暗号解読(下) の商品レビュー
上下巻をやっと読み終えた。上巻でエニグマ暗号を扱った時点で、もうネタがないのではないかと思ったら、さらに現代使用されている「公開鍵」を使用した暗号のことを扱い、ビットコインの仕組みまで解説されている。補講や懸賞問題もあって至れり尽くせりだ。 フェルマーの最終定理が抜群に面白かっ...
上下巻をやっと読み終えた。上巻でエニグマ暗号を扱った時点で、もうネタがないのではないかと思ったら、さらに現代使用されている「公開鍵」を使用した暗号のことを扱い、ビットコインの仕組みまで解説されている。補講や懸賞問題もあって至れり尽くせりだ。 フェルマーの最終定理が抜群に面白かったので読み始めたが、本質や骨子を理解できる優しい例えが導入されていて、科学をなるべく面白く語るスタイルは貫かれている。
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上巻読破後に購入。 暗号とは別視点の他国言語、古代語を取り上げた章があり、これがかなり面白く、言葉も一種の暗号かと思うと日常目に飛び込む外国語を見ると少しワクワクする。
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上巻でエニグマまで辿り着いたので、暗号の歴史的にはRSAしか残っていないのだが、ナバホ族のコードトーカーから線文字bの翻訳まで説明するとは恐れ入った。とはいえ古代文字翻訳も暗号解読みたいなもんだし、統計と勘によって翻訳できないものはないことを知るのは重要で、例えば暗号のために新し...
上巻でエニグマまで辿り着いたので、暗号の歴史的にはRSAしか残っていないのだが、ナバホ族のコードトーカーから線文字bの翻訳まで説明するとは恐れ入った。とはいえ古代文字翻訳も暗号解読みたいなもんだし、統計と勘によって翻訳できないものはないことを知るのは重要で、例えば暗号のために新しい言語を作るのはあまり効果がないという実例だろう。 またRSAの説明も恐ろしくわかりやすく、最後に量子コンピューティングの話を持ってくるのも心憎い。訳者の後書きにある通り、暗号本の中で傑出した出来だった。
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上巻では数学、下巻では科学→物理学という感じ。 暗号が出来たての頃は生々しい理由からだったけど、今や情報ツールとして私たちが利用しているのも暗号化されているものが身近に沢山ある事を知った。 量子暗号や量子力学、または量子コンピューターなどこれについて初心者だった為もあり分かりやす...
上巻では数学、下巻では科学→物理学という感じ。 暗号が出来たての頃は生々しい理由からだったけど、今や情報ツールとして私たちが利用しているのも暗号化されているものが身近に沢山ある事を知った。 量子暗号や量子力学、または量子コンピューターなどこれについて初心者だった為もあり分かりやすく纏められていて助かった。 量子力学の本も積んでいるので予習できて良かったと思う。 様々な天才たちが暗号を作成、解読しているドラマチックでロマン溢れるこの行為は現在も続いてるとなると胸が熱くなりわくわくする。 最後が読み手によって合うか合わないか別れそう。 私は進化という意味で楽しめた。 暗号関連ちょっと追ってみたくなりました。
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戦争と暗号あたりまではまだ何者か分かりやすかったけど 一方向関数や量子暗号はブラックボックスに投げ込まれたみたいな感覚でほんとうに難しい 言ってることはわかるけど、これを考えついて実践まで落とし込める頭は中身どうなってるんだって感じる 言ってることはわかる、まで噛み砕いて書ける...
戦争と暗号あたりまではまだ何者か分かりやすかったけど 一方向関数や量子暗号はブラックボックスに投げ込まれたみたいな感覚でほんとうに難しい 言ってることはわかるけど、これを考えついて実践まで落とし込める頭は中身どうなってるんだって感じる 言ってることはわかる、まで噛み砕いて書けるサイモン・シンが凄いのか 量子コンピュータも手が届くところまで来ていそうだし、現代までのその後版も書いて欲しい
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2025.04.17 上巻に続き、面白すぎた。平易な文章で手応えのある文章に引き込まれた。 第二次世界大戦で、アメリカ軍は暗号舞台としてナヴァホ族を使っていたことは初めて知った。ナヴァホ語という自然言語を暗号として使うというある意味抜け穴のような思考は面白い。 線文字Bの解読の...
