クライマーズ・ハイ の商品レビュー
いろんな考え、正義があるなぁと。読んでいるうちに、息をするのをしばし忘れそうになる。そのグッとくる感じがイイ。
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男臭さ満載。読んでて何度も熱くなった。過去と今の対比によって主人公の人生を俯瞰できたところがよかった。女の出る幕なしってとこが寂しかったけど。厚いけど一気に読める!必読。
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1985年の御巣鷹山の日航機墜落事故。 地元紙の全権デスクとして事故と立ち向かうことになった主人公と、その家族、登山仲間との関係が描かれている。 横山 秀夫氏の作品を読むのは初めて。 その文章力にどんどん引き込まれていく。 横山 秀夫氏は新聞記者出身とのことで、だからこそ詳細な描...
1985年の御巣鷹山の日航機墜落事故。 地元紙の全権デスクとして事故と立ち向かうことになった主人公と、その家族、登山仲間との関係が描かれている。 横山 秀夫氏の作品を読むのは初めて。 その文章力にどんどん引き込まれていく。 横山 秀夫氏は新聞記者出身とのことで、だからこそ詳細な描写ができるのだと思う。 ただ、どうしてこの作品がミステリーなのかは謎。。。
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駆け抜ける。 夢にまででてきた。 寝ても覚めてもクライマーズハイ。 傲慢なようだけど、決していやだとは思わない。ただ一つ腑に落ちなかったとこがある。
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地方新聞記者の主人公悠木和雅が、友人である販売局員の安西耿一郎と難所であり衝立岩に登ろうと約束していた日、未曾有の大事故、日航ジャンボ機が御巣鷹山に墜落した・・。 全権デスクを任された主人公が、人間とは、命とは、仕事とは、家族とは、人生とは、そして新聞とは何なのかにせまっていく様...
地方新聞記者の主人公悠木和雅が、友人である販売局員の安西耿一郎と難所であり衝立岩に登ろうと約束していた日、未曾有の大事故、日航ジャンボ機が御巣鷹山に墜落した・・。 全権デスクを任された主人公が、人間とは、命とは、仕事とは、家族とは、人生とは、そして新聞とは何なのかにせまっていく様が描かれている。元新聞記者で、日航の事故を自らも取材した筆者が18年かけて書ききった傑作。 地方新聞の複雑な人間関係、過去に負い目を感じて生きてきた主人公。現場を踏み、どこか心が壊れてしまった若手記者や、自分の足で登り、その目で掴んできた渾身の現場雑観を、浅ましい上司の嫉妬でつぶされてしまう記者など、登場人物たちが、様々な思いを背負いながら、世界規模の事故と向き合う姿が描かれています。色々な利害関係が渦巻く組織の中で、ある意味一番人間らしい行動や考えを忘れてしまったり、自分が大事にしてきたものを護ろうとする一心で、本当に護らなければならないものをつぶしてしまったり、命の大きさなんて測れないのに、知らず知らずのうちに、差別化をしていたり・・。 NHKでドラマ化もされていましたが、こちらもとてもよかったです。主人公が佐藤浩市さんで、イメージにもぴったりで素晴らしかった。ドラマを見た方も、文章でまたこの作品を味わうと違います。読んでいると、ラストのあたりは手に震えがくるほど、感動しました。日航機事故というノンフィクションを単にドキュメンタリーにせずに小説として扱わなければ、このように感情に訴えることは出来ないと思います。横山さんの強い感情や思いが、文章に焼きついていてこそ、です。そして、話の展開が素晴らしい。大人にしか書けない小説とはこういうものだと思いました。 なによりも、この臨場感。緊迫感。すごかったです、本当に。一気に読んでしまいました。その合間にはさまれる家族との風景。親と思春期の子供との、微妙な間隔。そういうものもまた、リアルでした。
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あの1985年の日航機墜落事故を題材に、群馬県の地方新聞社「北関東新聞」に勤める遊軍記者・悠木和雅の活躍と葛藤を描いた作品。 主人公である悠木だけではなく、新聞社に勤めるそれぞれの記者、事件に直面した警察官、記者をささえる妻や子ども。それぞれが圧倒的な存在感で迫ってきます。主...
あの1985年の日航機墜落事故を題材に、群馬県の地方新聞社「北関東新聞」に勤める遊軍記者・悠木和雅の活躍と葛藤を描いた作品。 主人公である悠木だけではなく、新聞社に勤めるそれぞれの記者、事件に直面した警察官、記者をささえる妻や子ども。それぞれが圧倒的な存在感で迫ってきます。主人公の仕事への葛藤や、巧くつきあえない息子との関係など普遍的なテーマでありながら、退屈することなく最後まで息を止めたようなぐっと来た気持ちで読み終えました。 上毛新聞の新聞記者として実際に事件に直面したであろう著者が、実在の事件をちゃかすわけでもなく、小説家として作品として昇華させて力作だと思います。
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かなり良かった。日航機事故時の新聞社の緊迫感、新聞社の裏事情的なもの、すれちがう親子と向き合う親子...。 短編集「真相」では閉まりの悪さが感じられたけど、「クライマーズ・ハイ」はとても清々しい閉まりになっていて、しっかり完結してます。 自分が父になってから読みたい、父に読ませた...
かなり良かった。日航機事故時の新聞社の緊迫感、新聞社の裏事情的なもの、すれちがう親子と向き合う親子...。 短編集「真相」では閉まりの悪さが感じられたけど、「クライマーズ・ハイ」はとても清々しい閉まりになっていて、しっかり完結してます。 自分が父になってから読みたい、父に読ませたいと思うような1冊だった。
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新聞社内での葛藤など読み応えバッチリ! 印象に残ったのが新聞社に新聞を取りにきた市民と主人公のシーン。
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航空機事故報道にあたり硬い緊張感、仕事中の男。長男との接し方に悩む湿った緊張感、家庭での男。それらを背負って山に挑む今の男。それら過去をもうひとつ、別の形であったかもしれない姿で現す遺児。過去を振り返らない人生もあるかもしれない。振り返ることを嫌うヒトもいる。でも躓いても立ち止ま...
航空機事故報道にあたり硬い緊張感、仕事中の男。長男との接し方に悩む湿った緊張感、家庭での男。それらを背負って山に挑む今の男。それら過去をもうひとつ、別の形であったかもしれない姿で現す遺児。過去を振り返らない人生もあるかもしれない。振り返ることを嫌うヒトもいる。でも躓いても立ち止まっても、そのときに懸命に最良の道を求めていたなら、前を向いて歩き続けていても、振り返ることの出来る人生が残る、のだと思う。
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前から読みたいと思っていた一冊。 400ページを超える長編なのに緊張感が持続してすばらしい作品だった。 ん〜今まで読んだ中でベスト10に入るぐらいの本。 読書の楽しさを教えてもらいました。。 もっと横山秀夫の作品、読んでみよ〜っと。
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