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僕僕先生 の商品レビュー

3.7

145件のお客様レビュー

  1. 5つ

    24

  2. 4つ

    55

  3. 3つ

    46

  4. 2つ

    8

  5. 1つ

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2011/04/10

古い中国を舞台にカワイイ仙人とニート青年が英雄豪傑魔物とかかわりながら人知の及ばない世界に旅をする物語!

Posted byブクログ

2011/04/06

ほのぼのとした世界を、美少女仙人とおっとり青年が旅をする、ゆるゆるなファンタジーってところが癒し系。ファンタジーと言うと、剣と魔法の冒険活劇が多いけれど、この本は異色、それがいいなあと思います。

Posted byブクログ

2011/02/24

最初は王弁のあまりのぐうたらっぷりに驚かされましたが、僕僕先生が出てきた辺りから急に引っ張りこまれました。 それまでは感情移入できなかった王弁に「あぁお前も普通の人間だったんだなぁ」と微笑ましくなる一方です。 師弟の、師弟を超えたラブラブっぷりは一体どうしてくれようかと思わないで...

最初は王弁のあまりのぐうたらっぷりに驚かされましたが、僕僕先生が出てきた辺りから急に引っ張りこまれました。 それまでは感情移入できなかった王弁に「あぁお前も普通の人間だったんだなぁ」と微笑ましくなる一方です。 師弟の、師弟を超えたラブラブっぷりは一体どうしてくれようかと思わないでもないけど読んでいて楽しいです。 ラストを見ながら、信じることや縁の大事さをしみじみと実感。

Posted byブクログ

2011/02/14
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

出会いって凄いなって本。シリーズの始まりの巻で、出会いと旅立ちの話。穀潰しぐうたら王弁くんが僕僕先生に出会って、惚れて、変わる。 (以下は本文より抜粋) p.31 全ての物は触れたものに影響を受ける。それがたとえ一瞬であろうと、百年の交わりであろうと全く影響が無いということはありえない。この酒も、醸した人間がいて、甕に詰めた人間、それを町に運んできた人間がいて、それを売った人間がいて、そしてここまで担いできたキミがいる。この酒はつまりそういう人たちの味さ。 ●多分、その『物』の中には人間も含まれるんだろうな。誰かと過ごす毎日の中で、私達は色んな何かの影響を受けてる。『私』の中にそれは積み重なって今の自分を作るひとつになるっ感じ。僕僕先生ほどは到底無理だけど(あたしは仙人じゃないし。笑)、あーゆーことをもう少し大事に感じられたら、世界はもっと鮮やかで優しいかもしれない。 p.233 仏を飾ったから、老君を拝んだからといって長寿や富貴が与えられるものではない。功徳にしたいと思うなら主自らが貧者に恵み、孤児を助けられよ。 ●うん、自分の手を汚さないで、何かを得ようっていうのは、やっぱり無理だよね。でも、この文章でいう、仏を飾ったり拝んだりすることが『実行』だと勘違いしてることって多いと思う。 私も、自己満足じゃなくて少しは他の誰かの助けに、なれたらいいなと思うけど、自分のことさえ満足にできないのに、どうやって他人の世話なんてやくの? p.256 仙人というのは実にかわいそうな生き物でね。口では人間のことを愚かだなんだと蔑んだり憐れんだりしているくせに、その実人間が大好きなんだな。この世界から縁を切りたくて仙人になったはずなのにね。 ●そりゃそうだ。人間大好きじゃなかったら、永遠に等しい時を生きたいだなんて思わないよね。だって、嫌いで仕方なくて終わらせたいのなら、死んだ方が確実で簡単だもの。 中国の歴史が結構出てきて、頭弱い私は作者に申し訳ないと思いながらも、その辺ほぼ流し読み。でも、旅して色んな人(?)に会って王弁くんが遊ばれて…って感じだから、気軽に読めると思う。ただ、ファンタジーなのに物語に入るのに時間がかかって、最後はどんどん読めたけど、最初がだらだらだったなーと思った。 あと、僕僕先生はなんで王弁くんを選んだんだろう?その辺は続刊で明らかになるのかな。 と、いうわけで、待て次巻。

Posted byブクログ

2010/12/12

中国の歴史、制度に詳しくないため最初は入り込み辛かったが、そこを乗り越えると、興味深い中国の故事や伝説が盛り込まれ楽しく読んだ。続編へ繋がるラストシーンも清々しい。

Posted byブクログ

2019/01/16

元官僚の父の元で無為に過ごしていた王弁は 黄土山に住むという仙人の所へ使いにだされた。 僕僕と名乗るその仙人はなんと可愛い女の子。 仙縁を見出された王弁は 官僚に目を付けられた僕僕と共に旅に出ることにした。 人間界にいる仙人を渡り歩きながら 様々な不思議な経験をする王弁だったが ...

