不都合な真実 の商品レビュー

アルゴア【著】,枝廣淳子【訳】

2009/10/04

今回は読書と言っても、半分、報道写真集を眺めるような感じでした。

映画にもなるこの、「不都合な真実」ですが、ズバリ、予想より読みやすく、なおかつ、目から鱗、心にグサッとくる内容でした。
基本的にこの本は、「わかりやすいデータ（数字）」と、「過去の写真と現在の写真の比較」、そして「短い言葉」の３つで構成されている環境を考える本です。いえ、考えるのではなく、今すぐ行動をしなければならないと言う意識を持たせてくれる一冊です。

例えを書くと、イエス・キリストやジュリアス・シーザーがいた頃は、地球には、２．５億人、人がいたそうです。それが、２００５年には、６５億人に、２０５０年には、９１億人になるそうです。この数字だけ見れば、僕らが地球に影響を与える理由がすぐにわかりますよね。

それから、僕らが勘違いしているのは、環境問題に取り組む事が、経済活動に逆らってしまうという誤解です。
環境に優しい事は、企業にとっても利潤を生むということが今では、常識になりつつあるそうです。

もともと、地球がなくなれば、いくらお金儲けしても、使えないですからね。できることは、しっかりやりましょう！！僕も、やります！！さて、歩いて帰るかぁ〜！

2009/10/04

森林破壊、地球温暖化問題、エコ……環境危機が問題になっていることはいろいろなところで叫ばれているので、意識したことある人も多いはず。でも具体的に「何が問題なのか」「何をすればいいのか」というところまで理解している人は実は少ないのではないでしょうか。この本は、元アメリカ副大統領のアル・ゴア氏が、地球の置かれている現在の状況と、これから私たちがどうするべきなのかを、非常にわかりやすく書いています。本は厚いけれど写真が多く字も大きいので、とても読みやすいです。理系の人はもちろん、現代文や小論文の対策としてもぜひ目を通しておくことをオススメします。

2009/10/04

厳密に言えば，これらの真実の原因は定かではない．
だが，少なくとも，この事実に目を背けることは，罪と表現しても過言ではない．

2009/10/04

気になってた。ゼミの先生から薦められ、これも何かの縁かと思い購入。読みやすい。写真とグラフと多少の文と。主に温暖化の話が中心です。あなたは海面上昇の影響で一番最初に沈んでしまう国がどこにあってどんな人たちが暮らしているか知っていますか？私たちが今すぐできる事が何か、知っていますか？

2009/10/04

温暖化をはじめとする地球環境の警鐘は、既に何年も前から語られたことであり、今更ながらに新たな知識を得るまでもない、と思っていました。
が。この本を見た時点で考え方は一転。僕は、今まで本当に『地球環境』の一部しか、上辺しか、概要だけしか知らなかったということを、改めて感じ取ることが出来ました。

小難しい理論を単に理路整然と並べるだけでなく、比較対照の材料として様々な写真が掲載されていること。目に映るものから訴えることこそ、環境問題に強く惹き付ける要素の一つです。
でも、多分この本に掲載されている写真でさえも、ほんの氷山の一角でしょう。
そして、二酸化炭素の上昇率がどうの、平均気温の上昇率がどうの、全地球的な統計だけでは全人類に語り継ぐことが出来ない、ということも既にこの本に盛り込まれています。何故なら、例えば、洪水を堰き止めるために水門を閉じた回数がここ数年で何倍にも増えた、など、地球温暖化によって影響を及ぼした身近な統計も掲載されているから。
「環境問題は何も政治だけの問題ではない。私達一人一人の倫理の問題だ」
その言葉は、目と鼻の先の世界で起こっている数々の現象を突きつけらることによって、より多くの人の心に刻み込まれ、目を覚ますことが出来ると思います。

1972年12月に、アポロ17号が撮影した地球の姿。限りなく広い宇宙の中で、ポツンと置かれた青い宝石。それが、どの星から見ても羨むくらいの輝ける星になるか、それとも、見る影もなく醜く淀んだ星になるか。それは、僕たち一人一人の心の持ちようと努力にかかっています。

