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ハゴロモ の商品レビュー

3.9

271件のお客様レビュー

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2014/07/09

素直に読み進めることのできるお話。よしもと作品に流れる「淡々とした雰囲気」を久しぶりに堪能。 淡い色彩の中でたまに見え隠れする甘くはない部分も。

Posted byブクログ

2014/06/21

羽衣を奪われた天女は空へ帰れなくなり、男の妻となり人間界で暮らす。 18歳で愛人関係という「ハゴロモ」を手にしたほたるは売れっ子カメラマンの彼に与えられた都内のマンション暮らし。8年間続いた関係は彼からの一方的な決断で終わり、「ハゴロモ」を失った彼女はふるさとに帰ることにした。 ...

羽衣を奪われた天女は空へ帰れなくなり、男の妻となり人間界で暮らす。 18歳で愛人関係という「ハゴロモ」を手にしたほたるは売れっ子カメラマンの彼に与えられた都内のマンション暮らし。8年間続いた関係は彼からの一方的な決断で終わり、「ハゴロモ」を失った彼女はふるさとに帰ることにした。 大きな川の流れるその町で、これまでに失ったもの、忘れていた大切な何かを取り戻すまでの再生の物語。 それぞれ大切な誰かを失った人たちが、寂しさや後悔を乗り越えて、べつの誰かに優しい気持ちを向ける。 ばななさんらしい優しいおとぎ話。

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2014/06/18

急がないこと。 単にそれをすること。 ○別の考えに触れたときの感じは、やっぱりいつでも衝撃的で、自分の世界が広がっていく気がするから。 ・素敵で面倒くさい結婚記念日 ・待ってくれる人々

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2014/04/27

お母さんがいなくなって、お父さんと二人暮らしになったこと、大失恋をしてしばらく腑抜けになっていたことなど、共感できるところがたくさんあって、それでもいいんだと思えて、途中で安心して涙が出た。

Posted byブクログ

2014/04/13

川も流れれば時も流れて。鴨長明も人生を川の流れに例えて一ところに留まることもない、と例えていたけれども留まらないからこそいいのかもしれない。優しい物語だった。

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2014/03/31

読むとなんだかほっと出来るお話。あとがきにもあったが、どうにもほっと出来ない時に読むと心にしみる一冊。

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2013/10/26

なんども繰り返し読む本 夜中のちょうちん 川の流れ 人のこころ ふれあい こころの治癒の過程をみるようです

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2013/08/02

失恋したばかりの人が読むのはつらい。でも、そうじゃないのであればおすすめ。友達や、もとの恋人に思うこと、ありがたさ、邪魔さ、怖さ、嬉しさ、幸せさ。人の生きるあいだに起こる普通の、でも深みのあることたち。

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2013/07/30

ばななさんの言葉の流れは、とても身体に染み渡る。皮膚から侵入してきたその粒は、毛細血管のなかへと染み入り身体を支配し出す感じ。川とそれに引き寄せられて生活している〝ほたる〟の描写がとってもよかった。 このひとの文章には、本当に人を惑わす力がある気がしてなりません。

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2013/07/10

登場人物や街の雰囲気、設定にとても引き込まれた ばななさんは、これをおとぎ話のようなものだと想う、と語っているけれど、 出会いと別れ、環境を変えたり、家族と向き合ったりすることはみんな必ず経験することだから、 きっととても気持ちを重ね合わせられる作品なのではないだろうか。 ...

登場人物や街の雰囲気、設定にとても引き込まれた ばななさんは、これをおとぎ話のようなものだと想う、と語っているけれど、 出会いと別れ、環境を変えたり、家族と向き合ったりすることはみんな必ず経験することだから、 きっととても気持ちを重ね合わせられる作品なのではないだろうか。 もう・・どうしようもない・・・ そんな霧に包まれているときに 同時に羽衣にも包まれているのだと想う 人の想い、優しさは目に見えるものばかりではないから。

Posted byブクログ