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みずうみ の商品レビュー

3.1

51件のお客様レビュー

  1. 5つ

    3

  2. 4つ

    12

  3. 3つ

    23

  4. 2つ

    6

  5. 1つ

    4

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2012/10/01

今までのいしいしんじ作品のなかで一番辛かった…意味不明…自分なりに解釈はしてみたけれどいまいちすっきりしなかった。しかし発想の突飛さには相変わらず瞠目。いつも、いしいさんは子どもの視点をもったまま大人になった方なんだな、と思います。

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2009/10/04

 第1章。みずうみを中心として生活している村がある。家族のうち誰か一人眠り続けていて、みずうみが溢れる時期になると、その眠っている人の口から水がこぽりこぽりと溢れ出す。そして、遠い国の様子を一言一言語りだす…  すごく不思議な世界の話から始まり、2章は現代のタクシードライバーへと...

 第1章。みずうみを中心として生活している村がある。家族のうち誰か一人眠り続けていて、みずうみが溢れる時期になると、その眠っている人の口から水がこぽりこぽりと溢れ出す。そして、遠い国の様子を一言一言語りだす…  すごく不思議な世界の話から始まり、2章は現代のタクシードライバーへと話がうつる。  私は2章を途中まで読んでギブアップでした。抽象すぎてよくわかりませんでした。残念。

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2009/10/07

2007.10 いままでとは違ういしいしんじさん。 1章のストーリ展開がずっと続くと思っていたから2章にかなりびっくり。3章はなんか好き。でも、もう一度時間をおいてから読んでみたい。

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2009/10/07

そこにあるみずうみと、どこにもないみずうみのお話。 つかめそうでつかめない。 レーイレーイレーイ。

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2009/10/04

 小説家ってもしかして自分自身を切り売りしているのかもしれないけど、そうだとしても、おいらはこの小説には馴染めない。  まず、第2部がさっぱり理解できない。これって必要だったのか、そんな風にさえ感じてしまう。で、第2部を削り取って第1部と第3部だけにして、ようやくなんとなく見えて...

 小説家ってもしかして自分自身を切り売りしているのかもしれないけど、そうだとしても、おいらはこの小説には馴染めない。  まず、第2部がさっぱり理解できない。これって必要だったのか、そんな風にさえ感じてしまう。で、第2部を削り取って第1部と第3部だけにして、ようやくなんとなく見えてくるものがある。でも、第3部を読み終えた後に感じる冷淡さが、おいらはとっても嫌。  こんな小説書くなよ、こんな本売るなよ、つまりはそういうこと。

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2009/10/04

070911読了。・・・。全体が、夢見たいな物語。よく分からないストーリーだった。ただ静かに、そこにあるだけ。そういう何かを、書いただけ。みたいな?文章は静かでキレイ。きっと話は分からなくてもいいんでしょう。

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2009/10/04

童話的、おとぎ話的な第1章がいちばん好きかも。たいへん美しい始まり。妙に白くて読みやすいと思ったら、ひらがな成分が多かったんですねえ。(後になると増えます。) ブランジェリーナに「あブランジェリーナだ」と思ってしまうのは吉なのか凶なのか。そして第3章を読みながら、つい崩壊(?)の...

童話的、おとぎ話的な第1章がいちばん好きかも。たいへん美しい始まり。妙に白くて読みやすいと思ったら、ひらがな成分が多かったんですねえ。(後になると増えます。) ブランジェリーナに「あブランジェリーナだ」と思ってしまうのは吉なのか凶なのか。そして第3章を読みながら、つい崩壊(?)のきっかけの描写を捜し求めてしまった無粋な読者は自分・・・。登場人物の視点に共調して観るのが正しい読み方だと思われます。いい旅だ。

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2010/05/29

第1章 湖の畔(ほとり)の村には家族の中に必ず一人、眠り続ける人がいる。 月に一度湖水がコポリコポリとあふれ出すと眠り人の口からも 水があふれ、遠く離れた風景や出来事を語りだす 第2章、第3章はそこから繋がる物語だそう。 o( ̄ー ̄;)ゞううむ 苦手だった。 結...

第1章 湖の畔(ほとり)の村には家族の中に必ず一人、眠り続ける人がいる。 月に一度湖水がコポリコポリとあふれ出すと眠り人の口からも 水があふれ、遠く離れた風景や出来事を語りだす 第2章、第3章はそこから繋がる物語だそう。 o( ̄ー ̄;)ゞううむ 苦手だった。 結局第1章の途中で挫折。 とても透明感のある文章なのだけれど…

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2011/08/01

いしいしんじはふしぎであるとても素朴な感じの人である。町田康との対談を読んだ時には、あまりの素朴さに「古き良き昭和」を感じた。けれどいしいしんじの小説には素朴というより もっと土臭い神話性がある。『みずうみ』は3章からなっている。第一章はまさに“神話”。どこかの国にこういう神話が...

いしいしんじはふしぎであるとても素朴な感じの人である。町田康との対談を読んだ時には、あまりの素朴さに「古き良き昭和」を感じた。けれどいしいしんじの小説には素朴というより もっと土臭い神話性がある。『みずうみ』は3章からなっている。第一章はまさに“神話”。どこかの国にこういう神話があっても全く違和感なしである。森とみずうみと眠れる人。無意識が水となって世界をつないでいる。第二章 第三章はそれぞれそこからつながる物語であるけれど、なんとなく話のトーンが違っている。なんだろう 読んでいて時々 ん? と中断してしまうことが多かった。私としては 第一章だけの短編でよかった かも。

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2009/10/04

こぽりこぽりと湧き出る水から波紋のように伝わる物語。日本である記述も含まれるのですが、新潮クレストブックスに入りそうな、どこか遠い国を思わせる作品でした。『ポーの話』を経て、この『みずうみ』で、また少し新たな作風になったようにも思います。

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