2009/10/04

書名 [不都合な真実]
著者 [ｱﾙ･ｺﾞｱ]
出版社 [ﾗﾝﾀﾞﾑﾊｳｽ講談社]
定価 [2940円]

ｺﾒﾝﾄ･･･
-地球のためにあなたが出来る最初の一歩は、この事実を知ることだ-
同名の映画でも用いられたその記録を、本にしたもの。
温暖化が引き起こす様々な問題を、写真と豊富な資料によって、私たちがどう発想し、どう行動したらよいか、できることは何かを問う。そして、環境と経済の共存･両立できるよう説く。

ﾋﾞｼﾞｭｱﾙに訴えかけてくる良本です(その分高いですが)。私の住む地域でも、今年が稀に見る暖冬だったように、世界各地、地球全体で温暖化が進んでるんですね。
個人ﾚﾍﾞﾙで何ができるか？
ｺﾝﾋﾞﾆで買い物しても袋をもらわないとかですかね。無駄な浪費を消費しないってことでしょうか、これくらいなら出来ますかね。
かといって、息が詰まるくらい細かくは出来ないし、〇〇〇ﾆｽﾄみたいなのはちょっとね･･･。
まだｺｽﾄ的にもﾘｻｲｸﾙは金がかかる。例えばｺﾋﾟｰ用紙も再生紙の方が高いし。そこらへんから考えていかないと。
政府のﾘﾉﾍﾞｰｼｮﾝ計画で、2025年には、走れば走るほど空気がきれいになる車が実用化されるそうですが、そのような取り組みを早めてやっていかないと、台風の異常発生とか起こりそうですね、天災だと思っていたら実は人災だったではｼｬﾚにならない。

ｱｳﾄﾄﾞｱﾌﾞﾗﾝﾄﾞのﾊﾟﾀｺﾞﾆｱが、売上の1%を環境保全のために寄付しているとか聞くと応援したくなりますね。ﾌﾞｯｸｽﾊｾｶﾞﾜも、、、今の倍くらい売上があれば･･･。

2009/10/04

映画でも観た「不都合な真実」書籍版です。危機的に進む地球温暖化への警鐘本。内容は映画で観たもの以上のものは余りありませんが、テキストで読むと、さらに理解が深まります。本著や映画に対する批判もあるようですが、個人的には映画を観た方にも、観てない方にも、お勧めの本です。信じる信じないは別として、事象は事象として捉えているので。

2009/10/04

重っ！（重量が）
2,940円はこの重さでカラーにしては安いと思うけど。

「○年前と比べてこんなに今はヤバい状況なんだよ」
とかいう感じの資料が分かり易く小洒落た風に並んでて
「あー気をつけよう」と思う。

けどもう少し読みたくなるつくりはないかな…
とりあえず最初から文字みつしりの序文はやめて
短めにゆとりをもたせて個人的な話は
2ページ見開きコラムで終了、くらいで…
ていうか全体的に縮小方向にして手軽にしたい。
あれがウリなんだろうけど
見開きの写真少し減らしていいんじゃ。

でそれを極めてくと
つまらない理科資料集になりそうなのな！
元のスライド講演を生で聞くのが
一番説得力あるんだろうなあ。

2009/10/04

普通に生活していると見過ごしてしまうもの、地球環境問題。社会の発展とともに徐々に弊害が生まれてきており、このままでは地球は生命の住めない星になってしまうのではないか。この本では、現在地球上で実際に起こっている気候変動の弊害を写真を用いて解説し、これから起こるであろう現象を予想し警鐘を鳴らしている。現状を把握し、行動に移すことをしなければならないと切実に思った。

2009/10/04

地球温暖化の原因を作り出している国の人間として読まなくてはならないと思った本。写真を見るとほんの数年・数十年でここまで環境が変わるものかと驚きます。