1ポンドの悲しみ の商品レビュー
約450g―心臓に一番近いところの肉を1ポンド 出会いと別れと再会と−日々どこかで起きていて、日々繰り返されていそうな恋愛の一部分が10の短編に収められています。 出会いも別れも悲しい。悲しいものは優しい。日常の些細な出来事を、美しく描いていくとこうなるのだろうな…と思うけれ...
約450g―心臓に一番近いところの肉を1ポンド 出会いと別れと再会と−日々どこかで起きていて、日々繰り返されていそうな恋愛の一部分が10の短編に収められています。 出会いも別れも悲しい。悲しいものは優しい。日常の些細な出来事を、美しく描いていくとこうなるのだろうな…と思うけれど、それをこの短さでさらりとやってのけるところが石田衣良だなと思わされます。
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これが30代の恋なんだなあ。 20代みたいに遊び半分な訳じゃないんだよね・・・? まずは20代の恋を楽しもう!
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20代後半から30代くらいの女性の恋愛を描いた短編集。ドラマチックではないけど、さらーっと流れていくような恋模様が石田衣良作品っぽい。もう少し、年を重ねてからまた読んだ方がいいかも。。。
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テレビや雑誌のコメンテイターとしてよく目にしていたが、実際、作品を読むのはこれが初めて。短編なせいか、一晩で読んでしまった。個人的には、ひとつひとつの作品が実にあっさりしている。話の舞台となる場所が、自然と創造がつく場所ばかりなのも好印象。特に心に残ったのは、ストレスで声を無くし...
テレビや雑誌のコメンテイターとしてよく目にしていたが、実際、作品を読むのはこれが初めて。短編なせいか、一晩で読んでしまった。個人的には、ひとつひとつの作品が実にあっさりしている。話の舞台となる場所が、自然と創造がつく場所ばかりなのも好印象。特に心に残ったのは、ストレスで声を無くしてしまった女と演劇オタクの話「声を探しに」。人を傷つけるのもコトバなら、癒されるのもコトバによる。【図書館】
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ふと手に取った1冊。”好き”ってこういうことだよなぁ って思える。表裏もないし直球っぽい感じ。久々にさっぱりとしてて読んだ後爽快な本。特に「デートは本屋で」がいい。男が熱中した本は、その人の学歴や職歴などよりずっと深いところで人物を語る。というとこ。好きなが選ぶ本や映画を知るのっ...
ふと手に取った1冊。”好き”ってこういうことだよなぁ って思える。表裏もないし直球っぽい感じ。久々にさっぱりとしてて読んだ後爽快な本。特に「デートは本屋で」がいい。男が熱中した本は、その人の学歴や職歴などよりずっと深いところで人物を語る。というとこ。好きなが選ぶ本や映画を知るのって楽しい。今まで知らなかったジャンルの本を教えてもらうのも、同じ本に感動して語るのも、どっちもいいね。自分の知的好奇心を満たしてくれるし相手のこともわかる気がするし。
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恋愛短編集。「デートは本屋で」の中に出てくる作家は絶対著者本人だ、とか思ってたら解説にも同じことが書いてあった。 石田作品、短編は短編で面白いんだけど、やっぱり長いのが読みたいな〜。どれでもいいからはやく文庫化しないかしら。
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誰かの人生の1ページをランダムに選び出し、ザックリ切り取った…そんな印象を受ける。 オチが無いということは、読み手によってその続きが無限に広げられてしまう。 最近こういう短編集によくあたる。 嫌いじゃありませんけどね。
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30代前半の女性の短編恋愛集。 私もそんな年に突入し、わかるようなわからないような・・・ どこか特別な恋愛話の集結ではなく、どこにでもあるような、きっとみんながしているであろうふつうの恋愛なんだけど、たいくつせずに読める作品。 「秋の終わりの二週間」は切ないんだけど心が暖かくなっ...
30代前半の女性の短編恋愛集。 私もそんな年に突入し、わかるようなわからないような・・・ どこか特別な恋愛話の集結ではなく、どこにでもあるような、きっとみんながしているであろうふつうの恋愛なんだけど、たいくつせずに読める作品。 「秋の終わりの二週間」は切ないんだけど心が暖かくなった作品。 やっぱり私は衣良さんの作品が好きなようだ。
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最後の「スターティングオーバー」が胸が痛くなった。 「わたしは彼氏がいなきゃ一人前のおんなじゃないと思っていた。でも、そうゆうのをやめたらすごく楽になった。」
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30の代女性の10のショートラブストーリー。「スターティング・オーバー」と「秋の終わりの二週間」が好き。思わずほろりと涙がこぼれそうになる愛しくて切ない話が詰まっている。「わたしたちは甘やかされて育ち、快適さのなかで自分から目をそらすことに必死になっていた。それは誰も同じはずだ。...
30の代女性の10のショートラブストーリー。「スターティング・オーバー」と「秋の終わりの二週間」が好き。思わずほろりと涙がこぼれそうになる愛しくて切ない話が詰まっている。「わたしたちは甘やかされて育ち、快適さのなかで自分から目をそらすことに必死になっていた。それは誰も同じはずだ。曲がり角のむこうから突然やってくる、今という時代に身も心も縛られて、立ち尽くしてしまうのだ。でも、気がついたときから、また始めればいい。新しい年と新しい人は、きっとやってくるだろう。」(07年8月3日)
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