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重力ピエロ の商品レビュー

3.9

2479件のお客様レビュー

  1. 5つ

    672

  2. 4つ

    860

  3. 3つ

    623

  4. 2つ

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  5. 1つ

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2023/06/16

すごい本。おもしろかった。一気にハラハラドキドキという本ではない。登場人物に魅了される。ほんとに読書っておもしろくて、ためになって、素敵だなーって思わせてくれる本だった。 「人は目に見えるもので簡単に騙される。一番大事なものは目に見えない」外見にだまされない。 「意味を考えると物...

すごい本。おもしろかった。一気にハラハラドキドキという本ではない。登場人物に魅了される。ほんとに読書っておもしろくて、ためになって、素敵だなーって思わせてくれる本だった。 「人は目に見えるもので簡単に騙される。一番大事なものは目に見えない」外見にだまされない。 「意味を考えると物事は複雑になってしまう。結果だけを見ればいい」 「ローランド・カーク」読書は自分の知らないことを教えてくれる。いままで何年も生きてきたのにローランド・カークは知らなかった。この本を読んでてそういう名前を知りYou Tubeで曲を聞いてみた…すごい気持ちいい音!なんでいままで知らなかったんだろー!…これが読書のいいところだ。 そう、それこそ読書に意味なんかない。意味なんか考えちゃいけない。ただ読む、その結果何かを知る、その結果その分かしこくなる、その結果人生は楽しくなる…それが読書

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2023/06/12

重力ピエロとは、 呪いを背負った者の重力を軽くすること。 終始、兄弟愛とユーモアに溢れていてよかった。 ピエロは笑って飛んでいく。 来年の春にまた読もうかな。

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2023/06/07

10年前、思春期の苦しい時代に読んで救われた。 自分にとってこの作品こそがピエロだった。 不安、悲しみ、罪悪感、負の感情は重力の様に日々を生きる私たちにまとわりつく。 『楽しそうにしていれば重力は消える』 『あんなに楽しそうにしてるんだからあのピエロは落ちない』 重力に取り...

10年前、思春期の苦しい時代に読んで救われた。 自分にとってこの作品こそがピエロだった。 不安、悲しみ、罪悪感、負の感情は重力の様に日々を生きる私たちにまとわりつく。 『楽しそうにしていれば重力は消える』 『あんなに楽しそうにしてるんだからあのピエロは落ちない』 重力に取り憑かれた誰かの為にピエロになれる人間になりたいと思わされる作品。

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2023/12/06

ミステリー小説とされているけれど、単純なミステリーではなくて、ハートフルな家族愛な内容かと思ったけれど、それだけではなくて。 大切な人を、ちゃんと大切にしたいなあ、大切だよって伝わっているといいなあと思った作品。 伊坂幸太郎さんの作品を読むと、感情や情景を表す言葉の引き出しが...

ミステリー小説とされているけれど、単純なミステリーではなくて、ハートフルな家族愛な内容かと思ったけれど、それだけではなくて。 大切な人を、ちゃんと大切にしたいなあ、大切だよって伝わっているといいなあと思った作品。 伊坂幸太郎さんの作品を読むと、感情や情景を表す言葉の引き出しがぱんっぱんに溢れるような気持ちになる!

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2023/06/01

映画公開だった頃以来の再読←何年前笑 素敵な家族の物語にほっこり。 でも抱える問題は大きいのにあまりそう感じない。 伏線回収もさすが‼️ 最初と最後の一文が好きです

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2023/05/30
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

泉水 春の兄弟の話 二人は最強で、仲良くて、良い。 弟の春は血が繋がっていない、レイプで出来た子。 はじまってすぐこの事実が出てきて、また重たい話だなって思った。 でも遺伝子、放火事件、春の怪しい行動、春のストーカーの夏子が絡んでどんどんストーリーが展開していいっておもしろかった。 ユーガはフーガみたいで、仲の良い兄弟の話は好きだった。

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2023/05/29

良かった。 途中からは、読むのがとまらずにどんどん展開に引き込まれていき、どんでん返し。 小説は面白い、と久しぶりに感じた。

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2023/05/28

家族の絆を強く感じる作品だった。相変わらず伊坂幸太郎作品は読みやすいです。今回は驚くほどのオチはないですが、和泉と春、そして父に黒澤、夏子と良いキャラのオンパレードでした。

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2023/05/25

兄弟間で交わされる会話がテンポが良く洒脱なものだと評価するか、不自然でかっこよく見せたいと評価するかでこの作品を楽しめるか決まる。あいにく、私は後者だった。正直なところ弟がそんなにレイプ犯に執着する理由がわからなかった。父親が違うというだけで特に何の問題もなく過ごしてきたでないか...

兄弟間で交わされる会話がテンポが良く洒脱なものだと評価するか、不自然でかっこよく見せたいと評価するかでこの作品を楽しめるか決まる。あいにく、私は後者だった。正直なところ弟がそんなにレイプ犯に執着する理由がわからなかった。父親が違うというだけで特に何の問題もなく過ごしてきたでないか。結局レイプ犯にはあんな仕打ちをしてしまうし、逆に自分の首を絞めている気がする。最後の締め方はおしゃれでした。

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2023/05/22

初めて読んだ伊坂幸太郎さんの作品。 私は先に結末を知ってから読み進めるのが好きなので、本書はとてもあっていた。序盤に犯人は検討つき、ネットでネタバレで答え合わせしてから読み進めた。そこから登場人物の挿話から真相への辿り着くのが感動的だった。『春』が出生の秘密を知ってからの毎日を想...

初めて読んだ伊坂幸太郎さんの作品。 私は先に結末を知ってから読み進めるのが好きなので、本書はとてもあっていた。序盤に犯人は検討つき、ネットでネタバレで答え合わせしてから読み進めた。そこから登場人物の挿話から真相への辿り着くのが感動的だった。『春』が出生の秘密を知ってからの毎日を想像するとゾッとしたが、兄も同じように苦悩の日々を送り、違う方法で同じ答えを出す。そして父は、2人とも自分にそっくりだと言う。この一言で兄弟が救われるのを感じた。 とても面白かったが、伊坂幸太郎さんの作品はまた少し時間を置いてから読もうと思う。

Posted byブクログ