お縫い子テルミー の商品レビュー
ABARE・DAIKOは友人に劣等感を感じながらも自分にも誇れる所を、と行動できる主人公が素敵。 世間体とか劣等感とかそんなの気にしなくていいし、「他人の家でうんこしたっていい」んだと思えた。
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お縫い子テルミー、ABARE・DAICOの2作で構成されている。 お縫い子テルミーの感想を書かれている方が多いように見受けられますが、ABARE・DAICOの方が個人的に好きでした! 恵まれない環境の中、劣等感を持って生きる12歳の誠二が成長していく様子が描かれている。 エピ...
お縫い子テルミー、ABARE・DAICOの2作で構成されている。 お縫い子テルミーの感想を書かれている方が多いように見受けられますが、ABARE・DAICOの方が個人的に好きでした! 恵まれない環境の中、劣等感を持って生きる12歳の誠二が成長していく様子が描かれている。 エピソードが斬新で面白く、様々な経験を通して強く逞しくなっていく姿に感動した!
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可愛いのに、穴があるみたいにぽっかり虚無感がある文章。可愛い、テルミーちゃんも誠二も偉いよ。自立しようとか思わなくても、自分で自分の肩をつけようとしてるから。
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美しい表紙。 どちらの作品も惹きこまれるように読了。 個性的で素敵な人物ばかり。会話かけあいが素敵すぎる。 布探しをするテルミー、探してしまいそう。 映画化したらいいのにな。
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特に思うところも無いけれど、なんとなく好き。 別に何も残さないけど、そこが良かった。 個人的には、栗田さんの作品を、文学的な評価とか考える対象、みたいなものに分類してほしくないとさえ思った。
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タイトルの『お縫い子テルミー』と『ABARE・DAICO』の中編2作が収まっています。 ジャケ買いだったのだけれど、すっきりとした読み味で良かった~。 会話のテンポが独特なような、自然なような。 何かに一生懸命な人っていいよなぁ。 「夏休み」にお勧めな一冊です。
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特に印象に残らなかった。 面白く無くはないがだからといって何か思うこともない。 嫌いじゃないし好きでもない。 どっちでもいいといったらあまりに失礼だろうか。
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多くの人が指摘しているようですが、確かに表題作は主人公の設定を生かし切れていない。ただ何かがある感じで、次を期待したい空気がある。 が本作のもう一つの収録作、次の『オテル モル』と世への発表の時間の経過と合わせて残念なことに。 継続って大変やなぁ、そして読者は無責任やなぁ。
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幼少時より定住を持たず、義務教育も受けていないテルミ。女装の歌手に叶わぬ恋をし、彼の為に素敵な服を作評価されたのが始まり。 職業:流しのお縫い子。 設定が面白い。
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「住み込みの縫い子」という設定は面白かったのだが、その設定があまり生かされていない気がする。 同じ設定で連作短編集にしてくれれば楽しめたのかもしれない。
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