー」と呼ぶ。 確かに、財務的な部分は 宮内が行なったのかもしれない。 粉飾に対する自覚が、あまりなかった気もする。 イケイケドンドンの世界で、利益を上げる手法は ファイナンスで行なうわざるを得なかったと思う。 近鉄球団買収、ニッポン放送買収、それで得た1400億円。 亀井静香に挑戦した政治家への道、 更に突き進んでいく宇宙事業とソニー買収。 そのなかでの 堀江貴文の 変化が、うまく切り取られている。 検察のシナリオで、堀江貴文を叩き潰し、 ライブドアを叩き潰すということが浮き彫りだ。 そのために、堀江貴文と宮内亮治を対立させれば、 よりそのウミは、でやすいのである。 堀江貴文は 自分を無実と言って会社よりも自分を守った。 宮内亮治は 罪状を認めることで 会社を守ろうとした。 検察のシナリオに乗るか乗らないかで、その立ち場が鮮明となる。 堀江貴文は 検察のシナリオに乗らなかった。 ある意味では、そのほうが 勇気のいる選択だったのかもしれない。
Posted by
今更ながらライブドアがどういう経営スタイルだったのかを知りたくて、読んでみた。 堀江氏の本を読むと、僕自身と性格が似ているので、参考になるかと思い。 ・赤字について理詰めで責める。その詰められる堀江が強くて、皆んなが必死に成績を上げるというスタイル。良い緊張感はあった。 ・読...
今更ながらライブドアがどういう経営スタイルだったのかを知りたくて、読んでみた。 堀江氏の本を読むと、僕自身と性格が似ているので、参考になるかと思い。 ・赤字について理詰めで責める。その詰められる堀江が強くて、皆んなが必死に成績を上げるというスタイル。良い緊張感はあった。 ・読みが早すぎる上に、飽きっぽさがあり、その事業が成熟する前に止めてしまうこともあった。堀江のアイディアを事業化して成長させられる人材がいない。 ・内紛を機に、一層ドライな人間関係を好むようになった。判断基準は数字のみ。 ・360度評価に対する堀江氏と宮内氏の対立。自分の部下を評価とは無関係に取り立てて新規事業を任せようとしたことで対立。公平性が保たれるが、トップダウンとしてのスピード感をどのようにバランスするか。 ・2005年に株の一部を売却してキャッシュを手にしてから、堀江が会議に来ない。宇宙への関心を語りビジネスに関心を持たない。宮内氏からの信頼を失う。だから中をまとめようとしていた。 ・勤務はフレックスタイムで、給与は安いが、徹底したインセンティブ。経費はどんな備品購入にも相見積もりを取らせ、執行役員(事業本部長を兼務)でも決済権限は5万円まで。利益を達成しない幹部は厳しく叱責され、信賞必罰で降格。 ・いくら稼いでくれるかにしか関心がないため、歓迎会には一律三千円の補助を出すが、送別会には出さない。会社を出ていく人間には何かをする必要はない。社員に一体感を持ってもらうため、忘年会と社員旅行には金をかける。 ・唯一の福利厚生は月7万円会社の近くに住むべきだから。 ・
Posted by
ライブドア事件を当時取締役ファイナンス部部長、など肩書きを持った著者からの視点で書いた内容。 当時のライブドア社内、堀江社長がどんな存在であったかがわかる本。 次に中国を狙っていると巻末に書いてあったが、どうなったのか・・・
Posted by
堀江氏の側近でライブドア時代は財務部門に携わった宮内氏の著書。 本人と検察の見解内容の相違点が多く語られており、読んでいて疲れた印象があったが、事件の起きた翌年の2007年に執筆されている時点で中国のビジネスに強い関心を持っていたことからも堀江氏とは違った天才的な才能はあること...
堀江氏の側近でライブドア時代は財務部門に携わった宮内氏の著書。 本人と検察の見解内容の相違点が多く語られており、読んでいて疲れた印象があったが、事件の起きた翌年の2007年に執筆されている時点で中国のビジネスに強い関心を持っていたことからも堀江氏とは違った天才的な才能はあることは読んでいて感じました。 あと、堀江氏の情報力や分析力の的確さそして、仕事に対するドライな姿勢などの側近からみる天才ぶりも感じました。 確かにニッポン放送の騒動後から堀江氏の熱量がなくなったことは共感できる部分はあると感じたり、同社の予算管理などの金銭面に対するシビアな姿勢は読んではじめて知りました。 株式市場が次の段階に入った時代に刺激的なM&Aなどのファイナンスで時代の象徴となった同社は堀江氏だけにフォーカスが当てられる部分が多いですが、そこには結果的に罪に問われることにはなるものの宮内氏を代表とする側近たちの力もあっての組織の拡大があったことを本書を読んで感じました。
Posted by
ライブドア事件のことを宮内さんが自分の立場で書いた本。今までは堀江さんの著書しか読んでなかったから、この本は新鮮だった。当然のことながら堀江さんとは意見が異なるけど、どちらが正しいかは第三者でなければ何ともいえない。双方に言い分はあるのだろうけど、逮捕されなければならなかったのか...
ライブドア事件のことを宮内さんが自分の立場で書いた本。今までは堀江さんの著書しか読んでなかったから、この本は新鮮だった。当然のことながら堀江さんとは意見が異なるけど、どちらが正しいかは第三者でなければ何ともいえない。双方に言い分はあるのだろうけど、逮捕されなければならなかったのかは疑問。同じようなことをしても捕まらない大企業の方はたくさんいるし。
Posted by
ライブドア事件宮内亮治氏側から見た本 ホリエモンの主張だけ読むのも不自然と思ってこちらも 読んでみましたホリエモンと宮内氏相違は有る物の あの逮捕はやはりやり過ぎだと思わざるおえない
Posted by
この本はいったいなんなのか。 読後に理解に苦しんだ。 暴露本なのか罪の吐露本なのか社会に対する警鐘の本なのか。 報道では知ることのなかったライブドア幹部の人間くささが伝わったのはプラスだが、結局「自分の責任はここまでだった」という弁明の部分が多い。 なんともシャキッとしない読後感...
この本はいったいなんなのか。 読後に理解に苦しんだ。 暴露本なのか罪の吐露本なのか社会に対する警鐘の本なのか。 報道では知ることのなかったライブドア幹部の人間くささが伝わったのはプラスだが、結局「自分の責任はここまでだった」という弁明の部分が多い。 なんともシャキッとしない読後感。
Posted by
事件当時、まだ学生だったので内容についてはそんなに知りませんでした。今更ながらですが理解できてよかったなと思います。
Posted by