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統計数字を疑う の商品レビュー

3.2

50件のお客様レビュー

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2018/03/14

いろんな統計の本で普通に出てくるエラーの説明。 具体的な話が多かったので面白いかなと思ってたんだが、話が経済指標になって来ていきなり興味を失った。いや、興味ある人にはいいんだけど、ぼくにはないだけ。 最後には地下経済の功罪にも触れていたが、もはや統計とは関係なし。経済学の本だった...

いろんな統計の本で普通に出てくるエラーの説明。 具体的な話が多かったので面白いかなと思ってたんだが、話が経済指標になって来ていきなり興味を失った。いや、興味ある人にはいいんだけど、ぼくにはないだけ。 最後には地下経済の功罪にも触れていたが、もはや統計とは関係なし。経済学の本だったのか。

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2017/09/10

毎週楽しみに見ている「ほんまでっか」TV。 その番組に経済評論家として出演されている門倉氏の書。 テレビでのキャラ?に反して、読みにくい文章だ。いや、テレビでも何を言っているのかわからない時はあるが…。 しかしながら、統計数字が”なぜ実感とズレるのか?”という視点は面白い。クイズ...

毎週楽しみに見ている「ほんまでっか」TV。 その番組に経済評論家として出演されている門倉氏の書。 テレビでのキャラ?に反して、読みにくい文章だ。いや、テレビでも何を言っているのかわからない時はあるが…。 しかしながら、統計数字が”なぜ実感とズレるのか?”という視点は面白い。クイズ形式のように自問自答しながら読み進めるといいと思う。正直、読みにくいところは、すっ飛ばしてしまったが、それなりに”実感”できたと思う。

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2017/03/29

新聞やテレビ、インターネットで発表される数字が必ずしも真実を反映したものだとは限らない。それが意図的であるにせよないにせよ、歪んだ意味を持って我々に送られてくることがある。 本書では様々な統計データがどのような癖をもっていて、そのために真実とどのように違った結論が出てしまうのか、...

新聞やテレビ、インターネットで発表される数字が必ずしも真実を反映したものだとは限らない。それが意図的であるにせよないにせよ、歪んだ意味を持って我々に送られてくることがある。 本書では様々な統計データがどのような癖をもっていて、そのために真実とどのように違った結論が出てしまうのか、実例を豊富に挙げて説明されている。 発行が2006年とやや古く、内容が現在の社会と必ずしも一致していないが、数字との付き合い方を考える上で非常に参考になった。

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2016/10/26
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

統計をそのまま鵜呑みにするのではなく、どうやて計測されているのか、一度落ち着いて考えてみる、というもの。 とりわけ「実感」とずれている場合、「平均」という言葉に惑わされているパターンが多いとのこと。 例えば、分布が正規分布でない場合はここに当てはまる。しかし単純に計算して平均を算出すると、実態と乖離した数値がはじき出される。 また、言葉の定義が確認されないまま、情報をキャッチしていることもうかがえる。 つまりコミュニケーションの問題でもあるように感じる。 一つ一つ精査することは無理だが、「どうも変だ」というところを感じるものには、確認が必要ということ。 保険会社が交通事故での死亡者が事故の現象により減っている、ということにと数値を見るだけで思ってしまうと大事。(そのあたりの仕組みは不明だが)。 逆にいえば、うまく使えばコントロールもできそうなイメージが。。。

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2015/09/26

合計特殊出生率は、晩婚化と高齢出産化が進んでいる状態では、低くブレる。 有効求人倍率は、求人方法の多様化で、上振れしやすい。 刑務所の過剰収容は、高齢者障害者のホームレス化が原因。 検挙率の低下は、受理数の増加も原因。 年末商戦には消費の平準化で下方バイアスがかかっている...

合計特殊出生率は、晩婚化と高齢出産化が進んでいる状態では、低くブレる。 有効求人倍率は、求人方法の多様化で、上振れしやすい。 刑務所の過剰収容は、高齢者障害者のホームレス化が原因。 検挙率の低下は、受理数の増加も原因。 年末商戦には消費の平準化で下方バイアスがかかっている。 経済効果は新規需要に生産誘発額の二次的液状までを足す。産業連関表を使う。 産業連関表の限界。在庫があるため経済連関がストップしてしまう現象を把握できない。 シンクタンクの調査部は、金融機関の広告塔。名前をたくさん出すことに意味があるので、一般ウケしやすい経済効果が発表される。プラスの経済効果のみ強調されやすい。おもしろ経済効果を発表しているシンクタンクは信用しない。 DI=景気動向指数=先行・一致・遅行、それぞれいくつの指標が上昇しているか、の割合。100%でもほとんど変わらない場合がある。どちらの方向にあるか、はわかる。 CI=景気総合指数=景気の絶対水準がわかる。CIは景気の波と同じ動きをしている。ただし、製造業関連の指標が高い。製造業の生産とほぼ同一の動きをする。 世界の経常収支の合計は常に赤字。支払い利子を報告する一方で、受け取り利子を計算していないのではないか。 消費者物価指数(CPI)=毎月発表。 企業物価指数(CGPI)=サービス価格は含まれない 企業向けサービス価格指数=CGPIの補完 GDPデフレーター=名目GDPを実質GDPで割ることで求められる。包括的な指標だが、発表が遅い。4半期毎。 CPIには上方バイアスがある=代替バイアス、ラスパイレス型(基準時点の数量ウエイトのまま比べる)対パーシェ型(GDPデフレーター)(測定時点の数量ウエイトで比べる)=下方バイアスがある。フィッシャー型=ラスパイレス型とパーシェ型を幾何平均したもの。 中国の各地区のGDPを足すと、全体よりも大きくなる。GDPは、かなりアバウトな数字。 GDPの精度は、国が発展すると高くなる。 GDPよりも電力消費量の推移が当てになる。 裏経済=GDPに反映されない=犯罪と脱税 一定規模の地下経済があることを意識する。ときには経済全体に無視できない影響を及ぼす。無視すると景気判断を謝る。今後は肥大化する傾向にある。

