秘密の花園 の商品レビュー
三浦さんの作品にしては珍しく、女の子が主人公。というか、女子高を舞台にそれぞれの女性を鋭く冷たく描く。 でも、女子高生ならではの冷たさと、恐さ、痛みってあるよなぁとおもいました。吉田秋生の「櫻の園」と合わせて読まれるのをお勧めします。(◆)
Posted by
懐かしさでいっぱいになる。 どうしようもないくらい。 取り壊されてしまった、走るときしむ校舎。 屋上への行き方、ウォークマン見つからないようにもってあがった屋上のあたたかさ。 美術室のオイルの匂い、廊下の感じ。 帰りたくなった。もう戻ることはできないのに。
Posted by
趣味っちゃ趣味なんだけどとりあえず保存棚。 女子高モノ、それもここまで叙情的なものはあまり好きじゃない。んですが。 ちょっとしたきっかけで手にとって、このところ毎日のように読んでいます。 マリみてくらいありえない設定というか、あそこまで軽いと大分さくっと読んでいけるんですけど。...
趣味っちゃ趣味なんだけどとりあえず保存棚。 女子高モノ、それもここまで叙情的なものはあまり好きじゃない。んですが。 ちょっとしたきっかけで手にとって、このところ毎日のように読んでいます。 マリみてくらいありえない設定というか、あそこまで軽いと大分さくっと読んでいけるんですけど。 学校で逃げ場つったら屋上ですよね。 そして那由多の声が魔女の宅急便のジジの声でしか浮かばないという。笑
Posted by
080516 しんどい気分で生協に行き、裏のあらすじを見て、ぴったりと思い購入。 単位落としてるから休みを決め込もうと思ったががんばって出た授業中に読む。 わかりにくい。 でもまあ、雰囲気は楽しめたかな。 翆のような女子高生がいたらいやだけどwなりたいかもね。 でも自分の息苦し...
080516 しんどい気分で生協に行き、裏のあらすじを見て、ぴったりと思い購入。 単位落としてるから休みを決め込もうと思ったががんばって出た授業中に読む。 わかりにくい。 でもまあ、雰囲気は楽しめたかな。 翆のような女子高生がいたらいやだけどwなりたいかもね。 でも自分の息苦しさにちょっと近かったかな。だからしんどいときには良かったです。
Posted by
高校生ってこの世で一番キラキラしてるものだと高校生を終えてから思うのだけど、その渦中にいるときはキラキラなんて見えなくて、必死に泥まみれで生きている。 高校生いいなぁ。
Posted by
これも女の子だけのお話なのだけど だからこそ見えるなにかというか 男の子が余り出てこないこそいいなあと
Posted by
三浦しをんのなかでは非常に、観念的&思索的な作品になっている。各章を代表する3人の少女の、一人称で描かれる心理描写が細かくかつ重く、思春期特有の感情と思考の入り交じったダークな厭世観をはらんでいて、私などはちょっともう勘弁してよって思わずにはいられない面があるんだけども、感じる人...
三浦しをんのなかでは非常に、観念的&思索的な作品になっている。各章を代表する3人の少女の、一人称で描かれる心理描写が細かくかつ重く、思春期特有の感情と思考の入り交じったダークな厭世観をはらんでいて、私などはちょっともう勘弁してよって思わずにはいられない面があるんだけども、感じる人はたまらんだろうなあ。解説の「現実に対する感受性の狂い」という切り込み方は非常に鋭いと思った。
Posted by
結構苦手かもしれない。 女の怖さはすき。 ただ女の気持ち悪さは嫌い。 思春期の女の子って多感で?繊細で? なんだかそういうのが、すごく気持ちが悪かった。 いい意味でも悪い意味でも。 ただここまで、気持ち悪さを味わえたのは 文章の素晴らしさのせいなのかもしれない。 結構色んな連作は...
結構苦手かもしれない。 女の怖さはすき。 ただ女の気持ち悪さは嫌い。 思春期の女の子って多感で?繊細で? なんだかそういうのが、すごく気持ちが悪かった。 いい意味でも悪い意味でも。 ただここまで、気持ち悪さを味わえたのは 文章の素晴らしさのせいなのかもしれない。 結構色んな連作は読んだけど、一人称の表現のすごさを知った。
Posted by
う〜ん。 翠の気持ちが知りたくて、翠の章を楽しみにしてたんだけど、いまいち分からなかった。 三浦しをんの本を読んで、3冊目にして気づいたこと。この人の本は、「その後」を読者に想像させるパターン。 結末をはっきり知りたい私としては物足りないのかも。
Posted by
希望があるかぎり期待は生まれる。期待があるかぎり絶望は生まれ続ける。私はもう期待したくない。自分の中に期待があることを認めるのすら今はつらくてむなしい。私はすべてを押し流してしまいたい。オリーブの葉の一枚も残さぬように、私の中の期待のすべてを滅ぼしてしまいたい。何かを恃みにするの...
希望があるかぎり期待は生まれる。期待があるかぎり絶望は生まれ続ける。私はもう期待したくない。自分の中に期待があることを認めるのすら今はつらくてむなしい。私はすべてを押し流してしまいたい。オリーブの葉の一枚も残さぬように、私の中の期待のすべてを滅ぼしてしまいたい。何かを恃みにするのではなく、自分の力で切り裂き踏み固めなければならない。それが私の望みだ。そうでもしないと始められない。
Posted by