みずうみ の商品レビュー
みずうみの近くに住む人々の章がものすごく良いです。みずうみの呼吸に合わせるような暮らしは、おだやかな中にも危うい緊張感のようなものが感じられて、物語の先へと引き込まれます。
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「麦ふみクーツェ」が思いがけず面白かったものでつい読んでしまった。やっぱりあれは例外だったんだな。寓話やファンタジーは基本的に守備範囲外だ。
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読み進めるのがしんどい。 面白くないわけじゃないんだけれど、自分の世界が強すぎて感情移入できない分、理解するのに時間がかかる。
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今生きている「流れ」とは全く別の「流れ」の中で生きる人々を目の当たりにする。みずうみの水が溢れ出て、絶やさず流れゆくように、全てのものの”つながり”を辿っていくような、静かな感覚。
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2009年10月12日読了。 なんとも言えない話だった。 いしいしんじ的なんだけど、面白かったかどうか聞かれると微妙。 多分、今までのものと違って、ストーリー性があまりなかったからかもしれない。 ただ、一切関係ないように見える3つの章が、根底ではみずうみで繋がっているというのはよ...
2009年10月12日読了。 なんとも言えない話だった。 いしいしんじ的なんだけど、面白かったかどうか聞かれると微妙。 多分、今までのものと違って、ストーリー性があまりなかったからかもしれない。 ただ、一切関係ないように見える3つの章が、根底ではみずうみで繋がっているというのはよかった。 個人的には第一章が大好き。いままでのいしいしんじらしい作風だった。 あと、読んでいる間ずっと、温かいような、冷たいような、そんな水の膜に覆われてるような気分になった。
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とっつきにくかったけど、途中からぐいぐい引き込まれて、 これは自分のための物語ではないかとおもったほど魅せられた。
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はじめての いしいしんじ 長編小説。 一章目の、あたりまえに描かれるファンタジックさと よく見知っている日常の、ぞっくりする曲がり角と 各人の状態を淡々と描く三章目と。 見慣れた風景と、ぐんにゃりまがった風景の間の文章だエーアー。 レーイレーイ
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男は自分こそが雹であり、石の破片であり、浜辺に打ち上げられた骨である、という、安らかな絶望に包まれていた。声がその骨に血肉を加える。 (P.165)
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全然話についていけなくて途中でやめました…。なんか訳分からない。多分じっくり読んだらそれなりには面白いんだろうけどちょっと頭が疲れてる時には読みたくないと思いました。
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あまりにもいしいワールドを展開しすぎて、意味不明になってしまった。もう少し常人にわかる話をプリーズ。でもいしいさん好きだし、この装丁もステキだから★は4つ。
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