黄昏の百合の骨 の商品レビュー
【2023年84冊目】 面白かった〜。ストレートに終わらず、最後にもう一捻りあるのが好きなので、来るか?来るか?と思いながら読み進めて期待を裏切らぬ展開となり、嬉しくなりました。 主人公を取り巻くさまざまな人物との関係性を頭に入れつつ、「はてジュピターとは何かしらん」と思いなが...
【2023年84冊目】 面白かった〜。ストレートに終わらず、最後にもう一捻りあるのが好きなので、来るか?来るか?と思いながら読み進めて期待を裏切らぬ展開となり、嬉しくなりました。 主人公を取り巻くさまざまな人物との関係性を頭に入れつつ、「はてジュピターとは何かしらん」と思いながら読み進め、「そう来たか、なるほどね」といった感じの終息具合に嘆息。 物語の完成度と、伏線の回収、真相が明らかになった後にもう一捻りあるところなど、ミステリーだけにとどまらず小説のお手本のような流れを楽しませて頂きました。
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この頃の恩田陸作品は起承転結のバランスが「起承承転もう一度承承承承転転からの結…なのか?」のようなおかしな散らばり方をしている印象があって、でもその”承”が面白いからページを繰ってしまうんだ。
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幻想的で優雅な世界観が理瀬シリーズの魅力。 その中でたくさん湧き出る謎や事件、ワクワクするしゾクゾクする。 少女ではなくなった今後の理瀬の物語も期待します。
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やっぱりシリーズで読んでいると、私の中に理瀬が出来上がってるんですよ。 ストーリーを理瀬視点で見ることも、主観で見る事もできる。 何はともあれ独特のミステリー感が良い。
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「麦の海に沈む果実」がとても好みで面白かったので読みました。麦の方の登場人物が好きだったので今作では出てこないし残念に感じつつ読んだのですが、舞台は違えど引き込まれる世界観と新たな魅力的なキャラクターで一気に読んじゃいました
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2023/2/4読了 ずーっと読んでて気味が悪いけど、先が気になって読み進めてしまった。なんだかよく分からない
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学園を去った後の理瀬が、親類とともに洋館の謎に迫るサスペンス。 理瀬を筆頭に、恩田さんの書き上げる少年少女たちの魅力が詰まったような子たちが幾人も登場します。 何よりも従兄弟の稔と亘。彼らは少女が憧れる理想の青年像で、如才ないけれど一族の闇を背負った稔、日向を歩くことを運命づけら...
学園を去った後の理瀬が、親類とともに洋館の謎に迫るサスペンス。 理瀬を筆頭に、恩田さんの書き上げる少年少女たちの魅力が詰まったような子たちが幾人も登場します。 何よりも従兄弟の稔と亘。彼らは少女が憧れる理想の青年像で、如才ないけれど一族の闇を背負った稔、日向を歩くことを運命づけられた亘・・・と、隠と陽の二人です。 思春期の揺らぎと陰謀めいた洋館の秘密を追うストーリーを支える、魅力的な登場人物たち。 すっかり没入してしまいました。
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まってガチでおもろかった、 前回のやつよりも読みやすかった。 理瀬シリーズでこれが一番好き 人間不信になる。恩田陸の美しくて恐ろしい世界に圧倒された
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71冊目『黄昏の百合の骨』(恩田陸 著、2007年4月、講談社) 謎の女子高生・水野理瀬の活躍を描く、通称「理瀬シリーズ」に連なる一冊。『麦の海に沈む果実』のその後が描かれており、16歳になった理瀬が「魔女の家」と呼ばれる屋敷の謎に迫る。 どことなく『三月は深き紅の淵を』の第三章...
71冊目『黄昏の百合の骨』(恩田陸 著、2007年4月、講談社) 謎の女子高生・水野理瀬の活躍を描く、通称「理瀬シリーズ」に連なる一冊。『麦の海に沈む果実』のその後が描かれており、16歳になった理瀬が「魔女の家」と呼ばれる屋敷の謎に迫る。 どことなく『三月は深き紅の淵を』の第三章に似た手触りを持った作品。 全編を通して醸し出される不穏な空気感は素晴らしいのだが、キャラクターの設定が少々幼稚。終盤の展開は突飛すぎて、正直肩透かしを喰らった。 「夜の底に百合の香りが漂っている。」
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前作があると思わず読んでしまいました。 単体でも充分面白かった。 ただこれだけを読むと理瀬の素質なるものがわからない、というか何もしてないような
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