1,800円以上の注文で送料無料

右翼と左翼 の商品レビュー

3.7

86件のお客様レビュー

  1. 5つ

    17

  2. 4つ

    30

  3. 3つ

    26

  4. 2つ

    8

  5. 1つ

    0

レビューを投稿

2012/01/05

・右翼,左翼にあたる思想は時代とともに入れ替わっている ・共産主義は独裁,虐殺を生み,資本主義は必ずしも敗者に貧困を強いないことから,「セカイ系」としての右翼,左翼思想は廃れた. ・もはや右翼,左翼は記号である.  -左翼には思想の進歩が見られず,手段が目的となってしまっている....

・右翼,左翼にあたる思想は時代とともに入れ替わっている ・共産主義は独裁,虐殺を生み,資本主義は必ずしも敗者に貧困を強いないことから,「セカイ系」としての右翼,左翼思想は廃れた. ・もはや右翼,左翼は記号である.  -左翼には思想の進歩が見られず,手段が目的となってしまっている.  例)日教組 ・右,左の軸は今や多次元であり,定義が難しい. ・宗教原理主義と民族主義が新たな「セカイ系」となる?

Posted byブクログ

2011/12/06

ある程度の平等と自由が確保された現在、イデオロギーとしての「右」・「左」は複雑で多面的になりその方向性を見失ってく[m:80]結局複雑にからみあってわかりづらいものだと思うのですが、右と左ってそもそも何なんだろうという疑問にある程度答えてくれる著だと思います[m:66]

Posted byブクログ

2011/11/10

八木に借りた本、右翼と左翼とはなぜできてどのような考えで今の時代の立ち位置を結構フラットな立場から教えてくれる。 理系の僕でもわかりやすく読めた

Posted byブクログ

2011/10/18

近代史では歴史上常に、極左・体制内右派・体制内左派・極右という4分割された集団がおり、時代とともに入れ替わっているという説明は、分かりやすかった。 もう一点、「平和」「人権」を重視する今の日本の「左」イメージは万国共通ではなく、日本固有のものだということも、目から鱗だった。 つ...

近代史では歴史上常に、極左・体制内右派・体制内左派・極右という4分割された集団がおり、時代とともに入れ替わっているという説明は、分かりやすかった。 もう一点、「平和」「人権」を重視する今の日本の「左」イメージは万国共通ではなく、日本固有のものだということも、目から鱗だった。 つまり、今の「右寄り」「左寄り」のイメージも、時代や国が変われば変わっていくのである。 今、「中道」の考えを持っているつもりでも、いつの間にか、大勢から見たらどちらか寄りになってたりするのだろう。 Mr.Childrenの「タガタメ」という歌に、 「右の人 左の人 ふとした場所できっと繋がってるから 片一方を裁けないよな 僕らは連鎖する生き物だよ」 という歌詞がある。 立場・イデオロギーの違いを受け入れ、お互いの意見を聴くことが大事なのだろう。

Posted byブクログ

2011/12/28

「右翼、左翼」という言葉をよく耳にするが、その定義がいまいち理解できていないのでこれを読んでみた。右左の意味からその歴史まで詳しく書かれている。特に戦後から現代にかけての日本の右左の歴史や意味を知れたのはよかった。 ただ一度読んだだけでは、なかなか理解するのも難しい。

Posted byブクログ

2011/09/19

そもそも「右翼」「左翼」とは何か、という、おそらく多くの人が抱くであろう疑問に平易に答えている。その内容的実態は非常に可変的であるということがわかる。

Posted byブクログ

2011/09/16
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

右と左、右翼と左翼って何となく分かる。でも良く分からん。保守と革新なんて言葉も聞くけど左右とどう関係するのか。左右って何を指標にした軸なのか?何で日本では右翼は街宣車で、左翼は組合活動ぐらいしかイメージできないのか。日本共産党は革命する気があるのかいな。などなど。格差社会の到来や民主党政権の誕生で右だとか左だとかが喧しく議論されますが、実はその違いがよくわからない若者向けの解説書。そもそもフランス革命に由来しする”左右”。その歴史や、その後の近代史の分かりやすい歴史解説書としても面白く読めます。また、日本での現在の右と左はどのような歴史を背景にしているのかについて、明治以降の近代日本史を振り返るのにとても本書は役立つと思う。ヘーゲルとかマルクス主義についてちょっと知りたい人にも良い。右とか左って、要は相対的なものだし、保守が守るものもどんどん変わっていくようです、時代によって。

Posted byブクログ

2011/09/13

左向きは食えない。 かといって、右を向けと言われて簡単に右を向けるほど単純じゃない。 左翼思想と人間嫌いを混同してはいけないのだ。

Posted byブクログ

2011/09/03

佐藤優氏の著作を先に読んでいたので、大体内容も予想できた。が、浅羽氏の見解を知ったことで、右翼と左翼の理解が深まったことは益であった。

Posted byブクログ

2011/08/20
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

「右翼と左翼って何?」というのを、とっても分かりやすく紹介してくれている新書。図説まで入ってます。とても好印象。 最初に、第一部では右翼・左翼の辞書的な意味合いを紹介。 第二部では、フランス革命などを参考に、右翼と左翼が生まれた歴史的ないきさつを紹介。 第三部では、明治維新前後からの日本の右翼・左翼思想の動向を紹介。 「戦後日本は左翼がトスを上げ、右翼が現実的な枠組みで政策を実行した」「日本の左翼は非現実的で、右翼は理念や思想がしっかりしていない」といった解説は凄く分かりやすい。 何より一番印象に残ったのは、日本の右翼も左翼も批判的に突き離すような著者の浅羽さんの表現かな?こういった初学者にも優しい本を書いてくれる人や、既存の価値観に一定の距離を置き、未来志向?な著書は大事かも。

Posted byブクログ