クライマーズ・ハイ の商品レビュー
かなり良かった。日航機事故時の新聞社の緊迫感、新聞社の裏事情的なもの、すれちがう親子と向き合う親子...。 短編集「真相」では閉まりの悪さが感じられたけど、「クライマーズ・ハイ」はとても清々しい閉まりになっていて、しっかり完結してます。 自分が父になってから読みたい、父に読ませた...
かなり良かった。日航機事故時の新聞社の緊迫感、新聞社の裏事情的なもの、すれちがう親子と向き合う親子...。 短編集「真相」では閉まりの悪さが感じられたけど、「クライマーズ・ハイ」はとても清々しい閉まりになっていて、しっかり完結してます。 自分が父になってから読みたい、父に読ませたいと思うような1冊だった。
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新聞社内での葛藤など読み応えバッチリ! 印象に残ったのが新聞社に新聞を取りにきた市民と主人公のシーン。
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航空機事故報道にあたり硬い緊張感、仕事中の男。長男との接し方に悩む湿った緊張感、家庭での男。それらを背負って山に挑む今の男。それら過去をもうひとつ、別の形であったかもしれない姿で現す遺児。過去を振り返らない人生もあるかもしれない。振り返ることを嫌うヒトもいる。でも躓いても立ち止ま...
航空機事故報道にあたり硬い緊張感、仕事中の男。長男との接し方に悩む湿った緊張感、家庭での男。それらを背負って山に挑む今の男。それら過去をもうひとつ、別の形であったかもしれない姿で現す遺児。過去を振り返らない人生もあるかもしれない。振り返ることを嫌うヒトもいる。でも躓いても立ち止まっても、そのときに懸命に最良の道を求めていたなら、前を向いて歩き続けていても、振り返ることの出来る人生が残る、のだと思う。
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前から読みたいと思っていた一冊。 400ページを超える長編なのに緊張感が持続してすばらしい作品だった。 ん〜今まで読んだ中でベスト10に入るぐらいの本。 読書の楽しさを教えてもらいました。。 もっと横山秀夫の作品、読んでみよ〜っと。
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日航機事故と事故に翻弄される地元新聞社の人々を描いた作品。 大惨事の中で個々人のプライドやら、人間関係のしがらみやら、仕事や家族に対する想い、 ありとあらゆるものが絡み合う。 何度も涙が出そうになって、 ぐっとこらえた。 働くこと、生きること、家族のこと、 ちょ...
日航機事故と事故に翻弄される地元新聞社の人々を描いた作品。 大惨事の中で個々人のプライドやら、人間関係のしがらみやら、仕事や家族に対する想い、 ありとあらゆるものが絡み合う。 何度も涙が出そうになって、 ぐっとこらえた。 働くこと、生きること、家族のこと、 ちょっと振り返ってみようと思います。 まあ、そんな難しいこと考えんでも掛け値なしに面白い!!!!ビバ横山秀夫!!
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地方紙の御巣鷹山の日航機事故報道の全権デスクについた主人公。すごい臨場感!新聞記者ってこういう仕事なんだぁ・・・。
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日航機墜落という未曾有の大事故をめぐって、翻弄され拒絶され何も出来なかった新聞記者の物語、なんだけど、熱い。決して通勤列車では読まないように。 個人的にも、1985年は、今までの人生の中で特に印象の強い年。いろんな記憶が重なって、とっても心に沁みる読書になりました。
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NHKのドラマを先に見て、ものすごく良かったので読んだ作品。 男の仕事の世界をこれでもか!という濃さで見せてくれる。手に汗握ります。
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著者自身が元新聞記者と言うだけあって、文章に臨場感が溢れている。登山のクライマーズハイを仕事とリンクさせているところが、胡散臭くも感動を誘いました。
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先が気になってどんどんページをめくって、一気に読んだ。面白かった。御巣鷹山の事故がすごかったんだっていう衝撃ももちろんあったけれど、それ以上にひとりの男の人の生き方とか考え方とか、社会人としてとか、新聞記者という職業とか、真実とか、それを伝えるということとか、そういうことを考えさ...
先が気になってどんどんページをめくって、一気に読んだ。面白かった。御巣鷹山の事故がすごかったんだっていう衝撃ももちろんあったけれど、それ以上にひとりの男の人の生き方とか考え方とか、社会人としてとか、新聞記者という職業とか、真実とか、それを伝えるということとか、そういうことを考えさせられた。 (06/10/10)
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