元官僚の父の元で無為に過ごしていた王弁は 黄土山に住むという仙人の所へ使いにだされた。 僕僕と名乗るその仙人はなんと可愛い女の子。 仙縁を見出された王弁は 官僚に目を付けられた僕僕と共に旅に出ることにした。 人間界にいる仙人を渡り歩きながら 様々な不思議な経験をする王弁だったが 僕僕が蓬莱へ連れ戻されることとなってしまう。 装画・挿画:三木謙次 装丁:新潮社装丁室 中国史に疎いので時代考証がよくわからないのが残念ですが のんびりとしたファンタジーです。 僕僕の余裕とそれに振り回される王弁の図が可愛い。 旅に目的があればもっとくっきりとした話になると思います。 周遊記というかゆったりとした感じ。

Posted byブクログ

2011/01/10

ライトノベルというか、ファンタジーというか。 漢字が多くて読みづらいけど、さらっと読めて、面白かった。 十二国記とか創竜伝より軽くて、後宮小説より冒険譚色が強いかな。 今後がどうなるか気になる。

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2010/10/14

ファンタジーノベル大賞受賞作品ということで手に取った一冊。 ニートなお金持ち官僚のぼんぼんが、老荘思考にかぶれた父親に命じられて近隣の山に住み着いた仙人に会いに行くところからお話は始まる。 あれよあれよという間に、僕僕と名乗るツンデレ美少女仙人に弟子入りするお坊ちゃま。 ...

ファンタジーノベル大賞受賞作品ということで手に取った一冊。 ニートなお金持ち官僚のぼんぼんが、老荘思考にかぶれた父親に命じられて近隣の山に住み着いた仙人に会いに行くところからお話は始まる。 あれよあれよという間に、僕僕と名乗るツンデレ美少女仙人に弟子入りするお坊ちゃま。 しばらく彼女と共に、あちらこちらと旅することに相成るが・・・というストーリー。 中国ものについては、私はあんまり知識がないのですが、さらっといろんな蘊蓄を描き込んでいるのはすごいと思いました。 でもいまいちお話の中には入り込めなかったかなぁ。 最後までさらっとしすぎたような・・・。 もうちょっと、起伏に富んだお話なのかと思っていたので、あっさり具合に拍子ぬけしてしまったようです、うーん残念。

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2010/10/12

古代中国を舞台にしたファンタジー。久々に楽しく読める本に出会った。 どこまでもマイペースな仙人と、巻き込まれちゃった人間。二人が中国から世界の果て(?)まで縦横無尽に旅する、珍道中の様子を描く。 パラパラっと斜めに読むと何やら難解な漢字だらけで拒絶反応が起きる人もあるかもしれない...

古代中国を舞台にしたファンタジー。久々に楽しく読める本に出会った。 どこまでもマイペースな仙人と、巻き込まれちゃった人間。二人が中国から世界の果て(?)まで縦横無尽に旅する、珍道中の様子を描く。 パラパラっと斜めに読むと何やら難解な漢字だらけで拒絶反応が起きる人もあるかもしれないが、ちゃんと読んで見ると全く気にならない。 実際の中国史のエピソードが細かく挿入されているのも心憎い。 シリーズ化されているようなので、続きが楽しみ。

Posted byブクログ

2010/10/02

仕事も勉強もせずに親のすねをかじってぐうたらした毎日を過ごしていた王弁がひょんなことから仙人と出会い旅に出る物語。 仙人の僕僕は天下無敵変幻自在だけどなぜかキュートな美少女の姿をしてる。 酒好きで人間よりも俗っぽいような小悪魔的茶目っ気たっぷりな僕僕になぜか萌え萌えする王弁。 僕...

仕事も勉強もせずに親のすねをかじってぐうたらした毎日を過ごしていた王弁がひょんなことから仙人と出会い旅に出る物語。 仙人の僕僕は天下無敵変幻自在だけどなぜかキュートな美少女の姿をしてる。 酒好きで人間よりも俗っぽいような小悪魔的茶目っ気たっぷりな僕僕になぜか萌え萌えする王弁。 僕僕もまんざらではないみたいでちょい甘ほんわかムードたっぷりの不思議な旅が続きます。 ラノベっぽいけど意外と史実もしっかりしてて大陸気分が楽しめる西遊記的中華ファンタジー。 二人のこれからも楽しみですね。

Posted byブクログ