黄昏の百合の骨 の商品レビュー
イギリス留学を中断し、祖母が住んでいた白百合荘に戻ってきたもうすっかりサイコな役者になった(戻った?)高校生の理瀬。ジュピターを探せ。おお怖っ(^^;) ■稔、亘、利南子、利耶子、脇坂朋子(十六歳)、慎二(十四歳)、勝村雅雪、田丸賢一
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前作「麦の海に沈む果実」と比べてインパクトに欠けるなと思っていたら最後のどんでん返しに思わず唸ってしまった。 雅雪と黎二がリンクしていて少し切なかった…。 それにしても理瀬って、ちょっとおっちょこちょいなのか…? 少しずつ抜けてて愛らしい。
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おもしろい。登場人物がみんな謎めいていて、でもなんか愛おしくて…。みんな好き。ラストのたたみかけるような、意外な展開も気持ち良かった。
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理瀬シリーズ読み始めてまだ2作目だけど、 完全にこの聡明ブラック美少女の虜 後半は怒涛の展開で読む手が止まらなかった
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
やはりこのシリーズの本は順を追って読んだ方が楽しめますね。 理瀬がいた学園のこと、理瀬のお父さんのことなど、わかっていた方が確実に楽しめます。 理瀬は前作よりちょっと大人になったものの、相変わらず聡明で上品で美少女。でも闇を持っていて、たばこを吸うなどのギャップがまた魅力的です。 今回は理瀬の亡きおばあさんの家の周りに巻き起こるミステリー。 おばあさんが自宅で亡くなり、美人な姉妹や爽やかな従妹が出入りしていればそりゃあ地元でも何かと話題になるでしょうよ・・・。 家の謎が、まさか親友・朋子の豹変で判明し、しかもその謎が地下の暗殺施設(?)だったというのも驚きでしたが、その後の実は梨南子さんがヨハンの敵対組織の刺客とは・・・ 最後の最後まで目が離せない展開でした。 理瀬シリーズを短編を除いて一通り読みましたが、理瀬メインで進む「麦の海に沈む果実」とこの「黄昏の百合の骨」が一番好きです。 もっと理瀬メインの話を読みたい~!
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「麦の海に沈む果実」を読んだ後に。 プロローグや差し込まれる、その時にははっきりとは分からない抽象的な言葉たちが一度読み終えると分かるようになる魔法のような感覚は今作も変わらず。 最後の最後まで油断ならなかった… 他の理瀬シリーズも読んでみたいと思います。
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【2023年84冊目】 面白かった〜。ストレートに終わらず、最後にもう一捻りあるのが好きなので、来るか?来るか?と思いながら読み進めて期待を裏切らぬ展開となり、嬉しくなりました。 主人公を取り巻くさまざまな人物との関係性を頭に入れつつ、「はてジュピターとは何かしらん」と思いなが...
【2023年84冊目】 面白かった〜。ストレートに終わらず、最後にもう一捻りあるのが好きなので、来るか?来るか?と思いながら読み進めて期待を裏切らぬ展開となり、嬉しくなりました。 主人公を取り巻くさまざまな人物との関係性を頭に入れつつ、「はてジュピターとは何かしらん」と思いながら読み進め、「そう来たか、なるほどね」といった感じの終息具合に嘆息。 物語の完成度と、伏線の回収、真相が明らかになった後にもう一捻りあるところなど、ミステリーだけにとどまらず小説のお手本のような流れを楽しませて頂きました。
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この頃の恩田陸作品は起承転結のバランスが「起承承転もう一度承承承承転転からの結…なのか?」のようなおかしな散らばり方をしている印象があって、でもその”承”が面白いからページを繰ってしまうんだ。
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幻想的で優雅な世界観が理瀬シリーズの魅力。 その中でたくさん湧き出る謎や事件、ワクワクするしゾクゾクする。 少女ではなくなった今後の理瀬の物語も期待します。
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