1,800円以上の注文で送料無料

たそがれ清兵衛 の商品レビュー

3.8

140件のお客様レビュー

  1. 5つ

    25

  2. 4つ

    58

  3. 3つ

    33

  4. 2つ

    8

  5. 1つ

    2

レビューを投稿

短編集

たそがれ清兵衛、うらなり与右衛門、ごますり甚内、ど忘れ万六、だんまり弥助、かが泣き半平、日和見与次郎、祝い人助六 武家物短編集。みな剣客。

いけだ

「たそがれ」「うらな…

「たそがれ」「うらなり」「ごますり」「だんまり」「かが泣き」など癖のある武士の心温まる短編。「ど忘れ万六」は秀逸でした。物忘れが激しくなた舅が勝気な嫁の悩み解決のため立ち上がる。オチがよかったです。

文庫OFF

「隠し剣」と似たよう…

「隠し剣」と似たような構成の短編。一般的にはダメ男なのだが、実は・・・。「隠し剣」と違い、ダメっぷりと剣の冴えのギャップがある分、面白くなっていると思う。かなりお奨め。

文庫OFF

映画を見て読んでみま…

映画を見て読んでみましたが、原作もハマりました。普段はおとなしい清兵衛がいざと言う時に見せる実力は読んでいてかっこいいと思いました。

文庫OFF

非常に庶民的な侍達、…

非常に庶民的な侍達、しかし「能ある鷹は爪を隠す」的ヒーロー達が一瞬活躍する時代小説集。なかなか痛快。文章は情感たっぷりでしみじみと深い。映画はこの短編集の2,3を合わせたストーリー展開みたいですね。

文庫OFF

表題作は、下城の太鼓…

表題作は、下城の太鼓が鳴るといち早く仕事を片付け家路を急ぐ清兵衛。寝たきりの妻を看病するためである。「たそがれ」という軽蔑を含んだ渾名の由来である。ところが名前のイメージとは逆に彼が剣の達人だったことから、風采の上がらぬ下級武士が上意討ちの役目を押付けられてしまう。これが小説の縦...

表題作は、下城の太鼓が鳴るといち早く仕事を片付け家路を急ぐ清兵衛。寝たきりの妻を看病するためである。「たそがれ」という軽蔑を含んだ渾名の由来である。ところが名前のイメージとは逆に彼が剣の達人だったことから、風采の上がらぬ下級武士が上意討ちの役目を押付けられてしまう。これが小説の縦糸。横糸は清兵衛と妻女の互いを労わる情愛に満ちた関係が描写される。作者の得意とするところであり、最後がいい。病癒えて家路を戻る場面。『道がぬかるんでいるところがあったので、清兵衛は妻女の手をとって、その場所を渡した。小春日和の青白

文庫OFF

普段はあなどりを受け…

普段はあなどりを受け嘲笑を誘い風貌も冴えない下級藩士だが、静かに家族を愛し、一命ある時には真の勇者であることが知れる。映画化された表題作ほか人間の価値を問う、埋もれた剣客達の短編全8編。

文庫OFF

無能だと思われていた…

無能だと思われていた人物が実は!?という展開が好きなら読むべし。淡々と人を斬らねばならない時代背景が恐ろしくもあり、常に妻の心配をしている清兵衛に不思議な魅力を感じる。

文庫OFF

たとえ、いまは風采上…

たとえ、いまは風采上がらずとも、いずれ劣らぬ剣客たちのアンソロジー

文庫OFF

一癖あってどうしよう…

一癖あってどうしようもない性格なのだが、剣に関して腕は一流の人たちの短編小説。時代物といって始めは避けていたがかなり読みやすい。感動もありでとても楽しめる。

文庫OFF