2025.04.17 上巻に続き、面白すぎた。平易な文章で手応えのある文章に引き込まれた。 第二次世界大戦で、アメリカ軍は暗号舞台としてナヴァホ族を使っていたことは初めて知った。ナヴァホ語という自然言語を暗号として使うというある意味抜け穴のような思考は面白い。 線文字Bの解読の歴史も気持ちよかった。 暗号の鍵配送問題の解決は、一方向関数から始まり、まさかの素因数分解が解となる驚き。地道な計算こそ時間がかかる。 そして、本書は暗号一つ一つの考察を離れ、暗号が社会に対して持つ意味を問う。暗号により個人のプライバシーが守られる社会か、テロリストや犯罪者の抑制として政府が一定の暗号解読ができる社会か、どちらが良いか。その聡明期に現れたフィルジマーマンのPGP。法律が社会に追いつく必要性など現代社会にも通じる課題認識があった。 最後に、RSA暗号を乗り越える量子コンピュータの可能性と、量子コンピュータが可能にする絶対に見破られない暗号の話はもう雲の上のような崇高な議論に思えた。量子について興味が出たから勉強したい。
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### 上巻 歴史において長い間、暗号作成者と暗号解読者の戦いは、暗号解読者優位が続いていた。(多くの暗号は解読方法が発見されてきた)というのが、現代とギャップがあって面白いポイント。 暗号史において、エニグマ解読にまつわるエピソードがやはり上巻の中で一番の読みどころ。 #...
### 上巻 歴史において長い間、暗号作成者と暗号解読者の戦いは、暗号解読者優位が続いていた。(多くの暗号は解読方法が発見されてきた)というのが、現代とギャップがあって面白いポイント。 暗号史において、エニグマ解読にまつわるエピソードがやはり上巻の中で一番の読みどころ。 ### 下巻 暗号解読ではないが、類似のものとして古代文字の解読が取り上げられている(古代エジプトのヒエログリフ、古代ギリシャの線文字B)。また、誰も理解できない言語を操るアメリカ先住民ナヴァホ族を暗号通信担当として軍に迎え入れたアメリカ軍の話も面白い。 そして、暗号というものが生まれてからずっと付きまとってきた「鍵配送問題」をついに解決した、RSA暗号の話が暗号史におけるクライマックス。 最後の章では、RSA暗号を解読する可能性を持つ量子コンピュータを紹介する一方、量子コンピュータが更なる強固な暗号を生み出す可能性についても触れている。
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マニアックな内容だけど、わかりやすく書いてくれている。暗号ってあまり一般には意識しないけど、実は凄く身近なものだとわかる。
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暗号ってこんなに社会に根ざしているけど、日の目を浴びてない領域ってなかなかないのでは? これからもっと大切になっていくと思うので、自分の情報を守ることに対して、少しは意識を持とうという気持ちになった。 最近はサイバー攻撃もあるので、日本の暗号技術というか、サイバー防衛スキルを高め...
暗号ってこんなに社会に根ざしているけど、日の目を浴びてない領域ってなかなかないのでは? これからもっと大切になっていくと思うので、自分の情報を守ることに対して、少しは意識を持とうという気持ちになった。 最近はサイバー攻撃もあるので、日本の暗号技術というか、サイバー防衛スキルを高めていって欲しい。今はめちゃくちゃ弱いらしいので。
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上巻をだいぶ前に読んで、ようやく下巻読破。仕事で馴染のあるDES、RSA、Diffie-Hellman、PGP等の暗号技術を作り上げた人々の様子はすごく興味深いものだった。暗号技術はいつも政治的な影響を受けていて、そのあたりの戦いも面白く、また恐ろしさを感じる。技術は良きにも悪き...
上巻をだいぶ前に読んで、ようやく下巻読破。仕事で馴染のあるDES、RSA、Diffie-Hellman、PGP等の暗号技術を作り上げた人々の様子はすごく興味深いものだった。暗号技術はいつも政治的な影響を受けていて、そのあたりの戦いも面白く、また恐ろしさを感じる。技術は良きにも悪きにも平等に機会を与え、使うものの道徳観人間性はいつも問われることは、歴史をみても明らか。いろいろ難しくはあるが、テクノロジの進化はどうやったって止められない。だって、やりたいんだもの。 好奇心は止められんよ。 #技術論のところは、正直厳しかった、読み飛ばしてしまいました。ごめんなさい。
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