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雨月物語 改訂版 現代語訳付き の商品レビュー

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35件のお客様レビュー

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2013/02/18

崇徳院と豊臣秀次が好きで興味を持って読んでみました。 個人的には「白峯」と「菊花の約」が好きです。 解説は色々と難しかったので細かいことは気にしないww

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2012/05/12

前半に現代文(冒頭で簡潔にあらすじを紹介してある)、後半に原文、というかたちで収録されている。 現代語の方がすらすら読めるだろうが、やはりどうしても原文のもつ不気味さ、妖艶さは劣ってしまう。 したがって、まず最初はぜひとも原文で読むことをおすすめしたい。 『源氏物語』など平安...

前半に現代文(冒頭で簡潔にあらすじを紹介してある)、後半に原文、というかたちで収録されている。 現代語の方がすらすら読めるだろうが、やはりどうしても原文のもつ不気味さ、妖艶さは劣ってしまう。 したがって、まず最初はぜひとも原文で読むことをおすすめしたい。 『源氏物語』など平安時代の作品を原文で読むことと較べれば、この『雨月物語』は圧倒的に読みやすい。 しかも脚注がかなり詳しいので、おそらくさほどの困難を感じずとも原文で読めるのではないかと思う。 また、そのように読みながら意味が取りにくいような箇所だけ、前に載っている現代語訳を参照されると良いだろう。 全九作品のうち、 不気味といえば「吉備津の釜」 そこに妖艶さを加えるなら「蛇性の淫」 切ないのは「菊花の約」 そこに不気味さを加えたら「青頭巾」 この四作品はとりわけ面白かった。 「菊花の約」なんかはベタな話なのに、思わずほろり。

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2011/10/21

ホラーというか怪談ものということしか 知識はありませんでした…。 短編集だということも初めて知った愚か者です…。 古典というものはやはり人を惹きつけるものを 持っているので、長年愛されているのだな~と 読みながら感心しました。 愛欲に溺れる豊雄の話が一番夢中になりました。 ...

ホラーというか怪談ものということしか 知識はありませんでした…。 短編集だということも初めて知った愚か者です…。 古典というものはやはり人を惹きつけるものを 持っているので、長年愛されているのだな~と 読みながら感心しました。 愛欲に溺れる豊雄の話が一番夢中になりました。 名作、いろいろ読んでみよっかな~。

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2011/09/05

古文の原文に必死に食らいついてなんとか読了。 怪奇文学としての雰囲気を出すうえでは、現代の文よりも古文の方が圧倒的に上だと感じたので、現代語訳だけでなく原文の方でもぜひこの話を味わってほしいです。 おススメは『吉備津の釜』収録されている話の中では一番おどろおどろしく恐ろしい… ...

古文の原文に必死に食らいついてなんとか読了。 怪奇文学としての雰囲気を出すうえでは、現代の文よりも古文の方が圧倒的に上だと感じたので、現代語訳だけでなく原文の方でもぜひこの話を味わってほしいです。 おススメは『吉備津の釜』収録されている話の中では一番おどろおどろしく恐ろしい… 現代の文で書かれたホラーとはまた違った味わいのある恐ろしさです。

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2015/04/17

いま読んでもおもしろい怪談 「羅貫中は「水滸伝」を著わして、そのために子孫三代にわたって唖の児が生まれ、紫式部は「源氏物語」を著わして、一度は地獄にまでおちたが、・・・」の「序」から何となく怖い怪談集。 落語にもある「吉備津の釜」、中上健次の「軽蔑」のもとになったといわれている...

いま読んでもおもしろい怪談 「羅貫中は「水滸伝」を著わして、そのために子孫三代にわたって唖の児が生まれ、紫式部は「源氏物語」を著わして、一度は地獄にまでおちたが、・・・」の「序」から何となく怖い怪談集。 落語にもある「吉備津の釜」、中上健次の「軽蔑」のもとになったといわれている「邪淫の性」、中国の物語を翻案した「菊花の約」など、主に中国ものを題材とした怪談が多い。私は、怖いというより、物語としておもしろかった。 熊野、奈良、千葉、岡山、滋賀などの神社やお寺もいろいろでてきて、そういう面もおもしろかった。 倹約家で有名な人物と、お金の精がお金について問答する「貧福論」という風変わりなお話があるのだけど、その中で少し戦国武将論議がある。その中で信長より信玄、謙信の方が評価が高いのに、どうでもいいことなんだけど、ちょっと興味がひかれた。

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2011/09/08

巷に跋扈する異界の者たちを呼び寄せる深い闇の世界を、卓越した筆致をもって描ききった秋成の本格怪異小説の数々。 崇徳院が眠る白峯の御陵を訪ねた西行法師の前に現れたその人は(白峯)。 男同士の真の友情は互いの危機において試された(菊花の約)。 戦乱の世に7年もの間、家を留守にした男が...

巷に跋扈する異界の者たちを呼び寄せる深い闇の世界を、卓越した筆致をもって描ききった秋成の本格怪異小説の数々。 崇徳院が眠る白峯の御陵を訪ねた西行法師の前に現れたその人は(白峯)。 男同士の真の友情は互いの危機において試された(菊花の約)。 戦乱の世に7年もの間、家を留守にした男が故郷に帰って見たものは(浅茅が宿)。 男が出会った世にも美しい女の正体は蛇であった(蛇性の婬)など、珠玉の全九編。 貴志さんの『ISOLA』を読み、雨月物語の中の『吉備津の釜』が気になり読んでみました。

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2011/03/01

吉備津の釜は怖い^q^ 蛇性の婬は個人的に好きです。 異類婚姻譚の一つですが真女児がいじらしくていい。結婚してくれ

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2011/07/17

(現代語訳しか読んでませんが)原文、注釈、現代語訳と揃っていて、何より原文と現代語訳がそれぞれ独立しているのが読みやすくていいですね。他にも代表的な古典作品がこのシリーズで出ているみたいなので、また読んでみたい。一口で言えば怪談物なのだけれど、なかなか面白い。特に「貧福論」などは...

(現代語訳しか読んでませんが)原文、注釈、現代語訳と揃っていて、何より原文と現代語訳がそれぞれ独立しているのが読みやすくていいですね。他にも代表的な古典作品がこのシリーズで出ているみたいなので、また読んでみたい。一口で言えば怪談物なのだけれど、なかなか面白い。特に「貧福論」などは金が好きで何が悪い!という態度に妙に斬新味を感じてしまった。

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2010/08/08

原文が後半、訳文が前半にあります。切り離してしまっているところに編者の工夫があります。臆することなく原文に飛びこみましょう。注を頼りに、秋成のリズム感を愉しみましょう。訳文の冒頭にはあらすじがあります。なかなかよくできているので、それをヒントにするのもよいでしょう。解説はいまいち...

原文が後半、訳文が前半にあります。切り離してしまっているところに編者の工夫があります。臆することなく原文に飛びこみましょう。注を頼りに、秋成のリズム感を愉しみましょう。訳文の冒頭にはあらすじがあります。なかなかよくできているので、それをヒントにするのもよいでしょう。解説はいまいちです…。

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2010/08/04

はじめてまともに読んだ古典。注釈を見つつ食らいついた。 幻想的な雰囲気を出すという点では、現代日本語は古語には敵わないなぁと思った。 無骨にして優雅、淫靡にして純粋。 何百年たっても強烈に匂いたつんものは消えないんだな、これが。

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