僕僕先生 の商品レビュー
明かされないことが多かったが、そこは中国小説っぽかった。 著者の仁木氏は大阪生まれの信州大人文学部卒。なんだか親近感。 役人パートよりは仙人同士の掛け合いがいい。 役人側が地味でサスペンス要素は滑っている。
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ニートのようなぐうたら生活をしていた青年が、僕僕と名乗る美少女の姿をした仙人に恋をして一緒に旅をするファンタジー。まったりとした展開でいまひとつ盛り上がりに欠けるけど、二人の健全な心根や相手を想う心はほのぼのと甘酸っぱくていい。青春ですねー。
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ほのぼの中華風ファンタジー。 僕僕先生と王弁の微笑ましいような、なんだかむずむずもどかしいような、そんなやり取りが可愛い。
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日本ファンタジーノベル大賞受賞作。 思ったより、ラノベっぽいというか、少年マンガっぽい話でした。 所々差し込まれる歴史上の人物や事件が思い出せなくて、止まることしばしば。
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グータラニート生活を送っていた主人公が仙人マニアの父の願いで最近里山に住み始めた仙人に使いに出され、可憐な少女の姿をした仙人に思いがけず弟子入りすることになる…という冒険物語。 もっと軽い話かと思いきや、中国の伝説や道教の思想などが満載の読み応えある物語で満足。
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第18回日本ファンタジーノベル大賞の大賞受賞作。 光州無隷県県令として勤めたのち現在は隠居している父親に、王弁は毎日叱られている。家が裕福なため、働かず学問に精を出すわけでもない。現代で言うところのプータローだ。 その父親の頼みで、黄土山に住む仙人に会いにいくことにな...
第18回日本ファンタジーノベル大賞の大賞受賞作。 光州無隷県県令として勤めたのち現在は隠居している父親に、王弁は毎日叱られている。家が裕福なため、働かず学問に精を出すわけでもない。現代で言うところのプータローだ。 その父親の頼みで、黄土山に住む仙人に会いにいくことになるが、その仙人は意外にも少女の姿をしていた。 オイラ、実はファンタジー好きだったんだなあ。今更ながら気づきました。こういう中国の神仙の話大好物です。中国四千年、白髪三千丈、壮大な話です。仙人の僕僕先生が、弟子の王弁を振り回し、翻弄しまくっているのですが、その雰囲気が実に可愛らしいのです。
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舞台は中国。唐の時代。 22才になっても働かずノンビリとぐうたらに過ごしている王弁は、 元エリート県令である父親の財産で過ごす一人息子。 父親からの叱責もどこ吹く風の王弁は、 父親からの依頼で地元の黄土山に住むという仙人の元へ出向くことになった。 出かけた先で出会ったのはひとりの...
舞台は中国。唐の時代。 22才になっても働かずノンビリとぐうたらに過ごしている王弁は、 元エリート県令である父親の財産で過ごす一人息子。 父親からの叱責もどこ吹く風の王弁は、 父親からの依頼で地元の黄土山に住むという仙人の元へ出向くことになった。 出かけた先で出会ったのはひとりの美少女。 自らを「僕僕」と名乗るその少女は実は何千何万年も生き続けている仙人。 可愛いのに辛辣な言葉を使う少女とぐうたら息子の王弁は、 紆余曲折を経ながらもやがて一緒に諸国を旅することになる。 奇想天外な仙術を使う僕僕に惹かれながら一緒に旅をするうちに、 王弁は徐々に世の中と仙術の不思議さを知りながら成長して行く。 この作品は「日本ファンタジーノベル大賞」を受賞した小説。 仙人とぐうたら息子の物語は、 冒険あり摩訶不思議な術あり考えさせられる部分ありと、 一言で言うと「面白い!」と率直に思える作品です。 唐の時代が舞台なだけに難解な文字や言葉が出て来ますが、 そんなことはまったく気にならないぐらい軽妙なテンポで物語が進みます。 なんと言っても「僕僕先生」のキャラクターがとても良くて、 七色の雲に乗って移動したり壁を通り抜けたりという仙術も単純に面白いんです。 また、単に面白いだけではなく「生き方」に対する考えが随所に出て来て、 読んでいてなかなかためになることが多い小説だなと思いました。 例えば「名前なんて意味が無いんだよ。君が僕を認識するのに名前が必要か?」というように、 読み進めていくと色々な部分でなるほどなと頷けるような言葉が出て来たり、 ぐうたら息子の王弁が変わっていく中で家族や人生について考えさせられる部分が出て来ます。 「僕僕先生シリーズ」は現在5冊出ています。 私も2冊目を読み始めていますが、 シリーズ物として全て読んでみたいなと思っています。
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少女の姿をした仙人の「僕僕」と、何をするにも意欲が湧かなかった元ニートの「王弁」の冒険絵巻。 ****************************** 読んでいて、歴史上の実在の人物が出てくるので、Wikipediaで検索した。 検索して、歴史的背景を知るのが、ちょっと楽し...
少女の姿をした仙人の「僕僕」と、何をするにも意欲が湧かなかった元ニートの「王弁」の冒険絵巻。 ****************************** 読んでいて、歴史上の実在の人物が出てくるので、Wikipediaで検索した。 検索して、歴史的背景を知るのが、ちょっと楽しかった。 でも、知らなくても全然問題はない。むしろ、知っても物語に全く関係はない。
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読みやすくはあるのだけれど、やはり中国の歴史に少し抵抗感があるため歴史の流れ的な説明が入ると一気に読むペースが落ち、1週間放置とか……。 慣れれば、読めるし、面白くも感じるんだけどなぁー。 僕僕先生と王弁くんのじゃれあいがカワイイ。 あと、周囲の仙人様たちの考え方も変わってい...
読みやすくはあるのだけれど、やはり中国の歴史に少し抵抗感があるため歴史の流れ的な説明が入ると一気に読むペースが落ち、1週間放置とか……。 慣れれば、読めるし、面白くも感じるんだけどなぁー。 僕僕先生と王弁くんのじゃれあいがカワイイ。 あと、周囲の仙人様たちの考え方も変わっていて面白かった。
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◆美少女仙人とぐうたら青年のファンタジー◆ 弱気なぐうたら青年・王弁は毎日何をするわけでなく過ごしていた。 そんな彼が、辛口美少女仙人・僕僕と出会い、広大な中国全土を旅をする! 作者は中国に留学していた経験もあるため、情景の描写は丁寧で分かりやすいです。 王弁のように、ふだんの自...
◆美少女仙人とぐうたら青年のファンタジー◆ 弱気なぐうたら青年・王弁は毎日何をするわけでなく過ごしていた。 そんな彼が、辛口美少女仙人・僕僕と出会い、広大な中国全土を旅をする! 作者は中国に留学していた経験もあるため、情景の描写は丁寧で分かりやすいです。 王弁のように、ふだんの自分と真逆のことをしてみると、新しい何かをはじめられるかもしれません。
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