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2015/05/04

普通に暮らしているだけでは気付くことのない、統計数字をそのまま鵜呑みにしてしまう間違いに気付くことができました。

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2014/09/28

たぶん分かり易く書いてあるのだろうと思う。 でも、難しい。 視点はなかなかユニークな気がするが、面白さが分かるレベルに達しないのが残念。

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2014/09/09

統計学の本かと思って買ったら、全然違う内容… 知りたかった内容じゃないから、あんまり面白く読めなかった… タイトル、適切に付けて欲しいです。

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2014/03/30

 交通事故死亡者数は、ここ10年間で4割も減っている。なぜだろう。警察が努力したから? ドライバーが気をつけるようになったから? いやいや真実は意外なところにあった。警察庁の定義による交通事故死亡者数は、事故が発生してから24時間以内に死亡したケースのみをカウントする。救命医療の...

 交通事故死亡者数は、ここ10年間で4割も減っている。なぜだろう。警察が努力したから? ドライバーが気をつけるようになったから? いやいや真実は意外なところにあった。警察庁の定義による交通事故死亡者数は、事故が発生してから24時間以内に死亡したケースのみをカウントする。救命医療の進歩によって少しでも延命できれば、最終的には死亡しても「交通事故死亡者数」は減る計算になるのだという。  また、少子化はほんとうに急速に進んでいるのか?という疑問もおもしろかった。少子化の指標として、よく引き合いに出されるのが合計特殊出生率。15歳から49歳までの期間について、一人の女性が何人の子供を産むかを計算した数字である。これを真っ正直に算出しようと思うと34年間かかるので、実際のところは年齢別に出生率を掛け合わせるという工夫をしている。  ここで、晩婚化・高齢出産化が進んでいる社会を考えてみよう。それまで全員20歳で結婚・出産した女性が、ある世代以降全員30歳で結婚・出産するようになったとする。この場合、あるタイミングでは「すでに出産を終えてしまった女性と、これからする女性ばかり」という期間が存在することになる。つまり、晩婚化が進んでいる社会では、合計特殊出生率は実際に比べて低めに数字が現れる傾向がある。反対に、早婚化が進んでいる場合は高ぶれする。  本書はこういった意外な「統計数字」のクセやパターンを解読することで、隠れていた真相を浮かび上がらせる。「統計を疑え」というスタンスの、いわゆる「リサーチ・リテラシー」についての本は、たとえば『「社会調査」のウソ』(谷岡一郎/文春新書)がすぐに思い浮かぶ。本書がちょっと違うのは、統計としての条件を満たしていないゴミ・クズ統計や、ひきょくさい統計数字の使い方を批判するというのではなく、よく引用されるメジャーな統計にもそれぞれの個性があり、見方があるのだという点だろうか。  第1章は平均貯蓄残高1728万円という数字がいかに「実感」からかけ離れているかという話から、「平均」の裏側を解説してくれていている。  第2章は、犯罪統計や有効求人倍率、所得格差、などを題材にしながら「みせかけの相関」の解説。  第3章は、「経済効果」について。景気がいい話のほうがマスコミに取り上げられやすいので、どうしても数字は上ぶれする。さらにたとえば「愛知万博」のおかげで中部圏のほかの遊園地で閑古鳥が鳴いたとしても、そういったマイナスは計上されない。  第4章はGDPをはじめとした経済統計について、第5章は地下経済について。ここらへんはちっと「実感」と照らし合わせるのが難しい話も盛り込んであるか。前の章になるほどネタもおいしいしとっつきやすいというのは、読者が見えているというか、よくコントロールが効いているということなのだと思う。  うーん。「どっちが先か」と聞かれたら『「社会調査」のウソ』からと答えるけど、「統計そのもの」の横顔が見えるという点で、これはこれでおもろい本。

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2013/12/15

「バレンタインデーやホワイトデー、ひな祭り、五月の節句、父の日、母の日、クリスマスなどは、毎年必ず訪れるイベントであるから、経済効果など全く発生していない。」 統計の数字を読むときに、その統計のもつくせを意識しよう、という本。統計をそこそこ勉強している者には特に面白いと思われる...

「バレンタインデーやホワイトデー、ひな祭り、五月の節句、父の日、母の日、クリスマスなどは、毎年必ず訪れるイベントであるから、経済効果など全く発生していない。」 統計の数字を読むときに、その統計のもつくせを意識しよう、という本。統計をそこそこ勉強している者には特に面白いと思われる。少々かじっただけだと、あまり興味がないかもしれない。地下経済の話が最終章であり、それがGDPに与える影響については、なるほどー、と思った。

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