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煌夜祭 の商品レビュー

4.3

64件のお客様レビュー

  1. 5つ

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2016/03/25

面白かった! こういう「おはなし」の雰囲気好きだし、ベタなファンタジーの要素もとても好き。最後に全部つながる構成もすばらしい。 ただ、…まあこれは自分の記憶力の問題だけど、島の名前や登場人物の名前がいまいちちゃんと記憶できていなかったせいで、最後のカタルシスを味わい損ねた感がある...

面白かった! こういう「おはなし」の雰囲気好きだし、ベタなファンタジーの要素もとても好き。最後に全部つながる構成もすばらしい。 ただ、…まあこれは自分の記憶力の問題だけど、島の名前や登場人物の名前がいまいちちゃんと記憶できていなかったせいで、最後のカタルシスを味わい損ねた感がある。いや、「つながる」こと自体は予想できていたんだけども、「じゃあ君の正体は…!え?あれ?違う?えーと、てことは…んん?やっぱ違う?あれ?」と脳内映像がこんがらがったまま読み終えてしまった…。カタカナは苦手…というかやはり記憶力の問題だな、うん。

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2015/11/22

自分がとにかく押してる構成の妙の一冊 大人から子供まで楽しめるが、少しシリアス系 とにかく構成!本当に素晴らしい あえて表紙絵があるイラスト版をおすすめします この作者の本は他に夢の上、慣れてきたら八百万の神に問うをおすすめします

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2015/08/10

物語の構成は新鮮的で、世界観や雰囲気の醸成も魅力的で、強いて言えば、叙述トリックによった錯乱は少し抜けないな

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2015/05/25

何か、相性あんま良くなかった気がする。 周回する島々や、魔物という生き物、語り部の存在、 忌むべき魔物が人を食べて、その思いや記憶を語り継いでいく、とかすんごい素敵!好み!!なはずなんだけど、とにかく登場人物とか島の名前が覚えられなかったのだ……。 聞き慣れないカタカナの名前...

何か、相性あんま良くなかった気がする。 周回する島々や、魔物という生き物、語り部の存在、 忌むべき魔物が人を食べて、その思いや記憶を語り継いでいく、とかすんごい素敵!好み!!なはずなんだけど、とにかく登場人物とか島の名前が覚えられなかったのだ……。 聞き慣れないカタカナの名前、本っ当覚えるの苦手で。 しかも作者さんがミスリードさせようとしているのか、似たような背景を持つ魔物さんや語り部さんが出てきて更に混乱し、作者さんの意図と関係ない方向にミスリードし、恐らく今作で一番の見せ場であるトーテンコフの正体が明らかになるシーンでも、「ああ、うん」くらいの感想しか持てなかった……。 世界観とかすごく好きだったんだけどなー。 メモしながら読めば良かったかなあ。

Posted byブクログ

2015/02/20

再読。 やはり、素晴らしい。 魔物が生まれる意味。食べること。苦しみ。 もう、大好きすぎて! 本当に、たくさん読まれて欲しい話です。大好きです。 こんな小説が書けたらいいのに。

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2015/02/06

感想はブログにて。 http://croco.blog14.fc2.com/blog-entry-252.html

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2014/06/10

ファンタジーなので、その世界観と馴染のない名前に戸惑ったけど読みやすい文章なので、読み進めることができた。 語り部が話す話の内容が微妙に繋がっていき、この話に出てくる○○は、あの話に出て来た○○で、と確認しながら読んで、最後全部が繋がった時はすっきりとした。 人間にしか見えないの...

ファンタジーなので、その世界観と馴染のない名前に戸惑ったけど読みやすい文章なので、読み進めることができた。 語り部が話す話の内容が微妙に繋がっていき、この話に出てくる○○は、あの話に出て来た○○で、と確認しながら読んで、最後全部が繋がった時はすっきりとした。 人間にしか見えないのに、人間じゃない、そして人を食べてしまう魔物と人とのかかわりが切なかった。

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2013/06/27

面白かった! 世界観が読んでいるうちにわかってくるのも良いし、短編が最後に繋がっていくのも良い 最後まで読んで、確認のためにもう一度さらっと読むと、あーなるほどと思う。 文庫の方には、書き下ろしが追加されているらしいので、そっちも読んでみたい。

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2013/05/11

十八諸島では時おり魔物が生まれ、冬至の夜に人を喰らう。 けれど物語を聞いている間は魔物も人を襲わない。 だから冬至の夜には島主の館で煌夜祭が開かれ、 語り部達が集い朝まで物語を語り合う。 これは語り部の話を集めた短編集だと思って読み始めた。 けれど散りばめられた伏線を回収し始めた...

十八諸島では時おり魔物が生まれ、冬至の夜に人を喰らう。 けれど物語を聞いている間は魔物も人を襲わない。 だから冬至の夜には島主の館で煌夜祭が開かれ、 語り部達が集い朝まで物語を語り合う。 これは語り部の話を集めた短編集だと思って読み始めた。 けれど散りばめられた伏線を回収し始めた辺りで気付く。 あれ?この話に出てくる人って・・・あの人?と・・・ 疑問は確信になり、そして一つに収束され あの景色を目の前にした時、涙出そうになりました。 悲しくて切なくて愛しい物語

Posted byブクログ

2013/01/28
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

冬至の夜には魔物が出るという。 魔物は人を食うが、語り部が夜通し語る話に耳を傾けている間は大丈夫。 だから、話をしよう。語り継ごう。途切れぬように。 最初の話や、その次の話などは世界観を表現するための、本筋とはあまり関係ない話かと思っていたら、どの話にもしっかり意味があった。 最後にそれが束ねられたときの、満足感。すごかった。 ファンタジーでラブストーリー。

Posted byブクログ