枕草子REMIX の商品レビュー
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※このレビューにはネタバレを含みます
清少納言て、枕草子にこんなことを書いてたのか〜! とただひたすら驚かされました。 確かに、私も「枕草子」と言えば「春はあけぼの…」という箇所しか知りませんでした。 中学の頃「ここは丸暗記しろ」と先生に言われて、必死で覚えたっけ。 だけど実は「こんな人って嫌い!」とか、「戸を開けっ放しで閉めない人はむかつく」とか、今の世でも「おお、なるほどな」って思えるようなことがたくさん書いてあったとは。 「枕草子ってこんなにおもしろいんだよ」と紹介してくれた作者の酒井順子さんに感謝。 私も、清少納言さんといろいろ語ってみたい。
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めっさ笑えるんですけど。この人の口語訳は半ばエッセイが入り交じっていて、お高い清少納言像が見事に覆された・・・高校とかの教科書もこんなふうにぶちまけてあればいいのに。「覗く」ということ、の段が衝撃的でした。
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枕草子といえば清少納言。 枕草子といえば『春はあけぼの』 誰しも中学時代に覚えさせられたはず。 しかして、あんな暗誦には何の意味があったか。 枕草子のおもしろさ、清少納言の鋭い視点には気づくことは出来ない。 そんな訳で『負け犬の遠吠え』で有名になった 酒井順子が1...
枕草子といえば清少納言。 枕草子といえば『春はあけぼの』 誰しも中学時代に覚えさせられたはず。 しかして、あんな暗誦には何の意味があったか。 枕草子のおもしろさ、清少納言の鋭い視点には気づくことは出来ない。 そんな訳で『負け犬の遠吠え』で有名になった 酒井順子が1000年前のエッセイをリミックス。 実は枕草子がおもしろいエッセイであることを実感することが出来る。 清少納言が「むつかしげなるもの(むさくるしくうっとうしいもの)」として「猫の耳の中」と書いているそうだ。 対して酒井順子は「清少納言が猫の耳の中を見ずにいられないタイプの人間であることが私はうれしい。」と書いている。 確かにうれしい、そんな気がする。
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3/21 軽い気持ちで読んだけど、とてもおもしろかった。枕草子にこんなにおもしろい話がバンバンかかれてたなんて知らなかったし。酒井順子の情報の取捨選択、切り口の巧みさを堪能できる一冊。
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現代風に枕草子が訳されてて、しかも作者と清少納言が対談してて非常におもしろい。1000年前でも、今と変わらないところとかあって、興味深いです。ふむふむ。
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自分の好きなところだけ訳しているので、本格派の人には物足りないです。 が、勝手に清少納言と対談しているところは笑えます。
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