1ポンドの悲しみ の商品レビュー
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心臓に一番近いところの肉を1ポンドあなたと別れるたびにえぐりとられる。切なくて、空っぽで、たまらない。10のショートストーリー。お気に入りは、十一月のつぼみ声を探しにいい観客になろうとする人生に共感。
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短編集。表題作は肩透かしを食らった感じ。 平凡な生活の中に潤いを求める人妻の話はとても共感してしまった。 普通の恋愛だけど、それが良かった。 20代のころは良さがわからなかったのかも。
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表題作は、私自身が遠距離恋愛をしていたこともありとても心にずっしりきました。 世界は悲しみでできている―――久々に会えた恋人たちが、また離れなければならないときの感情をこれでもかというくらい適切に表現した言葉だと思います。 とても胸にずっしりきて、この言葉を思い出しただけで泣き...
表題作は、私自身が遠距離恋愛をしていたこともありとても心にずっしりきました。 世界は悲しみでできている―――久々に会えた恋人たちが、また離れなければならないときの感情をこれでもかというくらい適切に表現した言葉だと思います。 とても胸にずっしりきて、この言葉を思い出しただけで泣きそうになってしまうほど。 誰かを好きになるということが、これほど切なくて素晴らしいものだということを教えてくれる話です。
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石田衣良の恋愛小説ならスローグッドバイのほうがよかったな。 リアリティはあるけどあんましぐっとくるものがなかった。
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30代の恋愛をテーマとしてあるらしいが、それが共感できる歳になったんだなぁというのが最初。日常のそこら辺にいそうな普通のカップルに焦点を当ててあるのでこれといった驚きはないが、最後にほっこりと胸に温かいものが残る。個人的には、一番最後にある三人の物語が好きでした。
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『スローグッドバイ』は若者の恋愛短編集でしたが、 こちらは30代が主役のもの。1話30頁ほどの短編が10編。 ひとつひとつが短くてぷつぷつと切れる印象になるかもなと あまり期待せずに読み始めたんだけど、全体を通して漂う 空気感が統一されていて、ちぐはぐな印象もなくすんなりと それぞれを楽しむことができました。 『スローグッドバイ』も『1ポンドの悲しみ』もタイトルだけだと なんだか暗い印象や悲しい印象などマイナスに感じそうですよね。 でも、そんなことはないんです。 たしかに、「万々歳のハッピーエンド」ってかんじではないけど すべてに救いがあって、目の前には道がひらけていると感じられる。 様々な苦難を乗り越えて長いこと冒険した暁に見つけたのは すでに空っぽになってた宝箱の山だった。 けれど、その途中に得た仲間たち、そしてその仲間たちとの絆は かけがえのないものとなっていた。 例えるならこんなかんじかなぁ。微妙に違うか!? 小粒揃いでどれかひとつを挙げるのは難しいけれど、 あえて好きなものを選ぶとすれば、これかな。 『デートは本屋で』
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一応、20代なんですが、「スローグッドバイ」よりも面白く感じました。 恋愛小説が苦手な人も、短編だし読みやすくていいと思います。 キレイでさらっとした恋愛小説がお好きな方にはおススメです。 個人的には、「デートは本屋で」「十一月のつぼみ」「秋の終わりの二週間」「ふたりの名前...
一応、20代なんですが、「スローグッドバイ」よりも面白く感じました。 恋愛小説が苦手な人も、短編だし読みやすくていいと思います。 キレイでさらっとした恋愛小説がお好きな方にはおススメです。 個人的には、「デートは本屋で」「十一月のつぼみ」「秋の終わりの二週間」「ふたりの名前」が印象的でした。
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ふとした時に読みたくなる本。物凄い衝撃がある内容ではないけれど、読み終わった後に穏やかな気持ちになれる1冊。
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スローグッバイよりこっちの方が好きな文章だったw 30代の人たちの恋のお話って感じで 自分が30代になった時にこんな恋がしたいなぁ って思わされました
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石田衣良って「アキハバラ@DEEP」や「池袋ウエストゲートパーク」みたいな、ぶっとんだ青春モノばかり読んでた。 初めて読んだ恋愛ものが「美丘」で個人的にはイマイチだったから、あんまり期待しないで買った。 でも、短編一話一話で人物の設定がしっかり出来てて、本当に実在している人の再現...
石田衣良って「アキハバラ@DEEP」や「池袋ウエストゲートパーク」みたいな、ぶっとんだ青春モノばかり読んでた。 初めて読んだ恋愛ものが「美丘」で個人的にはイマイチだったから、あんまり期待しないで買った。 でも、短編一話一話で人物の設定がしっかり出来てて、本当に実在している人の再現本を読んでるみたいだった。 個人的には、壁紙を張り替える女性が一番好き。
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