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蛇にピアス の商品レビュー

3.2

472件のお客様レビュー

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    52

  2. 4つ

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  3. 3つ

    162

  4. 2つ

    77

  5. 1つ

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2024/05/24

短いし読みやすい。知らない世界のことだから面白かった。ピアスって小さい数字になる方が大きい穴になるんだなー。

Posted byブクログ

2024/04/23

タトゥーやピアスに関しては無知だったが、この本を通して知ることが出来たが、痛みを想像すると苦虫を噛み潰したような表情になる。 アマから逃れられなかった事の苦しみから解放されたことによって、シバに対して怒りが湧かなかったのだろうか。何が「大丈夫」何だろうか。「限りなく透明に近いブ...

タトゥーやピアスに関しては無知だったが、この本を通して知ることが出来たが、痛みを想像すると苦虫を噛み潰したような表情になる。 アマから逃れられなかった事の苦しみから解放されたことによって、シバに対して怒りが湧かなかったのだろうか。何が「大丈夫」何だろうか。「限りなく透明に近いブルー」を思い出した作品。

Posted byブクログ

2024/03/30

池袋新宿渋谷にいる10代ー20代前半の男女って、同年代なはずなのに生きる世界線が違うとずっと感じていた。 個人的には私はそういう自分と違う世界線、価値観で生きてる人が面白くてそして憧れもあって形から入る経験を幾度かしてきた。渋ハロにも行ったことあるし平成から令和に変わるあの瞬間だ...

池袋新宿渋谷にいる10代ー20代前半の男女って、同年代なはずなのに生きる世界線が違うとずっと感じていた。 個人的には私はそういう自分と違う世界線、価値観で生きてる人が面白くてそして憧れもあって形から入る経験を幾度かしてきた。渋ハロにも行ったことあるし平成から令和に変わるあの瞬間だって渋谷スクランブル交差点で騒ぐ若者の1ピースになってみたりした。イベントが好きってのもあるけれどそう言う人たちの一部となることが根がインキャで考えしいな私が陽キャになれる手段だった。そして同時に私は間違いなくデフォルトで陽キャとして生きる側の人間じゃないことを確認した。その証拠に今だって仕事に支障が出るのを恐れて明日の遊びの誘いを断ってしまったばかりだ。 ルイたちに出逢いながら私は渋ハロや池袋東口の繁華街、西口のホテル街、新宿は歌舞伎町一番街を目にした時の記憶を浮かべていた。欲望に素直になり、感情のままに生きたら今頃お酒と男とセックスのことを考えて生きていたのかもしれない、タトゥーだって腕か腰にでもあったかもしれない。けれど事実私は今、コーヒーを片手にスーツを着て東京のオフィス街をひとり生きている。ルイ達のほうがハメを外すことができない私よりずっと強くてたくましく人間として格上にしか思えず何よりのうのうと日々ものを食べる食欲があることが恥ずかしくなった。気づけば太ももの付け根にまで鳥肌が立つほど肌寒かったのに上着を着るのを2時間も我慢していた。

Posted byブクログ

2024/07/31

本当に面白い。文字を読んでるだけなのに自分の体が痛くなってくる。この手の作品は『限りなく透明に近いブルー』との二大巨頭。

Posted byブクログ

2024/02/25

高校生ぐらいの頃に初めて読んだものを改めて再読。 文章量・文体ともにやっぱり読みやすいです。 割と直接的な表現・描写が多いので苦手な人は途中離脱しそうだなとも思います。 結局スプリットタンは完成しなかったんだっけ?記憶違いか?となりました。

Posted byブクログ

2024/02/24

映画のファンなんだけど余裕で小説の方がおもろかった、でも映画も見てくれ井浦新さんがどエロくて最高なんだァ。結末がぐちゃぐちゃぐちゃっとされて闇に葬られるのが好きで、後引く気持ち悪さがクセになる。現実世界も白黒はっきりつかないモヤモヤとしたものの連鎖でここまで繋がってきたものだし。...

映画のファンなんだけど余裕で小説の方がおもろかった、でも映画も見てくれ井浦新さんがどエロくて最高なんだァ。結末がぐちゃぐちゃぐちゃっとされて闇に葬られるのが好きで、後引く気持ち悪さがクセになる。現実世界も白黒はっきりつかないモヤモヤとしたものの連鎖でここまで繋がってきたものだし。シバとアマとルイの一人ひとりのキャラが確立してて愛おしく思えるの、文字だけなのに十二分に表現されてて、こりや作者が天才だと思いましたわ。読書って文字の並びから想像させてくれる映像や音や匂いのパターンが無限大だから大好きだわ、、、と改めて思ったね。

Posted byブクログ

2024/02/15

とても衝撃的な読書体験だった… 言葉にできないような衝撃をくらったし、圧倒された… 登場人物の気持ちはあまり共感できないものばかりだったし、ピアスの穴を開ける描写も読むのが少し辛かったけど、なんか心が揺さぶられてあっという間に読み終わってしまった。 これを19歳で書いて、しかもデ...

とても衝撃的な読書体験だった… 言葉にできないような衝撃をくらったし、圧倒された… 登場人物の気持ちはあまり共感できないものばかりだったし、ピアスの穴を開ける描写も読むのが少し辛かったけど、なんか心が揺さぶられてあっという間に読み終わってしまった。 これを19歳で書いて、しかもデビュー作なのすごいなと思うけど、19歳だからこそ書けたんだよな…とも思った。(2023.10.)

Posted byブクログ

2024/02/10

こういう右脳優位な書はあまりにも少ない。理性と本能はセットでしょ?矛盾が孕むという真実、それを理詰めで書いたら消えてしまう。この作品は、そのまま瞬間冷凍して保存されている。世の中の全ての物事に対して、真摯だ。

Posted byブクログ

2024/02/10

誰かに縛られないと、痛み苦しみを感じていないと生きているって感じられないルイは、他人から見たら不幸かもしれない。 でも私も生きてるって感じる時って苦しい時が多いかも。嫌なことはすぐ思い浮かぶけど、嬉しいことがすぐに思い浮かばない。 嬉しいことはすぐ消えちゃうから、どうしたら大事に...

誰かに縛られないと、痛み苦しみを感じていないと生きているって感じられないルイは、他人から見たら不幸かもしれない。 でも私も生きてるって感じる時って苦しい時が多いかも。嫌なことはすぐ思い浮かぶけど、嬉しいことがすぐに思い浮かばない。 嬉しいことはすぐ消えちゃうから、どうしたら大事にできるんだろう?

Posted byブクログ

2024/02/09

元々映画化されているのは知ってたくらい。 映画のエンディングに大好きなCharaが使われていると聞き、どうせなら久しぶりの小説をと思い読んだ。 主人公の虚無感というか破滅願望を見ていると、学生時代付き合っていた人が言っていた「たまに厭世的なモードになる」の意味をようやく理解した...

元々映画化されているのは知ってたくらい。 映画のエンディングに大好きなCharaが使われていると聞き、どうせなら久しぶりの小説をと思い読んだ。 主人公の虚無感というか破滅願望を見ていると、学生時代付き合っていた人が言っていた「たまに厭世的なモードになる」の意味をようやく理解した気がした。 読み終わった後にCharaのきえるを聴くと、じんわりした気持ちになりそれが1日続いた。

Posted byブクログ