荒野へ の商品レビュー
久しぶりに、読み続けるのがつらいけれど、投げ出してはいけないような気がする本だった。 とても理解することは出来ないけれど、少なくとも若者が生きる意思に溢れていたのだったということを伝えたのなら、価値があったのだろうと思う。
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#20奈良県立図書情報館ビブリオバトル「せつない」で紹介された本です。チャンプ本。 2部構成で1部は通常回です。 2012.9.15 http://eventinformation.blog116.fc2.com/blog-entry-851.html?sp
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クリスや著者、その他登山家の行動には共感できないと思いつつ、今まで理解できなかった行動の背景が少し分かった気がする。 家族との確執は人格形成に大きく影響する。 暖かい家族で幸せ一杯に育った人はこうはならないと思う。 日常生活で満たされないからこそ、自然に対して狂信的に何かを見出...
クリスや著者、その他登山家の行動には共感できないと思いつつ、今まで理解できなかった行動の背景が少し分かった気がする。 家族との確執は人格形成に大きく影響する。 暖かい家族で幸せ一杯に育った人はこうはならないと思う。 日常生活で満たされないからこそ、自然に対して狂信的に何かを見出そうとするのかなと思った。
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友人のおすすめ本。 2008年に映画化もされてます。 ノンフィクション。著者のクラカワー自身が登山家であり彼の経験したエピソードを交えることで、恵まれた環境から抜け出し数年の放浪の後1992年にアラスカで餓死しているところを発見される20代青年の軌跡がより鮮明に浮かび上がってい...
友人のおすすめ本。 2008年に映画化もされてます。 ノンフィクション。著者のクラカワー自身が登山家であり彼の経験したエピソードを交えることで、恵まれた環境から抜け出し数年の放浪の後1992年にアラスカで餓死しているところを発見される20代青年の軌跡がより鮮明に浮かび上がっていると思う。 バックパックひとつ背負って世界中を旅するのとはまた一線を画した放浪の旅であり、そういう人種もこの世には少なからずいるということはわかった。決して破滅に向かいたいのではなく、あくまで本人にとっては前向きな生き方のようだ。 所謂冒険家とは全然違う気がする。冒険家は最後は必ず生きて生還するために万全の準備を整えて旅に出ていると思う。(亡くなった彼はほぼ全ての食料等を現地調達しようとしてアラスカへ向かっている。) 読んでる途中では、亡くなった登山家栗城さんを思い出してしまった。 2024年のアメリカでもこのような旅ができるのだろうか?広大な国土だからまだまだ未開の地はあるのだろうか。
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映画も観て、やっぱりこのクリスの生き方が好きです。人たるもの、どこか冒険の旅に出て、死に近づく体験を心で欲しているような気がします。何者かになりたいだけかもしれませんが。
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訳者も後書で書いていますが、著者が本文で述べている「できるかぎりでしゃばらないようにしている。それは充分成功していると思う。」というノンフィクション作家の姿勢に好感を持ちました。翻訳もとてもスムーズで読みやすかったです。著者、翻訳者の他の著書も読みたいと思いました。
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◆若者はどうしてアラスカに旅立ったのか◆ 1992年アラスカの打ち捨てられたバスの中で死体となって発見された青年。恵まれた環境で過ごしていた彼は、何を求めて荒野に向かったのか。 彼の日記、放浪の旅先で出会った人々の証言をもとにノンフィクション作家であり登山家の著者よって青年の軌跡...
◆若者はどうしてアラスカに旅立ったのか◆ 1992年アラスカの打ち捨てられたバスの中で死体となって発見された青年。恵まれた環境で過ごしていた彼は、何を求めて荒野に向かったのか。 彼の日記、放浪の旅先で出会った人々の証言をもとにノンフィクション作家であり登山家の著者よって青年の軌跡をたどっていく。人々とのふれあいや自分への挑戦を通して、自分は何者なんだろう、社会とは他者とは?そんな誰でも一度は考える問いかけに挑んだ青年の物語。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
1992年にアラスカの放置されたバスの中で遺体で発見された一人の若者。 この若者がなぜそこで亡くなったのかを追い求めて、ノンフィクション作家の著者が足跡をたどる。 若者が旅の途中で出会った様々な人の証言や家族との関係から、若者が何を求めていたのかが浮かび上がってくる。 彼は荒野に魅せられ自分ひとりの力で生きていこうとしていた。
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実話に基づくノンフィクション。 裕福な家庭に生まれ、成績も優秀。そんな彼はどうして、全てを捨てて、アラスカの荒野に分け入り、餓死しなければならなかったのか。 人智を超えた自然の過酷さ。自分探しの旅は時として、命の代償を必要とすることがある。
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「空へ」の著者、ジョン・クラカワーのノンフィクション。 1992年アラスカの荒野に置いてある廃バスの中で餓死した死体が見つかった。 そこで死んだ青年は、大学卒業とともに有り金を寄付し、放浪の旅に出て、最後にアラスカにたどり着き、自分の力だけで荒野で生活することを目的とし、荒野...
「空へ」の著者、ジョン・クラカワーのノンフィクション。 1992年アラスカの荒野に置いてある廃バスの中で餓死した死体が見つかった。 そこで死んだ青年は、大学卒業とともに有り金を寄付し、放浪の旅に出て、最後にアラスカにたどり着き、自分の力だけで荒野で生活することを目的とし、荒野に分け入っていった。 死体が見つかって、著者は雑誌に寄稿する。 反響が予想以上に大きかったため、改めて死体の主「クリス・マッカンドレス」の足跡をたどる。 冒険とは何か、自分とは何か?
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